ルブスの育て方
目次
ルブスとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定挿木特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ルブス
- 科名
- バラ科
- 学名
- Rubus calycinoides
- 別名
- ルブスクラシック・トキワイチゴ・ナワシロイチゴ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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ルブスとは?
ルブスは
バラ科の耐寒性匍匐性
低木。
キイチゴの仲間で匍匐性で葉の小さい、匍匐性のものをざっくりと「ルブス」と呼んで流通しています。
春に芽吹き、花が咲いて夏に実がなり、秋には紅葉して、冬には落葉します。また春には芽吹きます。開花後に結実しますが、果実は食べられず、鑑賞価値もあまりない。つまり「
観葉植物」です。新芽にトゲがありますので、
剪定などの作業では気をつけてください。
市場に「ルブスクラシック」という名前で出荷されていましたが、これは「昔からあるルブス」くらいの意味だと思います。
流通名は商品名なので、出荷者が自由につけられるからです。
写真のルブスは「ルブス・カリシノイデス」です。もっと色の鮮やかなナワシロイチゴ(Rubus parviflorus)の品種の「サンシャインスプレンダー」もあります。他にも何種か出回っています。カリシノイデスは寒さで紅葉します。紅葉もキレイな観葉植物ですが、寒冷地でないと紅葉はイマイチ。
寄せ植え、鉢植え、庭植えも可能な便利な植物ですが、意外と流通していない。購入するならネットからが無難。
草丈15cm〜20cm
まとめ
●暑さ・寒さに強い。
●夏の直射日光に
葉焼けすることがある。
●
水やりは普通に。土が乾いたら水をやる。庭植えなら雨だけでほぼ大丈夫。
●
肥料はさほど必要ない。
●繁殖力が強く、他の植物を駆逐するかもしれない。庭植えは慎重に。
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水やり
鉢植えの場合、土が乾いていたら水をしっかりとやります。土が濡れているうちは水をやらないようにしてください。若干湿気に弱い傾向がありますが、それでも育てやすい植物です。
庭植えの場合は、根が土に馴染んでしまえば、あとは自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。あまりに乾燥する季節は水をやってください。
肥料
生育期間に液肥を月に二回か三回ほどやり、2月の落葉時期に根本に固形肥料を少し撒きます。ルブスは肥料はあまり必要ではありません。
植え付け・植えかえ
時期
大体、春に苗が出回るのでこれを植えます。生育が始まった直後あたりの春か、秋に植え付けと植え替えをします。
根詰まりしやすいので、毎年植え替えをすることになります。植え替えをする際に、株分けも可能です。適当に分けて、別々の鉢に植え付けてください。
用土
市販されている花と野菜の土で植え付けをします。肥沃な
水捌けのよい土…まぁ、普通の土を好みます。庭植えにする場合、元の土に
腐葉土か
堆肥を2割ほど追加して、化成肥料を入れて混ぜてから植え付けます。
鉢植え
5号〜
6号鉢に1苗を植える。徐々に大きくしていってもいいですし、小さいままでもいいです。鉢底の穴を網で塞いで、その上に
軽石を2cm敷きます。そのうえに
用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後に水をやって完成です。植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落として植えます。株分けも可能です。
庭植え
庭土に腐葉土か堆肥を混ぜて用土を作り、そこにルブスの株を30cmほど空けて植え付けます。地上部を刈り込んでも根が残っていると芽吹くくらいに強い植物なので、庭植えにするのは考えもの。
管理場所・日当たり
日向でも育ちますが、
半日陰でも育ちます。丈夫で地表を覆い、他の植物を邪魔してしまいますので、植えるときは広がり過ぎないように、いずれは引っこ抜く覚悟で植えます。
夏
夏の暑さには強いですが、夏の直射日光には葉焼けすることがあります。できれば半日陰で管理するといいですが、それで枯れるには至らないので、気にしないでもいいです。
冬
寒さに強く特に防寒は必要ないです。寒さにも強いので
初心者向きです。
剪定
根付き、気温が上昇し、日光がしっかりと当たっていると生育がよくなります。横へと広がっていくので、広がりすぎないように剪定し、庭植えなら場合によっては引っこ抜いて繁殖を抑えます。
挿木
3節ほど切って、下葉を取って
水揚げします。水揚げとはコップなどに張った水に30分〜1時間ほど切り口をつけて、水を葉っぱの先まで行き渡らせること。水揚げしなくても発根しますけど、やった方が確率があがります。このさし穂を土に挿して日陰で乾燥しないように管理していると2週間前後で発根します。
発根したら鉢・庭に植え付けます。
特徴・由来・伝承
ルブスはキイチゴの仲間のラズベリや
ブラックベリーの
属名で、そういう意味では総称なのですが、「ルブス」と言った場合は、這って増える葉っぱを楽しむ
カラーリーフプラントのことを挿します。葉に厚みがあって、葉の裏には毛が生えています。
繁殖力旺盛で、横へ横へと増えていくので、
グランドカバーとして植えるガーデナーさんも増えています。花も咲き、小さな
イチゴのような実をつけます。
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