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オステオスペルマムの育て方…植える時期は?寒さには強い?

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オステオスペルマム
目次
オステオスペルマムとは?
植え付け
管理場所・日当たり
水やり
肥料
花ガラを摘む
切り戻し
病気・害虫
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学名などの基礎データ
オステオスペルマムの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
オステオスペルマム
科名
キク科
属名
オステオスペルマム属
学名
Osteospermum
耐寒
マイナス5度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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オステオスペルマムとは?

オステオスペルマムはアフリカ・アラビア原産のキク科オステオスペルマム属の多年草です。寒さに強くマイナス5度まで耐えられますので、防寒などはほとんど必要ありません。寒冷地の場合は霜よけなどが必要になります。

反面、夏の高温多湿に弱くて、梅雨の長雨に晒されると、蒸れて傷んで消えることが多いです。そこで梅雨前に刈り込んで風通しをよくするといいです。
草丈20cm〜80cm
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特徴・由来・伝承

デモルフォセカとオステオスペルマムは以前は同じ属にいましたが、構造が違っているということになって、オステオスペルマムは独立した属になりました。

デモルフォセカが舌状花と管状花で種を作るのに対して、オステオスペルマムは舌状花のみで種を作る…という構造の違いなのですが、見た目にはほとんど同じ…というか、見分けが付きません。

ところで舌状花というのが花の外側の俗に言う花びらで、管状花というのが中心部分の丸い部分。この中心部分は管状の花が密集してできています。
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植え付け

植え付けに適した時期は?

流通している時期に植え付けをします。オステオスペルマムは株の寿命が3年くらいで、徐々に弱ってきますので、夏越しさせずに植え替えせずに、新しく苗を買って植えたり、挿木で株を更新するといいです。

適した用土は?

オステオスペルマムは水捌けの良い弱酸性の土(pH6.0〜6.5)の土を好みます。植える用土は花と野菜の培養土か、この培養土にパーライトを1割入れるといいですが、入れなくてもいいです。自作する場合は赤玉土腐葉土4を混ぜたものを利用します。庭に植えるときは、庭土に腐葉土を3割混ぜて植えてください。

以前に使った土には病気害虫がいてトラブルが起きやすいので、植えるときは必ず新しい土か、リサイクルした土を使いましょう。

鉢植えの植え付け

6号鉢に1苗、8号〜10号鉢なら3苗、横長プランターに3苗を植えます。

苗の土はほぐさずに植えますが、ポットから抜いた時に白い根がびっしりと広がっていたら少しほぐしたほうが根が広がりやすいです。

鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れ、その上に用土を入れ、苗を配置し、隙間に土を入れて、最後に水をしっかりとやって完成です。
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庭植え(地植え)の植え付け

庭土を深さ20cmほど掘り返し、土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほどの割合を入れ、化成肥料を規定量入れて、よく混ぜて用土とします。 水はけが悪いなら、パーライト・軽石・川砂などを入れて水はけをよくしてください。

土を穴に半分戻して、株間15cm〜20cmで配置していきます。土を隙間に入れ、最後にしっかりと水をやって完成です。

挿し木で更新も

6月か9月に葉っぱが数枚ついた新芽の挿し穂を用意する。まずコップに水を張って挿し穂をつけて、水揚げする。これで葉っぱの先まで水をあげて、それから切り口に発根剤をつけて、赤玉土単用に挿す。土が乾かないように管理していると発根します。挿し木で増やすは難しくありません。
●オステオスペルマムの株は3年育てると株が老化して弱るので、種まきか挿し木で新しい株に更新する。

管理場所・日当たり

春と秋は日の当たる場所で管理してください。日光を浴びてスクスクと育ちます。真夏の高温多湿に弱いので、この時期は半日陰に移動するのが好ましいです。夏に葉が茂る木や植物の根元に植えれば問題はありません。

夏越しについて

夏は高温多湿で生育が止まり、放置しているとそのまま消えて無くなります。切り戻しをして、傷んだ葉っぱをむしって、半日陰や日陰の風通しの良いところで管理していると夏越しできます。

越冬

冬もできるだけ日当たりで。オステオスペルマムは寒さに強く、マイナス5度まで耐えられます。でも霜に当たると傷みますから、霜が降りる地域では霜が当たらない軒下で管理してください。

霜に当たると葉っぱが凍結して細胞壁が壊れてしまい枯れる。霜は別格だと思ってください。
寒冷地では霜よけをしないと越冬はできないです。

関東以西では戸外で越冬が可能。ただし霜が降りる地域では軒下など霜が当たらない場所で。霜にさえ当たらなければ問題ない。

霜が降りない暖地では防寒なしに戸外で越冬可能。

水やり

鉢植えの場合、土の表面が乾いたら水をたっぷりあげてください。多湿を嫌いますので、水のやり過ぎに気をつけてください。指で土を触ってみて濡れているようなら水をやりません。水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。

庭植えの場合は、自然の降る雨でほぼ大丈夫です。

夏の水やり

夏は高温で活動が鈍くなっているので、過湿にすると腐って枯れやすいです。水やりの頻度は減らし、乾燥しきらないように水をやります。水をやるときは、鉢底から水が出るくらいにやります。

庭植えでも様子を見て完全に乾燥しきらないように水をやります。

冬の水やり

冬(12月から2月)は寒さで生育が鈍くなるし、水の蒸発量も減ってしまいます。水やりの頻度を減らしてください。土が乾いてから数日経っての水やりにします。冬も鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。

冬は表面が乾いていても、土の中に水が残っていることがあります。持ち上げて重さで判断するか、割り箸を突っ込んで確認します。もしくは土壌水分計を使って判断すると失敗が減りますよ。

庭植えなら冬も自然雨だけで十分です。

肥料

花が咲くシーズンには液体肥料を与えます。大体10日に1回を目安にしてください。肥料が切れると途端に花つきが悪くなりますので、生育期間は切らさないようにしましょう。
真夏と真冬は成長が鈍っているので肥料はやらないでください。絶対。やると枯れてしまいます。

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花ガラを摘む

花が終わったものを「花ガラ」と言います。花ガラは花茎の根本から切ってください。

花が終わると祝物は種子を作ろうとします。種子を作ろうとすると株が弱り、次の花が咲きづらくなります。花ガラを摘むことで、次の花が咲きやすくなります。花ガラを摘むことで長く、多くの花を楽しむことができます。

切り戻し

6月くらい(梅雨前が良い)に蒸れ予防のために切り戻し、古い葉っぱをむしり、風通しを良くします。オステオスペルマムは高温多湿に弱くて、風通しを良くしないと夏越しは無理。

夏越ししても徐々に株が老化して、3年くらいで花が鈍くなる。種まきや挿し木で新しい株を作ると良いです。
夏に消えて無くなるものだと考えたほうがいいかも。その方が精神衛生上よい…かもしんない。夏越しすると秋にもう一度花が咲く、ことがあります。

病気・害虫

灰色かび病
高温・高湿の時期(5月〜7月)でよく発生します。しぼんだ花を摘み、傷んだ花を摘むことで予防できます。できれば殺菌剤を前もって散布しておくといいです。
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アブラムシ
新芽にたかって変形させてしまいます。発生したら、手で取り除くか薬剤を散布します。前もってオルトランなどの浸透性の薬剤を使っておくと予防できます。
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ヨトウムシ
土中に潜み、夜になると出てきて葉っぱを食べる芋虫です。前もって薬剤を散布しておくと予防できます。
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