クリプタンサスの育て方…どこで買ったらいい?水切れ対策に腰水を
目次
クリプタンサスの特徴は?水やり…見た目より水を欲しがります肥料植え替え・植え付け管理場所枯葉を取る病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- クリプタンサス
- 科名
- パイナップル科
- 属名
- クリプタンサス属
- 学名
- Cryptanthus
- 別名
- アーススター
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 冬は室内 夏は外
- 難易度
- 上級者向け
スポンサーリンク
クリプタンサスの特徴は?
クリプタンサスは
パイナップル科の
多年草。ブラジルの森の中のジメジメした
腐葉土の場所に自生しています。
少し厚い葉っぱを四方へと伸ばしていますが、そこまで大型ではないので室内で管理するのに適した
観葉植物です。いろんな品種があります。
クリプタンサスは成長が遅い。特に小さな株は成長が遅くて、変化が小さい。でも、そういうものなんですよ。
クリプタンサスは株が充実すると春から秋に開花するんですが、花は地味なの主ではなく、葉っぱを鑑賞する…とされるんですが、種類によっては結構綺麗です。花が咲いた後は新芽というか子株が出てきて、それが何個が出たあとは開花株は枯れてしまいます。この子株を新たに植え付けて新株とし、更新していきましょう。
草丈20cm
どこで買ったらいい?
なかなかのマイナー植物で、
ホームセンターなどでは見かけない。専門店ってほとんどないので、欲しい場合はネットショップで購入しましょう。
スポンサーリンク
水やり…見た目より水を欲しがります
エクメアや
グズマニアや
ネオレゲリアに近いのですが、あちらは筒に水をためるタンクブロメリアなのに対してクリプタンサスは通常の植物と同じように土に根を張って水を吸い上げます。
植え込み材料(
水苔など)が乾いていたら、水をしっかりとやります。鉢の底から水が出るくらいにしっかりとです。
ミズゴケが完全に乾燥すると水をはじくので、その場合は鉢ごと水をはったバケツに沈めて吸水します。
見た目より水を欲しがる性質で、特に夏は水切れしやすいので気をつけましょう。
あと、湿度の高い環境を好むので、スプレーで水をかけて(
葉水)をして湿度を維持するようにします。
水切れ注意…腰水で対策を
生育時期に水が切れると調子を崩すというか、いじけて成長が止まってしまうので、水切れは避けましょう。
面倒なら夏は腰水にするのもいいです。腰水は水を貯める器を用意して、クリプタンサスの鉢の3分の1から半分の高さまで水を貯めるようにする。そんな深い器じゃなくても受け皿でもいいです。ただ、腰水にした場合は水が腐りやすいので、毎日水を入れ替える必要がありますし、ミズゴケが腐りやすいので、毎年植え替えをしましょう。
冬の水やり
冬は
水やりを控えます。室温が15度以上を維持できるんなら、春から秋と同じ水やりでもいいですが、10度以下になるなら水やりを控えます。水やりを控えることでクリプタンサスは寒さにも強くなります。
肥料
気温が20度以上になる4月〜10月に液体
肥料を水の代わりに2週か3週に一回の頻度でやるか、一ヶ月に一回、化成肥料を説明書の量だけ施肥します。
クリプタンサスは意外と肥料を好み、肥料があるとよく生育します。様子を見て施肥の頻度を増やすとバンバン生育します。
植え替え・植え付け
時期・頻度
気温が20度以上の春から秋なら、クリプタンサスの植え替えができます。ミズゴケで植えるとミズゴケが腐って黒くなり、放置していると
病気の元になるので、劣化していたら全てのミズゴケを取り除いて植え直しましょう。
特に水やりで腰水にしている場合は一年で確実に腐ってしまうので、毎年植え替えをします。
用土
ミズゴケだけで根を包んで植えます。
ピートモス7
赤玉土3を配合したものを利用することもあるんですが、ミズゴケが便利です。
植え替えの手順は?
前の日にミズゴケを水につけて吸水しておきます。余ったミズゴケは天日干しして乾燥させて、また袋に戻せばまた使えますよ。
古い鉢からクリプタンサスの株を取り出し、全てのミズゴケを取り除きます。洗い流していいです。その根を新しいミズゴケで根本を包んで、そこにミズゴケをちょい足しちょい足しして突っ込む
鉢の大きさに合わせていき、鉢に突っ込みます。鉢は植え替え前と同じ大きさの鉢でいいです。
これで完成です。
根本を少量のミズゴケで包んで、他は
日向土にするってのもあり。日向土は赤玉土よりも経年劣化しにくく、株の根本の少量のミズゴケを入れ替えれば済むので、色々と便利。
子株を仕立てる
開花後に新芽というか子株がニョキニョキとクリプタンサスから出てきます。そのまま放置して親株が枯れるまで待って、枯れたら切り離して上記の
植え替えの手順で植えます。
ちなみに親株が枯れる前に、子株を3cm〜4cmくらいの大きさで切って、鉢にどんどん植えていくと、残りの力を振り絞って親株がどんどん新芽を出してくれて、いくらでも株が増えます。
管理場所
春・夏・秋
春と秋だけは戸外の日当たりで日光に当てて、夏は遮光、冬は室内で管理します。もしくは春〜夏〜秋はずっと
半日陰か、日光を50%ほど遮光します。特に梅雨以降〜夏は遮光した方がいいです。でも、あんまりに日当たりが悪いと葉色が抜けてしまいますので調節してください。
室内の窓辺でクリプタンサスを日光に当てていると日光に向かって株が伸びて、バランスが悪くなるのでときどき向きを変えるといいですよ。
越冬
水やりを控えることで5度くらいまで耐えるので、室内管理すれば越冬は十分可能。
それより色抜けがが問題。
葉っぱの色は低温で抜けやすい。寒いところで管理すると1日で色が鈍くなるくらいにテキメンに抜けます。晩秋に室内に取り入れ忘れただけで色が抜けます。冬もできるだけ暖かいところで管理しましょう。クリプタンサスって生育が遅く、変化が鈍いので春になって気温が上がって、日光に当ててもなかなか抜けた色が戻らないんです。とはいえ、寒さ(5度〜8度くらい?)に当たらないで越冬は難しい環境なら、毎年、緑色に戻るものだと割り切ってしまいましょう。
ちなみに4月以降に徐々に戻りますよ。
もしくは温室を設置して低温を避けるといいです。
枯葉を取る
葉っぱが枯れたら、取り除きましょう。葉水・腰水をするため、放置していると腐って病気の元になりかねないです。
病害虫
カイガラムシが発生したら、歯ブラシやカイガラムシ用ブラシで落とします。それでは追いつかない場合は、薬剤を使います。
スポンサーリンク
関連記事
パイナップル科