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バジルの室内での水耕栽培のコツ

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概要

ここではバジルの水耕栽培についてまとめています。バジルは水を欲しがり、土に植えると水切れを起こしやすいです。なので水耕栽培は理にかなっているんですが、水耕栽培は大量には収穫できないので土での栽培がベターではありますよ。
まとめ
●水耕栽培が気軽にできて便利。
●バジルを切って水に浸けていると発根します。
●日光にしっかり当ててください。日光が不足すると病害虫にかかる。
●水を毎日変えること。
●水に液肥を入れるとよく育つ。
摘芯することで脇芽を出す。
●花が咲くと枯れるので、花はすぐに摘む。
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バジルの水耕栽培のメリット・デメリット

メリット

虫がつきにくい
室内管理なので、虫はつきにくいです。つきにくいだけで、一切つかないわけじゃないです。それに環境が悪く、株が弱れば虫・病気になりやすいです。

すぐに調理に使える
目に見えるところにあると、調理に使いやすいです。人間って面倒くさがりなので、目につかないところにあると水やりを忘れることも多くなりますから、目につくところにあるのは良いことです。

条件さえ良ければ収穫は変わらない
日光・温度・肥料・水があれば、土で植えた場合とそこまで収穫量は変わらないです(同じとは言わないけど)。

デメリット

日光不足になりやすい
戸外より室内管理だと日光不足になりやすいです。日光不足になると株が生育しにくくなり、収穫が減り、病気にもなりやすくなります。窓辺の日当たりでしっかりと日光に当てるようにします。葉焼けするようならカーテンなどで遮光するか場所を変えましょう。

大量に収穫はできない
水耕栽培の場合は大量収穫をしてジェノベーゼソースを作るのはできないです。ですが、そもそもサラダやピザに少し使う程度の消費を目指しているなら問題のないことです。大量に使いたい場合は鉢植え栽培に切り替えましょう。

水換え・肥料やりが面倒
春・秋は数日に一回水を換える。夏の高温時期は水が腐りやすいので夏は毎日、水を取り替えます。これが面倒。ただ、キッチンなど目につくところに置いている限りは、水換えは自然とやるようになります。
バジルは液体肥料が不足すると生育が悪くなります。毎日水を換えるということは、液体肥料を随時追加するということです。となると、面倒なだけでなく多少はお金もかかる。

挿し穂を用意する

バジルの室内での水耕栽培のコツ:挿し穂を用意する
苗を土に植えて、それを室内で管理ってのも可能ですが、土はどうやっても虫が発生しやすいものです。キッチンで食べるために栽培しているバジルの土にウジが湧いていたら嫌でしょ。食べる気なくしますよね。だから水耕栽培が楽。
水耕栽培
バジルを切ってそれを水に浸けておきます。すると発根します。切り口を斜めにすると発根しやすいです。発根したものをそのまま育てていけば収穫は可能です。
挿し木にするバジルは知り合いから貰いましょう。
●水に浸けて発根したものを土に植えても根づきます。
●水は汚れないように取り替えてください。

参考苗のプランターへの植え方

入れ物を用意

バジルの室内での水耕栽培のコツ:入れ物を用意
バジルを育てる器を用意します。
ネットで調べると「ペットボトルの上部分を切ってひっくり返して、バジルをペットボトルの飲み口で固定する」と書いてあるんですが、別にそこまでしないでいいです。バジルが埋没しなければ、あなたのキッチンの余ったコップで十分です。それにペットボトルは便利なんですが、見た目がね。
●水耕栽培キットも販売しています。使うと便利ですが、まーそこまでしなくてもね。

管理のコツ

室内で育てるには日光が大事

室内で育てるとどうしても日光不足になりがちです。日光不足になると香りも悪くなりますが、そもそも株が弱くなり、病害虫への耐性がガクンと落ちます。となると、室内に虫が発生しやすくなり、本当に嫌な思いをすることになります。

日光が当たるというのは、少なくとも午前中だけでも日光が当たるような場所が確保できるかどうかです。カーテン越しやブランド越しの光では不足することが多いです。

逆に日光に当たりすぎると葉っぱが硬くなって美味しくなくなったり、特に夏の直射日光で葉焼けしてしまうこともあります。その場合は逆にカーテンなどで遮光してやりましょう。
●そもそもバジルは日光を好む植物です。

水換えと肥料

水換えしつつ、液体肥料を補給
バジルの水は毎日、変えてください。春や秋は数日に一回でいいですが、夏は毎日、水を変えてください。水が腐って傷みます。水が腐るとバジルの健康もさることながら、食べるあなたの健康にも害があります。水が腐らないように防腐効果のあるゼオライトを少量入れるといいです。

バジルは肥料食いで、肥料が切れると葉っぱが黄色く変色します。水に液肥を入れるとよく育ちます。液肥は「野菜用」のものを使いましょう。

風通し

風通しにも注意
意外と大事なのが風通し。風が通ることで、株が強くなります。また、風通しが悪いと灰色カビ病などが発生しますし、株が弱いと害虫がつきやすくなります。室内で管理しているとスリップスなどはつきづらいですが、アブラムシハダニなどはつきます。理由は分からないですがつくものはつく。

ただし冷暖房の風は当てないようにします。冷暖房の風は極端に乾燥しているため、直撃すると乾燥でカリカリになって枯れてしまいます。

摘芯

バジルに限らず、摘芯することで脇芽を出させて、葉っぱを増やし、収穫を増やすことができます。葉っぱが8枚くらいになったら下の4枚を残して上を切ります。ただ、水耕栽培の場合、あんまり大きく育っても器がひっくり返るだけってこともあるので、必要な分だけにしておきましょう。
バジルの摘芯の仕方
バジルの摘芯の仕方
バジル栽培

花摘み

バジルは花が咲くと葉っぱが硬くなり、株が枯れてしまいますので、花が伸びてきたらすぐに摘んでください。

最後に

水耕栽培は環境(日光・温度)と水換え・肥料さえ十分ならば収穫ができます。キッチンで栽培して、必要ならば摘んで調理に使う!なんて贅沢なんでしょうか!でも、環境が合わないと全然育たないんですよね(主に日光不足)。どうにも育たない場合は、土栽培に切り替えていきましょう。

土栽培については
バジル
バジル
シソ科メボウキ属Ocimum basilicum
を参考に。
収穫後の利用については
バジルの収穫後の利用法
バジルの収穫後の利用法
バジル栽培
を参考にどうぞ。
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