イレシネの育て方
目次
イレシネとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- イレシネ
- 科名
- ヒユ科
- 属名
- イレシネ属
- 学名
- Iresine herbstii
- 別名
- マルバビユ、ケショウビユ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 冬は室内 夏は外
- 難易度
- 中級者向け
スポンサーリンク
イレシネとは?
イレシネは
ヒユ科のアメリカ・オーストラリアなどの熱帯〜温帯に自生する
多年草。花も咲きますが基本的には
観葉植物。
自生地では多年草なのですが、冬の寒さに若干弱く、春から夏のカラリーフとして楽しんだら冬の寒さで枯れる
一年草と割り切った方が気楽です。ですが室内に取り込めば越冬は難しいものでもありません。一年草と考えれば
初心者向きです。
スポンサーリンク
水やり
普通の植物同様に水やりを
乾燥にも多湿にも強い方ではなく、水切れ、過湿ともに注意します。と書くと繊細な育てにくい感じがしますが、普通に水やりをするのであれば問題なく育てられます。土が乾いたら水をやります。土が濡れているうちは水はやらないでください。水をやるときは鉢底から水が染み出す位にしっかりとやります。
冬の水やり
冬の水やりは控えて
生育していない冬は水を吸い上げる勢いが鈍っています。水は土が乾いてから数日たってやる程度に控えます。
肥料
生育期間に肥料を
生育時期に薄い液肥を二週間に一回程度やってください。イレシネは肥料をあまり必要とする植物ではありません。冬は肥料はやらないでください。冬に肥料をやると根を傷めて枯れることもあります。
植え付け・植えかえ
時期
春に植え替え・植え付けを行います。
用土
用土は市販の花と野菜の土(
培養土)か観葉植物の土で行います。培養土には
腐葉土が入っていて、冬に室内に取り込むと匂いがしますから、冬に室内に取り込むならば、観葉植物の土で植え付け・植え替えをしましょう。
庭植えするならば花と野菜の土(培養土)で植えてください。
鉢の植え付け・植え替えの手順
5号鉢に1苗くらいから始めます。鉢の底の穴を網で塞いで、その上に土が流れ出ないようにするための
軽石を2cm敷きます。その上に用土と株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
春に植え替えをします。植え替えの際は古い土を落とし、傷んだ根を切ってから植え替えましょう。
庭植えの手順
植え付けの1週間前に20cmほど掘り返して、腐葉土か
堆肥を元の庭土に対して2割ほど混ぜて、化成肥料を少量足して、用土とします。一週間たって馴染んだら、苗を植えます。苗の間隔は20cm。隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
種まき
霜が降りなくなった5月に種まきをします。種まき用土は
赤玉土単用か
バーミキュライト単用がよいです。ここに
種子をまいて1cmほど用土を被せます。日光が当たると発芽しにくいので、しっかりと土を被せましょう。乾燥しないように日陰で管理していると2週間ほどで発芽します。本葉が4枚になったら鉢や庭に植え付けます。
挿し芽
生育時期の5月〜9月に茎を7cm前後に切って、下葉を落とします。できれば
水揚げをするといいです。バーミキュライト単用か赤玉土小玉単用か、
挿木の用土に挿して、日陰で乾燥しないように管理していると3週間で発根します。発根したら鉢や庭に植え付けます。
挿し芽で増やせるので、春に1株買って、あとは増やすというのも可能。
以下のリンクも参考にどうぞ。
管理場所・日当たり
日当たりを好みます
春から秋までは戸外の日当たりで管理しますが、あまりに真夏の直射日光が強くて
葉焼けするようであれば、
半日陰へと移動させて下さい。もしくは春〜秋の間、ずっと室内の日当たりで管理します。
冬越しさせるならば室内で
霜に当たると枯れてしまいます。耐寒温度は5度と熱帯地方出身の観葉としては寒さに強いのですが、
暖地以外で冬を越すのは難しく、冬は室内に取り込む必要があります。冬は室内の日当たり…窓辺で管理します。出窓など窓の近くは昼は暖かいのですが、寒波が来ると氷点下になることもあるので、寒波が来たら部屋の中央へと移動させてください。
病害虫
炭そ病
斑点が出て黒く変色するカビの仲間。他の植物にも広がりやすいので、発生したら病変箇所を取り除き、殺菌剤を散布する。
アブラムシ
小さな虫で新芽にたかって汁を吸って、変形させてしまう。一旦増えると爆発的に増えるので、発見次第駆除する。前もって
オルトランをまいておくと予防できます。
ハダニ
小さな虫で葉っぱの裏から汁を吸う。乾燥を嫌うため、葉っぱの裏に霧吹きで水をかけてやると予防できます。
特徴・由来・伝承
熱帯性のヒユ科の植物。多年草ですが、耐寒温度が5度と暖地であれば戸外の越冬も出来ますが、一般的には夏に
カラーリーフとして楽しんだら冬には枯れる
一年草扱いとなることが多いです。葉っぱがタマゴ方で丸いことから「マルバビユ」と呼ばれることもあります。
スポンサーリンク
関連記事
ヒユ科