キリシマツツジの育て方
目次
キリシマツツジ(霧島躑躅)とは?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所・日当たり剪定病気・害虫最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- キリシマツツジ
- 科名
- ツツジ科
- 属名
- ツツジ属
- 学名
- Rhododendron obtusum
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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キリシマツツジ(霧島躑躅)とは?
キリシマツツジ(霧島躑躅)は
ツツジ科ツツジ属の常緑
低木。霧島の中に咲いていた「
ヤマツツジ」と「ミヤマキリシマ」を交配させたものをルーツとする品種群が「キリシマツツジ」です。江戸時代に参勤交代で幕府に献上され、江戸で大流行したことから、各地に持ち帰られ、全国で栽培されるようになった。
単に「霧島(キリシマ)」と呼ぶこともある。細かい品種が大量にある。キリシマツツジを交配させたものが
クルメツツジと言われていましたが、現在はサタツツジとヤマツツジとミヤマキリシマなど交配させたものではないか?と言われています。
小枝をよくつけ、枝先に花を三輪づつ付け、春にビッシリと開花する。キリシマツツジに属する品種として本霧島、八重霧島、日の出霧島、紫霧島、紅霧島、蓑霧島などがあります。
日本に自生している植物から生まれた品種のため、栽培は難しくありません。
樹高2m。
その他の種・品種については
ツツジの種類・品種などについてのページを参考にしてください。
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水やり
庭植えにした場合、自然に降る雨だけでもほぼ大丈夫。ただし、乾燥に弱いので、庭植えの場合でも様子を見て
水やりをします。特に、
花芽をつける7月〜8月に水切れすると、花芽がおちてしまい、翌年の開花が鈍くなったり、なくなることもあるので注意します。
鉢植えの場合は、土が乾いたら水を、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。乾燥に弱いので、水切れしないように気をつけましょう。
肥料
活動前の2月、開花後の5月と9月に化成
肥料か
油粕+骨粉を混ぜたものを株から離したところに、まくか埋めてください。
植え替え・植え付け
時期・頻度
2月〜3月の活動直前の時期に植え付け・植え替えをします。できなかった場合に9月〜10月にします。開花しているときは植え付け・植え替えはしないでください。
用土
キリシマツツジなどのツツジ類は
酸性の土でないと枯れてしまうので、ツツジ用の土で植え付けます。庭植えの場合は、
鹿沼土(酸性)や未調整
ピートモスを入れて酸性にして植え付けてください。
庭植え
庭の土壌を改良する必要があります。
深さ30cmから40cmを掘り返します。未調整ピートモスを2割から3割程度加えて土壌に混ぜます。調整済みものは中和しているので土が酸性にならないので使わないでください。さらに、適量の化成肥料を混ぜ込んで
用土を作ります。土壌の排水性が悪い場合は、鹿沼土小粒や川砂などを追加して排水性を調整します。
作った用土の半分を穴に戻し、苗を配置します。苗を植える際には、地面と苗が同じ高さになるように植え付けることが重要です。苗を深く植え込むと、根が不適切な深さに埋もれてしまい、生育が阻害される可能性があります。
最後に十分な水を与えて植物を根付かせます。以上で完成です。
鉢植え
鉢植えの場合は、鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えの場合は古い土を3分の1ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。
管理場所・日当たり
日当たりで栽培します。
鉢植えの場合は春・秋・冬は戸外の日当たりで管理し、夏だけは戸外の
半日陰で管理します。夏の暑さには強いのですが、乾燥で傷むので、株元にワラ・
腐葉土などで
マルチングして乾燥を防ぐといいです。
冬の寒さには強いので防寒は不要ですが、霜柱で根を傷めるので、株元にワラ・腐葉土などでマルチングして防ぎましょう。
剪定
花が終わったらすぐに、5月〜6月に
剪定します。
株全体の枝先をうっすら刈り込んで、
花ガラとともに取り除いて剪定していきます。
摘芯となって、小枝がたくさん出てきます。あとは、枝がこみあっているなら、枝をさばいて風通しをよくします。
病気・害虫
ベニモンアオリンガ・イラガ・
カイガラムシ・グンバイムシ・ロウムシ・
ウドンコ病・
炭そ病などが発生します。
なかでもベニモンアオリンガが発生すると開花しなくなります。詳細は
ベニモンアオリンガと
ツツジ・サツキが咲かない理由と対処のページを参考にしてください。
最後に…
より詳細な栽培については
ツツジを参考にしてください。
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