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皇帝ヒマワリ(ニトベギク)の育て方

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皇帝ヒマワリ
目次
皇帝ヒマワリの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
高さ対策
花後の処理
病気・害虫
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学名などの基礎データ
皇帝ヒマワリの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
皇帝ヒマワリ
科名
キク科
属名
メキシコヒマワリ属
学名
Titonia diversifolia
別名
ニトベギク・ガリバーヒマワリ・帝王ヒマワリ
耐寒
3度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
上級者向け
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皇帝ヒマワリの特徴は?

皇帝ヒマワリ:皇帝ヒマワリの特徴は?
皇帝ヒマワリはメキシコ中南米産のキク科メキシコヒマワリ属の一年草(地域によっては多年草)。皇帝ダリアとは別属別種ですが、性質がよく似ていて、育て方もほぼ同じです。新渡戸稲造が日本に持ち込んだ?とも。

苗を植えたり、昨年の皇帝ヒマワリを霜が下りる前に挿し木(挿し木というか輪切りにして室内で管理)したものを庭植えしてしまえば、後は水やり肥料で簡単に育ちます。しかし、樹高が4メートルに育つこともあり、しかも強風に弱く、霜に当たると一発で枯死して、倒壊することがあるなど、広くて人が通らない場所で育てるなら問題ありませんが、状況によっては人身事故にもなりかねませんので、必ず支柱をするか、大きく育たないように切り戻し摘芯をしっかりと行ってください。
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水やり

庭植え(地植え)の水やり

庭植えにした場合は、自然に降る雨でほぼ大丈夫です。日照りが続くようであれば、葉っぱがしおれるまえに水をやってください。

肥料

庭植え(地植え)の肥料

庭植えの場合は、最初に腐葉土を混ぜ込んでいれば十分。追肥はしなくていい。追肥すると大きくなり、大きくなりすぎる。

鉢植えの肥料

5月から9月の生育時期に液体肥料を二週に一回やるか、緩効性肥料を一ヶ月に一回やる。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

霜に当たると枯れるので霜が降りなくなってから植え付けをします。関東でも五月の第一週に、非常に稀ですが霜が降りることがあるので5月以降にしておきましょう。

鉢植えで越冬ができた場合は、同様に毎年5月に植え替えをします。

用土

鉢植えの場合は用土は市販の花と野菜の土(培養土)か自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。庭植えのときは庭土に腐葉土を3割ほど混ぜて用土とします。

鉢植え

鉢の大きさに合わせて根を張りますので、鉢が小さいと花が咲くまで生育しないこともあるようです。直径30センチの尺鉢と呼ばれるものがあれば十分です。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。

越冬した場合は掘り出して、新しい土で植え直します。

庭植え(地植え)の手順

庭の土があまりに水はけが悪いようであれば、赤玉土や腐葉土・川砂を混ぜて水はけをよくしてから植えます。直径40cm深さ40cmの穴を堀り、掘り出した土に腐葉土を3割ほど追加して用土にします。用土を穴に半分戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。

非常に大きく育ちますので、倒壊の危険を考えて周囲に人が来ない場所に植えるか、支柱をするか、摘芯・切り戻しをして小さく仕立てます。切り戻しは9月以降は花芽が落ちるのでしないでください。

管理場所・日当たり

日光が不足すると花が咲かないこともありますし、真夏の直射日光に一切負けないのも皇帝ヒマワリのメリットです。気にせず日当たりで管理しましょう。

街灯の明かりで花芽が付かない

皇帝ヒマワリは皇帝ダリアと同様に「短日植物」です。短日植物と言うのは、昼の時間が短くなった!と感じると花芽をつける性質の植物です。戸外で普通に育てていれば花はつきます。しかし、皇帝ヒマワリの近くに街灯があった場合………その街灯の光を「日の光」と判断して、「まだ日が長いから花芽をつけるのをやめよう」と花が咲かないことがあります。植えるときは必ず街灯などの人工的な光から離して植えてください。

高さ対策

放置していると高さ3mから4mに育ち、横風で倒れることがあります。そこで摘芯して小さく仕立てるか、支柱を立てて横風対策をします。

摘芯して小さくまとめる

2mくらい…管理できるくらいの大きさになったら成長点(一番背の高い先)を切ってしまう。成長点を切ることで脇枝が伸びて、高さを抑えつつ、花も増えます。

皇帝ヒマワリは枝の先に花芽をつけます。よって9月以降の花芽が付く時期より後に切り戻し・摘芯をすると花芽まで落としてしまいますので9月に入ったら切り戻さないようにしてください。

参考:皇帝ダリアを低く育てるための摘芯の方法

支柱を建てる

支柱を立てて支えます。細い支柱では支え切らないので、竹や鉄柱でヤグラなどを組んで支えます。DIYというよりは、大工に近い作業となります。詳細は皇帝ダリアの支柱の立て方(台風・強風対策)のページを参考にしてください。

花後の処理

霜に当たると株全体がほぼ枯れてしまいます。そうなったら切り倒してしまいます(できればそうなる前に切り倒してしまいましょう)。寒さで枯れて、3m前後のものが倒壊しますので、放置していると通行人に当たって怪我するかも。速攻、切り倒して処分します。

切花として楽しむこともできます。切花にした後にツボミが咲くことはないので、花が開いてから切花にしましょう。

輪切りにして室内で挿し木して越冬するにしても、霜に当たって枯れて処分するにしても、非常に太い茎になりますので、切るにはノコギリが必要です。

植えっぱなしで越冬

皇帝ヒマワリ:植えっぱなしで越冬
皇帝ヒマワリの耐寒温度は3度です。霜に当たると枯れてしまいますが、地域によっては地上部が枯死しても、根が生きていて翌年の春には芽を出します。防寒として株の上にワラや腐葉土でマルチングをしておきます。

室内で栽培して越冬

寒さで完全に枯死する場合は、霜に当たる前に切り倒して、茎を輪切りにして、水ゴケにつけて発根させて室内で越冬させます。

茎は竹のように節になっていて、この節から発根したり新芽が出ますので、茎には2つ以上の節があるようにし、節の一つか二つが水苔に包まれるように植えましょう。あとは室内の日当たりで管理し、ミズゴケが乾いたら水をやって、通常の植物と同じように管理します。

土中に埋めて越冬

もしくは節が二つあるように切って、これを横にして、土中の凍結しない深さに埋めておきます。こうすれば乾燥し切らず、春まで保存ができます。春になったら、掘り出して庭植え・鉢植えにします。

病気・害虫

ほとんど見られない。
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