スカエボラの育て方

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スカエボラの基礎データ

スカエボラ
科名
クサトベラ科
属名
スカボエラ属
学名
Scaevola aemula
別名
末広草
耐寒
0度
水やり
乾かし気味に
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
スカエボラの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

スカエボラ(ブルーファンフラワー)の特徴は?

スカエボラはオーストラリアに自生するクサトベラ科クサトベラ属(スカエボラ属)の日耐寒性常緑多年草。春に植え付け、5月〜11月の長期間開花し、冬になって霜に当たると枯れてしまいます。暖地では越冬する常緑多年草ですが、それ以外の地域では一年草扱い(ただし関東南部では軒下で越冬も可能)。

それでも開花時期が長いことと育てやすいことを考慮すると春から夏のガーデニング材として十分優秀です。ちなみに気温さえあれば、四季咲きです。

園芸品種サンクエールが暑さに強く開花が多いので、人気があり、スカエボラ=サンクエールという印象すらあります。どうせ植えるなら「サンクエール」をどうぞ。

軒下で越冬し、常緑で毎年咲かせる。となると市場に出荷してもビオラペチュニアといったようにコンスタントに売り上げに繋がりません。そのため出荷数が少ないし、売っているのを見かけることは稀です。欲しいなら見つけ次第購入しましょう。もしくはネットショップから。

花言葉

涼しい風を運ぶ人、祝杯をあげる、溢れる可能性、浮気な心

水やり

鉢植えでも庭植えでも、過湿に弱いです。水のやりすぎに注意します。土が乾いていたら水をやります。乾かし気味がコツです。

花に水が掛かると花がしぼみます。水は土に注ぐようにするといいです。

庭植えの水やり

庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。日照りの時や葉っぱがしおれてしまっていたら水をやる程度。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやります。鉢底から水が出るくらいにしっかりとやり、受け皿に水が溜まっていたら、捨ててください。

冬の水やり

スカエボラは冬は生育が鈍くなります。鉢植えの場合は水を控えてください。土が乾いてから数日経って水をやるようにします。水が多いと根腐れします。

土の表面が乾いていても、土の中には水が残っていることがあります(生育が鈍くて、土の中の水を吸い上げていないため)。土の中に割り箸を突っ込んで中の濡れ具合を確認してから水やりをするといいです。もしくは土壌水分計を計測してから判断すると失敗が減ります。
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肥料

長い間たくさん花が咲きますので、肥料が切れると花が止まります。必ず植え付け後は一週間に一回は液肥をやるか、一月に一回は緩効性肥料をやってください。ただ、真夏にあまりの暑さで弱って、開花が止まることがあります。その時は肥料を止めてください。また、冬は生育していないので、肥料をやらないでください。
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植え付け・植えかえ

時期

春(4月〜5月)に植え付けをします。越冬後の植え替えも春にします。鉢植えは毎年春に植え替えをしましょう。

用土

肥沃な土を好みます。植え付けは市販の培養土を利用します。乾燥を好むので、これにパーライトを2割混ぜるとよいです。自作する場合は、赤玉6腐葉土3パーライト1を混ぜたものを使います。
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庭植え

庭植えの場合は、深さ20cm直径30cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割ほど入れ、化成肥料を規定量入れてよく混ぜて用土とします。水はけが悪い場合は、パーライト・川砂・軽石小粒などを適宜入れて、水はけがよくなるように調整します。
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穴に半分ほど用土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。数株植える場合は株間を30cmか40cm空けます。
常緑で、草丈が20cm前後と低いので、グランドカバーにも適しています。暖地の夏に枯れない地域なら、選択肢としてありです。

鉢植え

最初は7号〜8号鉢に1苗を植えます。
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鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
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横に株が広がりますので、ハンギングにして垂れ下がらせると格好が良いです。
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もしも越冬して春に植え替えをするならば、土を3分の1落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。

管理場所・日当たり

日当たりが好ましいですが、半日陰でも花は咲きます。南関東以南では軒下で越冬が可能ということを考えると、軒下で半日陰になる場所に植えると、冬も常緑で春から秋の長期間、青い花を咲かせる優秀なガーデニング材になります。

越冬

霜に当たると枯れます。暖地では戸外で越冬し、毎年花を咲かせる多年草です。その他の地域では一年草と考えてください。

南関東以南では軒下で越冬可能。ただし数年に一度くらいにやってくる強い霜が降りる夜には軒下でも枯れます。

摘芯

株が育ってきたら、ツルの先…成長点を摘んで脇芽を出させます。これを摘芯といいます。葉と花が確実に増えるので、やっておきましょう。

花ガラ摘み

花が終わったら花を摘みましょう。放置していると花ガラが腐って病気の元になったり、種子を作ろうとして次の花が咲きづらくなります。

花が一段落して、花ガラ摘みと摘芯を兼ねて、全体を軽く刈り込んでもいいです。しばらくすると盛り返し、さらに大量に開花します。必ず肥料を追加してください。

梅雨前の切り戻し

スカエオボラはちょっと多湿に弱いので、梅雨前か初夏に地表から半分ほど切り戻しをします。これで風通しを良くし、夏越しさせます。刈り込まなくても夏越しはできますが、風通しを良くしてダメージを減らし、回復を早め、また、摘芯も兼ねているので脇芽が増えて秋以降の花付きが良くなります。

病気・害虫

病気や害虫が発生はするんですが、強い方で、水はけのよい土に植え、日光に当て、肥料をやって健康に栽培してれば、発生しても大事にはいたりません。

最後に…

スカエボラは春から秋まで開花するガーデニング材として優秀です。同時期に開花する植物をまとめているので、以下のページを参考にしてください。
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