クルメツツジ(久留米ツツジ)

科名 | ツツジ科 |
属名 | ツツジ属 |
学名 | Rhododendron Kurume Group |
別名 | 久留米ツツジ |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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クルメツツジの育て方
育てやすく、開花の姿は圧巻。しかも剪定に強く、小さく仕立てられる。スポンサーリンク
水やりと肥料
庭植えにした場合は、日照りにならない限りは、水やりは必要ないです。でも7月8月は乾燥する上に、花芽を作る時期で水を欲しがります。この時期は水切れしないように庭植えでも水やりをしましょう。鉢植えの場合は、水はけの良い土を使う上に、クルメツツジが乾燥に弱い体質なので、水切れが置きやすいです。春と秋は晴れたら水やり、夏は雨が降らない限りは毎日朝夕の二回水やり、冬は土の状態を見て水やりをします。
肥料は油粕
寒肥として油粕+骨粉を二月に。秋にも同様にやります。クルメツツジは根が浅い場所に広がっていて、株元に置くと肥料が根に当たって「肥料焼け」を起こします。株元から離して置いてください。
植え付け・植えかえ・種蒔き

鹿沼土で
ツツジは「酸性土壌」を好みます。土が酸性ではなくなると、土中の栄養を吸収できなくなり枯れてしまいます。そこで土を酸性にするために「鹿沼土」を土に混ぜます。鹿沼土は強酸性です。
鉢植えにする場合はツツジ・サツキ専用培養土が販売しているのでコレを使うのが無難。自作する場合は赤玉土(細粒)、鹿沼土(細粒)、ピートモス、バーミキュライトを4:2:3:1を混ぜてください。
浅く植えてください
クルメツツジは根で呼吸しています。なので株元の土をちょっとはぐると根が見えるくらいが普通です。ここに土を被せても結局根が上へと上がってきます。沢山土を被せると窒息して枯れます。
苗を植えるときは深く植えないようにします。
管理場所・日当たり
日当たりでも半日陰でも基本は日当たりを好みますが、半日陰でも開花します。そうはいっても、さすがに半日陰だと日当たりに比べると花付が悪いです。日当たりがあるならそちらで育てましょう。
真夏の直射日光にはさすがに元気がなくなってしまいますし、鉢植えの場合は水切れがおきやすくなるので、真夏は半日陰で管理します。庭植えにした場合は、枯れるほどではないので、諦めます。
冬の管理
寒さには強いのですが、霜柱で根が持ち上がると根が傷んで枯れることがあるので、冬は防寒のためのマルチングをします。
剪定

ツツジは翌年の花芽を開花後の夏に形成します。ということは5月から6月が、翌年の花に影響しない剪定のチャンスです。剪定は全体を外側から3センチほど、ほとんど丸坊主に刈り込んでもOK。むしろ、しっかり刈り込むことで脇芽が増えて翌年の花芽が増えますし、風通しがよくなって病害虫の予防にもなります。
●6月の下旬には花芽を作り始める。剪定は早めにする。というか、開花が一段落したら、全体を刈り込むくらいの早めの剪定がよい。
特徴・由来・伝承
キリシマツツジ(霧島ツツジ)とサタツツジ(佐田ツツジ)の交配品種。サタツツジが小輪多花でその性質を受け継いでいる。クルメツツジはヒラドツツジと並んで品種改良が多く、花色が多い。花の時期は葉っぱが見えなくなるくらいに開花するのでインパクトがあります。
ツツジで最も流通しているのがオオムラサキツツジ(単にオオムラサキという場合も)ですが、クルメツツジは小輪でオオムラサキツツジは大輪と見分けはつきやすいです。育て方はみんな同じなので、ツツジを参考にしてください。
サツキは開花時期が5月以降と他のツツジとは開花時期が違う。
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