プレクトランサス・モナラベンダーの育て方

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プレクトランサス・モナラベンダー
目次
プレクトランサス・モナラベンダーの特徴は?
水やり
肥料
植えかえ
挿木
管理場所・日当たり
短日植物です
病害虫
関連記事
学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
プレクトランサス・モナラベンダー
科名
シソ科
属名
プレクトランサス属
学名
Plectranthus cv.Mona Lavender
別名
ケープエンジェル
水やり
水控え目
場所
冬は室内 夏は外
難易度
中級者向け
プレクトランサス・モナラベンダーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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プレクトランサス・モナラベンダーの特徴は?

プレクトランサス・モナラベンダーはシソ科プレクトランサス園芸品種…ケープエンジェルと同じもの。おそらくモナラベンダーは流通名(商品名)ではないかなと思います。落ち着いた紫の葉裏と、サルビアに似た独特の雰囲気の紫の花を咲かせるので、好きな人は好きなタイプの植物。多年草で常緑。

濃い色合いの葉っぱに、紫の斑入りの花。ガーデニングで育てる植物の中では独特の雰囲気があります。その雰囲気のために、「育て方が難しいのではないか?」と敬遠する人もいますが、冬に室内に取り込めば、翌年も楽しむことのできる多年草植物です。

暖地では戸外で越冬可能。育てた人によると名古屋でも軒下なら戸外で越冬したという話もあります。夏越しに関しても、蒸れに弱いといっても、他の高温多湿に弱いとされるモノに比べれば耐性があり、風通しの良い場所で管理さえすれば夏越しは十分可能です。
草丈50cm

特徴・由来・伝承

プレクトランサスの一種です。プレクトランサスは南アフリカに自生する植物。モナラベンダーはケープ州カーステンボッシュ植物園で作り出されました。ケープエンジェルという品種名が本来。成長が早いこと、木のようになること、花に紫の斑が入っていることが特徴です。
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水やり

土が乾いてから水をやります。土が濡れている間に水をやると根が腐って枯れることがあります。水をやるときは、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやり、受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。

土が乾いてから水をやります。「土が乾いてから…」というのがあくまで基本で、温度の上昇にあわせて水やり頻度を上げていきます。-

夏は半日陰か日陰で管理します。鉢植えだと毎日朝と夕方二回水をやります。昼に水をやると水が沸騰して根を傷めるので、避けましょう。蒸れて傷むようであれば水やりを控えます。

気温の低下に合わせて水やりの頻度を少なくしていきます。10度で生育が止まるので、20度あたりから徐々に頻度を減らしていきましょう。

室内で管理します。気温が下がり…10度になると、生育が鈍くなっていて、水を吸い上げる力が弱くなっていますので、土が乾いてから二日か三日経って水をやります。

水やりの頻度が多いと根腐れしてしまいます。冬は環境(暖房で空気が乾燥、日当たり具合にもよるなど)にもよりますので、あくまで目安と考えて下さい。

よくわからない場合は、土壌水分計で計測してから水やりをするといいです。
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肥料

春から秋の開花しているときに液体肥料を10日に一回。緩効性化成肥料を一ヶ月に一回やるといいです。肥料がなくても開花はしますが、肥料があった方が開花しやすく、また株も健康になります。

ただし、肥料が多いと徒長するので、様子を見て量を減らしたり、施肥をストップしてください。
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植えかえ

時期

植え替え適期は春(5月)前後です。鉢植えは根詰まりしないように2年に一回植え替えをしましょう。

用土

市販されている「花と野菜の土」で植え付けをします。もしくは赤玉土腐葉土4を混ぜて使います。

鉢植え

植え替えの時に地上部を半分ほど剪定します。剪定するのは根の負担を減らし、回復を早めるためです。

また、植え替えるときは、土をほぐしてから植えましょう。土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢に植えてもいいですし、土を落とさないでひとまわり大きな鉢に植えてもいいです。可能ならば、土を落とさないで、ひとまわり大きな鉢に植えましょう。

鉢底の穴に鉢底ネット(鉢底網)を敷いて、その上に鉢底石(軽石)を入れ、鉢底石(軽石)の上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。

挿木

5月から9月あたりの生育時期であれば挿木で増やすことも可能です。芽を7cm〜8cmほど切って、下の葉っぱをむしって、赤玉土小玉の綺麗な無菌の用土に刺し、水切れしないように管理すると2週間ほどで発根します。新芽が出て増えるくらいに成長したら、庭植えや鉢植えにします。
●水につけていても発根します。これを土に植えるのもことも可能。ただ、水のなかで発根した根は「水耕栽培用」なので、土に植えてから2週間ほどは水切れしないように、しっかりと水やりをしてください。
●庭植えしたものを挿木で室内に取り込んで越冬させて、春に庭植えすることも可能。

管理場所・日当たり

直射日光は苦手です。強い日差しには葉っぱが焼けてしまいますので、春から秋にかけては半日陰で管理します。

越冬

本来は多年草ですが、寒さに枯れる一年草扱いとされることが多いです。ですが、多少寒さに弱いとはいえ、室内で越冬は十分可能。冬は室内に取り込みます。霜にあたると一発で枯れます。地域によっては軒下で越冬も可能とされています。耐寒温度は5度ですが、出来れば10度以上の室内で管理します。

春になり、最低気温が15度以上になったら戸外で管理します。

短日植物です

短日植物で、日が短いな!とモナラベンダーが感じたら花が咲きやすくなります。外灯の灯りが強く当たると「昼が長い」と考えて、花が咲きづらいです。夜はしっかりと暗いところで管理したほうがいいです。

モナラベンダーが短日植物だからといって5月から9月はまったく開花がないのではなくて開花が鈍いだけ。ただ、開花が多いのは10月11月の秋分の日から1ヶ月ほど経ったあたり。11月以降は寒さで株が弱ってくるので最低気温が10度を切る前にモナラベンダーの鉢は室内に取り込みましょう。
開花の最盛期は9月10月以降で、それ以前にたくさん咲いてる株が店頭に出回りますが、それは短日処理をしているからです。家で管理していると、徐々に花が少なくなります。

病害虫

カイガラムシ

白い硬いものがくっついていたらカイガラムシ。植物の汁を吸って弱らせます。少量であれば歯ブラシやティッシュなどでこそぎ落とします。あまりに多く発生していたら薬剤を散布します。
カイガラムシの生態と駆除法と薬剤の紹介
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ハダニ

小さなダニが汁を吸います。葉っぱの裏に潜んでいて、乾燥を好むので、葉っぱの裏に霧吹きで水をやると予防できます。夏の乾燥時期、冬の暖房によって発生しやすいので、葉っぱの裏に水をかけましょう。
ハダニ
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アブラムシ

汁を吸う虫。発見したら少量であればテデトール。大量であれば薬剤で駆除する。新芽が汁を吸われると生育しなくなりますし、あっというまに増えるため、発見次第駆除しましょう。
アブラムシの生態と防除と薬剤のまとめ
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ヨトウムシ

夜の間に現れて葉っぱを食べる。夜に電灯を持って張り込みすると出会える。もしくは薬剤を散布して駆除します。生態や対応の薬剤については以下のページを参考にしてください。
ヨトウムシ(夜盗虫)
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