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ミカニア・デンタータの育て方

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ミカニア・デンタータ
目次
ミカニア・デンタータとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ミカニア・デンタータの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ミカニア・デンタータ
科名
キク科
属名
ミカニア属
学名
Mikania dentata
耐寒
5度
水やり
水を好む
場所
室内
難易度
初心者向け
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ミカニア・デンタータとは?

ミカニア・デンタータはブラジル中央部〜南部に自生するキク科の常緑性のツル性多年草。葉っぱの裏が紫の植物。

ミカニアの特徴は「日陰に強い」こと。通常の植物同様に日陰だと徒長(ひょろ長くなる)してしまいますが、それでも枯れるわけではなく、生育します。かといって日向に弱いということもありません。ただし真夏の直射には葉焼けしますし、暑さで枯れることがありますので、夏は室内や日陰で管理します。

寒さに弱く、冬は室内で管理しなくてはいけません。つまりどうせならば、年間を通して室内で管理するのが良いということです。
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水やり

水やりは土が乾いたら、という一般的な水やりをします。土が乾いているうちは水をやらないようにし、水をやるときは鉢底から水が出てくるくらいにしっかりとやります。大事なのはメリハリで、やるときはガッチリ、やらないときは水をやらないようにします。冬に水を控えますが、それは量ではなく、頻度です。水をやるときは冬でもしっかりとやってください。

ミカニアは水切れすると、シンナリしてしまい、葉っぱが傷んでしまいます。葉っぱを鑑賞するものなのに、葉っぱが傷んでは悲しいです。水が切れないように、注意してください。

葉水を!

乾燥するとハダニが発生します。土への水やりとは別に、霧吹きで水を葉っぱに掛けてあげてください。ハダニは葉っぱの裏に潜んでいるので、葉裏にも水をかけるといいです。

冬は水を控えて

秋以降は水やりを控えて、冬は土が乾いてから数日経って水をやるようにします。冬に水をやりすぎると根が腐ってしまいます。受け皿に水がたまっていたら捨ててください。根腐れの原因と成ります。

肥料

生育時期に一ヶ月に一回に説明書きの容量の半分以下を施肥するか、一ヶ月に1回か2回、通常の2倍に薄めた液体肥料をやります。あまり肥料を必要としている植物ではないので、葉っぱがよく茂っているなら施肥しなくてもいいです。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け・植え替えは生育時期にあたる5月〜9月ならいつでもいいです。鉢植えの場合は毎年か2年に一回植え替えをしましょう。

用土

ミカニアを植える土は「水はけ」が良ければOK。室内で管理する場合は、市販の培養土だと腐葉土が臭ってしまうので、観葉植物の土を利用するとニオイが少なくて済みます。
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鉢植えの植え付け・植え替えの手順は?

最初は6号鉢に1苗を植えます。

鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、用土を少し入れ、苗を置きます。苗の地表が鉢のフチより2cm下になるように調節します。この2cmは水やりの時に水が溜まるウォータースペースです。隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやって完成です。

植え替えの場合は、古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落とし、地上部の邪魔な枝を刈り込んでから植え直します。鉢は以前と同じ大きさの鉢でもいいですし、少し大きな鉢でもいいです。

挿し木も!

暖地夏越しが厳しいかもしれない人は、春(五月・六月)あたりに、挿し木をして保険を掛けておくとよいです。節を二個か三個、あるように脇芽を切って、土に挿しておくと根付きます。葉っぱは3枚か四枚残しておきます。

管理場所・日当たり

日当たりから日陰まで
ミカニア・デンタータは耐陰性があり、少々日陰でも育ちます。といっても、窓が全く無いような部屋では枯れてしまいます。室内で育てる場合は、窓があって光が挿していている部屋で育てて下さい。

戸外の日当たりは……
ミカニアは真夏の直射日光には葉焼けすることがありますし、真冬は寒さで枯れてしまうので、室内で管理しなくてはいけません。耐寒温度は3度から5度ですから、霜の降りない暖地であれば戸外で越冬も可能です。
●耐暑性はあり、35度以上でも枯れない。ただし元気が無くなるので、戸外の日当たりではなく、半日陰や日陰で管理してください。

剪定

枯れ枝や邪魔な枝は剪定して落としてしまいます。時期はいつでもかまいませんが、春にやっておくとその後の生育時期に綺麗な葉っぱが出てきやすいです。

病気・害虫

ハダニやアブラムシカイガラムシが発生します。ハダニは霧吹きで水を掛ける(葉水)で予防できます。葉水は年間を通して行うことで予防できます。カイガラムシ・アブラムシはオルトランを前もってあげておくと良いです。発生してしまったら対応の薬剤で駆除しましょう。

すす病
すす病はハダニやアブラムシなどの害虫の排泄物に発生するカビで著しく美観を損ねます。発生した部分は拭いても取れないので、切除するしかないです。予防法はとにかく害虫の駆除と予防。

特徴・由来・伝承

ミカニアはキク科ミカニア属の植物で、観葉植物として流通しているのは「ミカニア・デンタータ(もしくはテルナータ)」です。感覚としては、シッサスシュガーバインのような感じです。真っ白な花が咲きます。キク科というと舌状花と管状花の集まりと相場が決まっていますが、舌状花が無く、キク科らしからぬ花です。花に鑑賞価値は無いとされますが、大株に育ったミカニアの花はなかなかのもので、葉っぱの渋い色合いに映えます。
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