デモルフォセカの育て方…耐寒温度は0度ですが霜には枯れる
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キク科
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最終更新
2024-03-17
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デモルフォセカの基礎データ
科名
キク科
属名
デモルフォセカ属
学名
Dimorphotheca sinuata
耐寒
0度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
デモルフォセカとは?意外と寒さに弱い
デモルフォセカはアフリカ原産の
キク科
デモルフォセカ属(アフリカ
キンセンカ
属)の半耐寒性
一年草
もしくは
多年草
。夜や雨に花を閉じる性質があります。よく似た形状の花に
ガーベラ
、
オステオスペルマム
などがあります。
苗が2月から3月に店頭に出回りますので、寒さに強いのかと思いがちですが、耐寒温度は0度くらいで、霜に当たると枯れてしまいます。霜よけをするか、軒下で管理するか、室内で管理するか、霜が降りなくなるまで植えないか、で対応します。
草丈
20cm〜50cm
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期
早春に種を撒いて、育てるものではありますが、霜に当たると枯れてしまいますので、
暖地
でない限りは種蒔きは無理です。一般的には早春に苗が出回りますので、それを植え付けします。霜が降りなくなってから植えると良いですが、寒の戻りで霜が降りることがありますので、霜よけをしておくか、鉢植えにして軒下で管理します。もしくは霜が降りなくなってから植えます。
種まき
9月〜10月になり、涼しくなったら種まきをします。ビニールポットに以下の
用土
を入れ、種を2粒入れて、土をうっすら被せます。この土は
種子
が乾燥しないようにするためのものです。
あとは乾燥しないように水をやっていると発芽します。発芽したら間引いて一本立ちにし、
半日陰
で水をやって管理します。本葉が4枚になったら、庭や鉢に植え付けましょう。
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用土
用土は花と野菜の土でOK。もしくはこの
培養土
に
パーライト
を1割〜2割混ぜて
水はけ
をよくして植えるといいです。自作する場合は
赤玉土
7
腐葉土
3に化成
肥料
を混ぜたものを使います。水はけのよい土を好みますので、庭土が粘土質で水はけが悪いのであれば、川砂・
軽石
・パーライトを混ぜ込んで水はけをよくしてから植えます。
鉢植え
6号〜
7号鉢
に1苗を植えます。
プランター
に植える場合は苗を大体三つから五つほど。あまり密生すると蒸れの原因になりますので株の大きさから判断して調節してください。
鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を3cm入れ、その上に用土をすこし敷き、その上に株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完了です。
夏に枯れる一年草なので、植え替えることはないです。
庭植え
庭土を20cm掘り返し、土に腐葉土か
堆肥
を2割〜3割足し、化成肥料を規定量入れて混ぜて用土とします。穴に半分の土を戻し、苗を配置します。苗同士は15cmほど離して植え付けします。最後にしっかりと水をやって完成です。
植える時は苗の土を崩さず、いじらないで植え付けてください。崩すと生育不良を起こします。
管理場所・日当たり
日当たりで管理して下さい。
日光が少ないと成長障害がおき、病
害虫
に掛かりやすくなります。
耐寒温度は0度、霜には当てないようにします。
水やり
水はけのいい土地に根付いて、乾燥気味の管理を好みます。秋(9月〜11月)と春(3月〜5月)は土が乾いたら水をタップリとやってください。土が濡れているのに水をやっていると、
根腐れ
して枯れてしまいます。
冬(12月〜2月)は寒さで活動が鈍くなっているので、土が乾いてから数日経って水をやるようにします。
肥料
生育期(9月〜11月、3月〜5月)に一ヶ月に一回化成肥料をやるか、2週間に1回液体肥料をあげてください。
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花ガラ摘み・摘芯
3月から5月まで花が咲くのですが、傷んだ花をマメに摘んでいかないと種を作ってしまって、花に栄養が回らず、次のつぼみが出来にくくなりますので、
花ガラ
を摘んでください。
また、最初の新芽を摘んでおくと、脇芽が出てきて花が沢山咲きます。これを
摘芯
といいます。
病気・害虫
アブラムシ
・アオムシ・灰色かび病が発生。
灰色カビ病
は低温・高湿度の環境で発生するので、葉をさばいて風通しをよくし、土の水はけをよくすると抑えられます。また、花ガラ・枯れ葉を取り除くことでも予防できます。
アブラムシ・アオムシは前もって
オルトラン
やベストガードを使っておくと予防できます。
特徴・由来・伝承
キク科のデモルフォセカ属。基本的な色合いはオレンジや黄色、白。頑健な性質で価格も安くて、庭に植えると3月から5月まで咲いています。
オステオスペルマムと見た目がとても似ていますが、オステオスペルマムは宿根で、
挿し芽
で増えるのに対して、デモルフォセカは種まきです。
とはいえ、一般的にガーデニングを楽しんでいる人にとっては、オステオスペルマムを挿し芽したり、デモルフォセカを種まきすることがないので、感覚としては全く同じものです。
しかも二種は非常に交雑しやすいために、雑種が沢山存在します。
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