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コノフィツムの育て方…脱皮する多肉!ブルゲリやパゲアエなど人気品種があります

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コノフィツム
目次
コノフィツムの特徴は?
仲間
水やり
肥料
管理場所・日当たり
植え付け・植えかえ・種蒔き
株を増やす
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
コノフィツムの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
コノフィツム
科名
ハマミズナ科
属名
コノフィツム属
学名
Conophytum
水やり
乾かし気味に
場所
日の当たる室内
難易度
中級者向け
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コノフィツムの特徴は?

コノフィツムはハマミズナ科コノフィツム属の常緑性の多年草。9月〜5月に成長する冬生育型の多肉植物で夏は休眠します。6月から9月の夏の高温時期は成長が止まりますので、水やりは控えます。

リトープスに比べると開花しやすく簡単に交配できて種子ができやすい。亜種というか雑種でいろんな形状のものが名前なしに流通しやすいです。昼咲きと夜咲があり、夜咲きは香りがあります。
草丈2cm〜8cm
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脱皮するっ!

コノフィツム:脱皮するっ!
夏に高温で休眠します。この休眠の前に、表面の皮が枯れたようになってしまいます。でも枯れていません。生理現象です。捨てないようにしましょう。ただし、ちょっと押してみてつぶれるようならば、本当に枯れています。その部分は切除しましょう。

休眠期の終わり、8月・9月になると薄皮をはぎ取って、脱皮して生まれ変わります。

たまに春に脱皮することがあります。別に問題はないですが、水やりを減らし、脱皮がうまくいくように促しましょう。
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仲間

ブルゲリ

コノフィツム・ブルゲリは透明な肌を保つ種。ツルンとした質感の丸い頭のてっぺんに細い花びらの花が咲きます。過湿に弱く、夏越しで失敗しやすく、かなりの確率で夏に溶けて消える。夏越しは風通しをよくするといいです。サーキュレーターで風を当てることでかなり成功率が上がります。流通量が非常に少なく、高値で取引されています。

群生しづらく、基本的に単体株。近縁種のコノフィツム・ラツム(conophytum ratum)やコノフィツム・サブテラネウム(conophytum subterraneum)も群生しづらいです。
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パゲアエ

コノフィツム・パゲアエ(小姓)はまるで人の口があるみたいに見える人気品種。コノフィツムに比べると日当たり管理すると水切れしやすいです。アルミホイルをクシャっとしたくらいにシワシワになりやすい。半日陰や明るい日陰に移動させて水やりをして管理していると回復します。
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水やり

生育時期は一週間に一回程度。夏の生育が鈍るときは一ヶ月に二回か一回程度の水やりにします。コノフィツムは多肉植物で葉っぱに水分を溜め込む性質があるので、水を遣り過ぎるとすぐに腐ってしまいます。

水をやる前に土を触ってみて、濡れているようであれば、「一週間に一回」であっても、水はやらないでください。湿った状態が長く続くと菌が繁殖して腐ります。

葉っぱにシワがよっているなら「水不足」です。水をやってください。シワがよったくらいでは枯れませんので、シワがよってから水をやっても大丈夫です。
●枯らす原因のほとんどが「水のやりすぎ」です。初心者はとにかく控えめから始めましょう。
●秋から春の一回の水の量は「鉢の底から水がしみ出すくらいまでしっかりと」です。

夏の休眠期の水やり

6月から9月の間は茶色く変色する「休眠期」です。枯れているように見えますが、根は生きていて、極端な乾燥状態にしてしまうと根まで死んでしまいます。そこで一ヶ月に二回ほど夏であっても水をやってください。

春(5月〜6月)に葉が茶色くなってきてら休眠の合図。水を控えてください。休眠期に水を控える事で「花芽」が出来ます。休眠期に水をやっていると花芽が形成されにくくなります。

脱皮をするのですが、脱皮を二重にしてしまい、形がイビツになることがあります。原因は休眠前の湿度です。休眠に入りかける5月・6月に葉っぱが茶色くなって来ます。このときに水を控えることで二重脱皮を防げます。

休眠が開ける8月から9月の最低気温が20℃を下回って来たら、水やりの頻度を増やしてください。
●休眠期に子株を作っています。水を完全に断つという本もありますが、枯れる事があるので、気をつけてください。
●水を遣り過ぎると子株が成長し、中から殻を破って出て来ます。すると枯れないように水をやらなくてはいけなくなります。結果、過湿になって株全体が枯れると言う事もあります。よって、生育するとしても休眠期は水を控えてください。
●もちろん休眠期も水やりが多すぎると枯れてしまいます。水やりの頻度は環境・個体・鉢・土の配合など様々な要素があるので、ハッキリとは言えません。この辺りは失敗しつつ掴んで行くしか有りません。

肥料

薄い肥料を生育期(秋から春)にやります。一般的な液体肥料でOK。これを1000倍か2000倍に薄めます。ただし肥料が多いと根が腐ってしまいます。

購入した直後は土に肥料が入っているので、そこに肥料を追加すると過肥になります。購入した年は肥料をやらないようにします。植え替えた場合や、購入して二年目以降は肥料をやりましょう。
休眠期…夏に肥料は絶対にやらないでください-。

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管理場所・日当たり

基本的には生育期の秋から春は戸外の雨の当たらない軒下か室内の日当りで管理します。休眠する夏は戸外の日陰か、室内で遮光してください。

越冬

コノフィツムは氷点下2℃以下にならなければ枯れないです。ただし強い霜に当たると枯れてしまいますので、霜が降りる地域では戸外には出さないでください。コノフィツムは冬生育型で冬もできるだけ日光に当てたいですので、窓辺で日光に当てるようにします。特に「窓(葉の透明な部分)」のあるタイプは日光を欲しがります。

この時期に日光に当てなくてもすぐには枯れないのですが、この時期にしっかりと日光に当てないと夏に溶けてしまうので、この時期にできるだけ日光に当てましょう。
●ただし品種によっては耐寒が弱い場合がある。

夏越し

真夏は間違いなく「遮光」が必要です。カーテンで遮光するか、直射には当てないようにします。秋以降の日差しが柔らかくなってからも、場所や個体によっては日差しが強すぎる事があります。葉焼けをしているようであれば、遮光をします。
●夏の休眠期は戸外の日陰で雨が当たらない場所が良いです。
●コノフィツムは高温にあてる必要は無い。高温にあてないと花芽が付かないということもない。よって高温は単に体力を消耗するだけなので、出来れば夏でも涼しい所で管理したい。
●夏越しに失敗するのは、冬に寒さと日光不足によるダメージの蓄積が持ち越されていることが多い。冬にできるだけ日光に当てることで夏越しの確率が上がります。

反対に日光不足にも注意!

コノフィツムは一年でおおよそ倍になります。一個の「球体」が一年で「二つ」になります。しかし、日光が不足していると、繁殖が鈍くなるので、増え方を見て「日光不足かどうか?」を判断しましょう。

でも、急いで日光に当てすぎて葉焼けしないように。
●日光不足だと5月・6月の休眠前に一部が腐ってしまいやすい。
●日光不足に成ると徒長(ひょろ長)になります。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期・頻度

夏を越して休眠が明けた頃の9月〜11月あたりに植え替えをします。植え替えの際に株分けもできます。鉢植えは2年か3年に一回植え替えをしましょう。

庭植えにはしない。鉢植えにします。

用土

用土は川砂3赤玉土ピートモス3を混ぜたものを使います。鉢底に大きな粒の鉢底石(軽石)を置いて水はけをよくします。

鉢植えの植え替え

植え替えの前に10日は水やりをストップしておきます。鉢から株を取り出し、土を3分の1ほど落とし、同じ大きさの鉢か、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、水をやらずに、そのまま日陰で2週間管理します。2週間後から水やりを再開し、日当たりに移動させましょう。

株分けも可能です。株分けをする場合は、発根まで時間がかかるので、早めにしておくといいです。無理に分けずに、自然と別れるなら分けるようにしてください。
浅く植えてください。深く植えると根腐れの原因と成ります。

株を増やす

挿木で増やす

秋にカッター等で株を分けて、切り口を日陰で乾かしてから、土に挿すと発根します。

種子から増やす

開花後、果実ができます。これが割れる前に取り出し、水につけると果実が膨らんできますので、これを指で揉むと種子が飛び出します。この種子を乾燥させ、10月から11月にポットに撒くと発芽します。大きくなってから、適宜、ポットに移植します。

土にカビが生えるならベンレートやダコニールで殺菌する。そもそも水やりが多いので水やりの頻度を直しましょう。

小さいうちは一本根でこれを傷つけると枯れるので、根をいじれません。なので、種はしっかりと一粒一粒、離してまいて発芽させます。水を吸って膨らんだ時点で、濡らした爪楊枝でつついで離せばいいです。意外と発芽率が良くて、思ったより密集して芽を出してあとあと困ることになりがちです。
種から増やした場合、親株と同じ性質にはならないことが多いです。花いろが違うこともあります。

こんなことを言ってもあれなんですが、実生すると大量の株ができ、選別して廃棄、結局管理しきれず、さらに選別して廃棄することになります。

病気・害虫

カイガラムシアブラムシ、ネジラミ、ナメクジヨトウムシが発生することがあります。

特徴・由来・伝承

メセン女仙)でリトープスの仲間。ハマミズナ科なのでマツバギクにも近いです。リトープスが茶色いのに対してコノフィツムは緑で、コノフィツムの方が見た感じ綺麗かも。その割に、育て方の本が無い。コノフィツムとリトープスは南アフリカの岩がゴロゴロしている砂漠の多肉植物です。年に一回ほど、脱皮します。
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