アルテシーマ(アルテシマ)の育て方

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フィカス・アルテシーマ
目次
フィカス・アルテシーマの特徴は?
水やり
肥料
植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
病害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
フィカス・アルテシーマ
科名
クワ科
属名
フィカス属
学名
Ficus altissima
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
フィカス・アルテシーマの植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
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フィカス・アルテシーマの特徴は?

フィカス・アルテシーマ:フィカス・アルテシーマの特徴は?
フィカス・アルテシーマはクワ科フィカス属(イチジク属)の高木のゴムの木の仲間。インドやミャンマーなどの東南アジアの熱帯雨林に自生しています。自生地では30メートルにもなる大きな樹木になります。「バリエガータ」という名前が付いている場合もあります。バリエガタ(バリエガータ)というのは斑入り種によくつく名前です。

従来のゴムの木より、葉っぱの色鮮やかなところが特徴で、室内がパっと明るくなります。インテリアに人気です。非常に稀なんですが100均でも扱っていることがあるので、興味があれば近所の100均をパトロールするといいかも。
樹高自生地では30mになるが、鉢植えなら1m前後に収まります。
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水やり

土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。土が濡れている間は水をやらないように、土が乾燥するまで我慢しましょう。水をやりすぎると根腐れして枯れてしまいます。受け皿にたまった水は捨ててください。

冬の水やり

10度以下になるとフィカス・アルテシーマの生育が悪くなり、水を吸い上げる力が落ちるため、冬は水やりは控えます。土が渇いてから、数日経ってから水をやる程度に抑えます。土の表面が乾いていても、土の中が濡れているからです。

鉢を持ち上げて、重さを覚えておいて、土が軽くなってから水をやるといいです。あまり大きな鉢だと難しいですが、小さな鉢ならばちょくちょく持ち上げて、重さを覚えてください。持ち上げただけで大体の含んだ水の量が分かるようになると、水やりで失敗が無くなります。

もしくは土壌水分計で土の中の水分を測って判断するようにします。便利なものがあるもんです。
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葉水を!

フィカス・アルテシーマは元々空気中の湿度が高い地域の植物で春から秋にかけて葉っぱに葉水をするとよく生育します。葉水は霧吹きで葉っぱに水をかけることです。また、葉水はコナジラミハダニの予防にもなります。葉水をするときは葉っぱの裏にもかけてやりましょう(コナジラミ・ハダニは葉裏に潜むため)。

冬はフィカス・アルテシーマの生育が悪くなるため、土への水を控えないといけないのですが、空気が乾燥していて、土が濡れているのに葉っぱがカサカサということも。そこで土への水やりはそこそこにして葉っぱには霧吹きを掛けてあげます。

また、冷暖房をかけている部屋では乾燥しているため、乾燥対策として葉水をした方がいいです。結局、年間を通して葉水をした方がフィカス・アルテシーマの健康にはよいです。

ちなみに霧吹きのスプレーは百均でも売ってます。室内で管理していると、ホコリが葉っぱにたまります。見た目も悪いので、布かティッシュで拭きます。もしくは、戸外で全体にシャワーで水をかけてやって流してあげます。これも葉水みたいなもんです。

肥料

5月〜9月のフィカス・アルテシーマの生育時期に液体肥料を2週に1回やるか、緩効性化成肥料を一ヶ月に一回やります。肥料がなくても枯れるわけじゃないですが、よく葉っぱが出て色艶もよくなります。

冬は生育していないので、肥料をやると根を傷めてしまうので、肥料をやらないでください。

植えかえ

時期と頻度

二年か三年に一回は植え替えをします。鉢底から根が出ているなら植え替えをしてください。植え替える時期はフィカス・アルテシーマがよく生育する高温時期である5月〜8月あたりです。

用土

培養土には腐葉土が入っています。腐葉土は室内で管理すると匂いがします。観葉植物の土には腐葉土が入っていませんので、これで植え替えをします。出来ればこの観葉植物の土に赤玉土を4割でも混ぜると尚良いです。

鉢植えの植え替え手順

古い鉢から株を取り出し、土を3分の1ほど落として、傷んで変色した根をハサミで切って取り除きます。現在の鉢より1回り大きな鉢を用意します。

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、根をほぐした株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。

鉢の中に発泡スチロールが入っていた場合は、そのまま流用しましょう。これは「水はけをよくして、軽量化するため」に入っていて、冬の水やり過多による根腐れを防ぎます。
参考:鉢の大きさ

管理場所・日当たり

一般的には室内の明るいところで管理します。春・秋・冬は窓の近くで日光に当ててください。

一年中室内で管理していると日光不足になり、株が弱ってしまいます。気温が20度以上になるとフィカス・アルテシーマの生育時期です。できれば春から秋は戸外で管理して、日光に当てると株が元気になって冬越しが少しは容易になります。
フィカス・アルテシーマは本来は強い日光を好みます。日光を浴びると葉っぱの色が鮮やかになります。

購入直後は調子を崩しやすい。これは環境が変わったため。環境が変わると落葉したり、水を吸い上げる力が弱いことがある。特に店舗内に長期間いて日光不足だとなりやすい。そういうときは、水やりを控え、位置を変えずに回復を待ちます。肥料はやらないでください。

夏の葉焼けに注意

真夏の直射日光に当たるとたまに葉焼けすることがあります。その時は半日陰に移動するか、寒冷紗・ヨシズなどで遮光してあげます。もしくは室内で管理する場合は、カーテンで遮光してあげます。

葉焼け部分は回復することはないので、基本的には放置です。
●フィカス・アルテシーマは本来は直射日光には負けないのですが、室内で管理していると弱まってしまいますし、室内で育てているような大きさの株は「幼木」であり、直射日光には弱いものです。夏は葉焼けに注意します。

越冬について

冬は室内で管理します。霜に当たると枯れてしまいます。室内の日当たりで管理します。
室内の暖房がかかってる部屋で管理するのですが、暖房の風はとても乾燥しているため、これが直撃すると枯れてしまいます。直撃しないようにし、乾燥対策として冬は葉水をしましょう。

フィカス・アルテシーマは10度以下で生育が止まります。水やりを控えて、植物内の水分を減らして濃度を上げることで、寒さに強くなり、5度まで耐えるようになります。よって水やりを「土が渇いてから数日経って水をやる程度にする」ようにして、5度以上の場所で管理します。

冷暖房の風に当てない

室内で管理する場合、冷房・暖房の風が当たらないようにします。冷房・暖房の風は乾燥していてこれが直撃すると枯れます。直撃を避ければいいです。直撃を避けて、葉水をして乾燥を予防します。

春に戸外に出す前に日光に慣らす

冬の間、室内で管理していると株が弱ってしまいます。春になり気温が20度以上になってきたら戸外へと出すといいのですが、いきなり出すと日光に負けて葉焼けすることがあります。まずは日陰で1週間、半日陰で一週間ほど置いて徐々に慣らしてから日向に出してください。

剪定

春から秋の生育時期に、邪魔な枝を落としてください。春に剪定すれば、生育時期に取り返して不恰好にならずに済みます。適当に邪魔な枝を切ればいいですが、枝分かれしているところまで、さかのぼってハサミで切るといいです。

フィカス・アルテシマをを傷つけると白い乳液が出てきます。この汁は「ゴム」。ラテックスアレルギーの人はかぶれるので、剪定作業は必ず軍手をしてやりましょう。

曲げることもできる

紐で引っ張るなどして枝を曲げることもできます。でも、紐で引っ張っても思い通りには曲がりにくいので、太い針金を巻きつけて、徐々に曲げていくか、支柱を立てて、そこに紐で括って支柱に沿わせるように曲げる。

ちなみに曲げた部分から新枝が出て来ます。

病害虫

ハダニ・コナジラミ
乾燥すると、ハダニコナジラミが発生します。どちらも葉水で予防出来ますので、霧吹きで水をやってください。

カイガラムシ
カイガラムシは蝋に覆われた虫で、成虫は動かないで、ずっと汁を吸っています。発生したら歯ブラシで削ぎ落としましょう。

炭そ病
炭そ病がたまに見られる。カビが原因の病気。水やりの際の泥はねを防ぐことで発生は抑えられる。土の上にバークや化粧砂を敷くといいです。
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