プリムラ・ウィンティーの育て方…多年草?一年草?夏越しについても

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プリムラマラコイデス・ウィンティーの基礎データ

プリムラマラコイデス・ウィンティー
科名
サクラソウ科
属名
プリムラ属
耐寒
0度〜5度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
プリムラマラコイデス・ウィンティーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ウィンティーの特徴は?

ウィンティーはサントリーが開発販売しているサクラソウ科プリムラ属マラコイデスの園芸品種。ライムグリーン、ピーチ、ローズ、サクラといった色違いの品種があり、サクラは白からピンク、ピーチはピンクから黄色に色が変化する。晩秋・冬に流通して、この時期に植え付けて、主に春に開花します。非常に花付きがよく、こぼれるように開花してくれます。

冬に流通するのですが、寒さに強いというほどでもなく、霜に当たると一発では枯れなくても、弱ってしまうので軒下など寒さに当たらない場所で管理するといいです。

中でもピンクが人気で高価。一年草扱いだと思うと価格がキツいかもしれない。
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ウィンティーは多年草か?一年草か?

プリムラ・マラコイデス・ウィンティーは本来は多年草。でも、暑さには弱く、4月〜5月あたりに雨に当たってむれて萎れてしまいます。夏までには枯れる一年草扱いと考えてください。

しかし、モコモコと花をつける様子に多くのガーデナーは「来年も育てる!」って言いますね。

それでも夏越ししたいなら

どーしても夏越ししたい、って人もいるので、夏越しのテクニックをまとめておきます。

夏の暑さには弱いので5月になったら、風通しの良い日陰に移動させ、水やりを控え、切り戻して、葉っぱをむしって風通しよくしますが、それでも、なかなか難しい。日光には当てないため、水を吸い上げる力が落ちるので、水やりが少し多くなっただけで腐るのに、水が切れると枯れるというかなり繊細な水やりが必要になります。

と、ここまでしても、6月の梅雨で雨に当てたわけじゃないのに大体溶けてしまいます。6月に枯れるんなら8月を越せる確率は相当低いです。温暖化もありますしね。暖地は不可能、中間地ではほぼ不可、寒冷地でなら夏越しできますが、それでも確率は低いようです。

根まで腐らなければ秋には芽吹くので、諦めずに管理するといいですが、まぁ、なかなかですね。もしも、夏越しに成功したら9月に土を少し落として植え替えましょう。

人によっては、室内管理にして、クーラーをかけ、植物用LEDで栽培するらしいです。いや、これはどう考えても買い直した方が…

夏越しは無理でもタネで

夏越しはできないですが、別の方法で栽培を継続できます。

採種・育苗です。

開花後、花を摘まないでいると、非常に細かい種子ができます。この種子を採取して、10月になり20度以下になったらピートバンに種まきをしていると、発芽します。

ウィンティーのような園芸品種が種子をつけても親株の性質を受け継ぐとは限らないのですが、なぜか、ちゃんと親株と同じような花が咲きます。何代か繰り返すとさすがに性質が消えていきますが、夏越しではない方法もあると、知っておくといいですよ。

植え替え・植え付け

時期・頻度

晩秋〜冬に苗が流通するので、これを植え付けます。一年草扱いなので、植え替えることはないです。

用土

ホームセンターや園芸店で販売している一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。安い土は使わないようにしましょう。使うなら自己責任で。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。

鉢植えの植え付け手順は?

株が大きく、花がたくさん開花するので8号前後の鉢に1苗を植えます。寄せ植えにすることもできますが、その時はできるだけ大きな鉢に植えるようにしないと密生して不恰好になりますよ。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

庭植えの手順は?

庭土を深さ30cmほど掘り返し、腐葉土か堆肥を元の土に対して2割〜3割を入れ、化成肥料を規定量入れて、よく混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。

株間は30cm〜40cm空けます。

水やり

鉢植えであれば、土が乾いたら、鉢底から出るくらいにしっかりと水をやります。通常の水やりでいいです。庭植えであれば、根が広がったら自然に降る雨だけでいいです。

気温の上昇とともに株の成長する速度が早く、鉢植えだと水やりが追いつかないことがあるので様子を見て水やりをしましょう。

肥料

開花する時期に液体肥料を1週間に一回やります。もしくは1ヶ月に一回、化成肥料をやります。特に気温が上昇する3月以降によく開花して肥料を消費するので、この時期に途切れないようにします。肥料が切れると花が少なくなり、ウィンティーの良さがなくなっちゃいます。

管理場所

室内の日当たりや半日陰でも開花するほど、よく開花する性質ですが、日光が多いほど開花は多くなります。できるだけ戸外の日当たりで管理します。

冬の管理場所・越冬

冬は雪や霜の当たらない場所で管理します。霜に当たると枯れないまでもかなり弱り、何回か当たると縮こまって傷んで枯れてしまいます。軒下で管理するか、室内の日当たりで管理します。土が凍結すると枯れるので、凍結しないところで管理しましょう。

病害虫

灰色カビ病アブラムシ、軟腐病などが発生します。

害虫の問題は大抵春の高温時期に発生します。
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