ブッシュバジルの育て方
目次
ブッシュバジルとは?ブッシュバジルの管理場所ブッシュバジルの水やりブッシュバジルの肥料ブッシュバジルの植え付け花を摘む切り戻し・摘芯収穫病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ブッシュバジル
- 科名
- シソ科
- 属名
- メボウキ属
- 学名
- Ocimum minimum
- 別名
- アフロバジル・バジリコ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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ブッシュバジルとは?
ブッシュバジルは
シソ科の
多年草。葉っぱが1cmと通常の
バジルより小さくてちぎらなくても料理に利用でき、バジルより香りが強い。草丈は30cmくらい。ブッシュ状にコンモリと育つ。アジア原産ですがポルトガルではイベントでよく利用される。またイタリア料理でも利用され「
バジリコ」と呼ばれます。アフロバジルとも呼ばれる。
草丈20cm〜30cm
まとめ
●育て方はバジルと同じ。
●葉っぱが小さく、香りはバジルより強い。
●
水やりはしっかりと。乾燥すると葉っぱが硬くなる。
●
肥料ぐいで、肥料が切れると葉っぱが黄色くなる。
●日光を好むが、日差しが強いと葉っぱが硬くなるので、
半日陰がいいかも。環境と好み次第で遮光する。
●花が咲くと葉っぱが硬くなり、調子を崩すので
花茎は切る。
●草丈が15cm〜20cmになったら
摘芯し、その後も摘芯(収穫)を繰り返す。
●霜に当たって枯れる
一年草扱い。
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ブッシュバジルの管理場所
5月〜9月は日当たりのいいところで管理する。ただし強い日光に当たると葉っぱが硬くなる。葉っぱが硬いようなら寒冷紗などで遮光するといいです。もしくは半日陰で育てる。
●
スリップス被害を避けるために防虫ネットで覆う。結果丁度いい遮光になる。
ブッシュバジルは寒さに弱くて霜に当たると枯れるので霜が降りなくなる5月以降に戸外で管理したり、庭植えにします。最低気温が10度を下回る10月以降には
挿木にするなどして室内で管理して越冬させることもできますが、面倒なので一般的には春〜夏までの一年草扱いになる。
ブッシュバジルの水やり
バジルと同じで水を欲しがり、水が切れると生育不良を起こしてしまいます。鉢植えの場合は土が乾いていたら水を鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。庭植えの場合は、自然に降る雨でほぼ大丈夫ですが、葉っぱの様子を見て水やりをします。
●水が不足すると、枯れなくても葉っぱが硬くなる。水やりはしっかりとやりましょう。
ブッシュバジルの肥料
5月〜9月の生育時期に1週間に一回液体肥料をやるか、一ヶ月に一回緩効性化成肥料をやります。ブッシュバジルは肥料があるとよく生育し、肥料が切れるとブッシュバジルの株の下の葉っぱが黄色くなってきます。
ブッシュバジルの植え付け
植え付けの時期
4月には苗が流通しますが、ブッシュバジルは寒さに弱くて、霜に当たると枯れてしまうため4月に戸外で管理しないようにします。4月に買っても庭植えにするのは5月以降にします。
用土
ブッシュバジルはバジルと同じで水を欲しがる植物なので一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土6
腐葉土4と緩効性化成肥料を混ぜたものを使います。
種まき
20度以上で発芽する。前もって一晩水につけていると発芽しやすくなります。上記の
用土か種苗用の用土に
種子をまいて、土を軽く被せます。ブッシュバジルは好光性種子で土を分厚く被せると発芽しなくなります。あとは、乾燥しないように管理していると数日で発芽します。
●余った種は冷蔵庫で保管する。徐々に
発芽率は下がるが、3年〜4年くらいは問題なく発芽する。
鉢植え
7号〜8号に3苗を植える。鉢植えの底の穴を網で塞いで、その上に
軽石を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。ブッシュバジルは直根性で根が傷つくと生育不良を起こしますので、植え付けの際にはポット苗の土は崩さず、根をいじらないで植え付けます。
庭植え
庭植えにする場合は、植え付けの2週間前に深さ30cmを掘って、
苦土石灰を1平方mあたり150gを混ぜて中和させておいて、植え付けの1週間前に元の土に対して3割ほどの腐葉土か
堆肥を入れて、化成肥料を1平方mあたり100g入れて用土とします。
株は10cm〜15cmほど空けて植え付け、最後にしっかりと水をやって完成です。植え付けて1週間〜2週間は土に根が馴染んでいないため、水切れしないようにしっかりと水をやります。
ブッシュバジルはバジル同様に
ラディッシュ・
トマト・
ミニトマト・
ピーマン・
茄子・カブなどの
害虫を防ぐ
コンパニオンプランツとして植えてもいいです。料理の組み合わせを考えてもトマト・ミニトマトはおすすめです。
花を摘む
ブッシュバジルは6月〜9月に白い花を咲かせます。花が咲くと葉っぱが硬くなり、香りも鈍くなりますので、花茎が伸びてきたら摘んでしまいます。花を咲かせ、放置していると種子ができて、種子ができると栄養を取られて生育が悪くなるので、収穫目的であれば花茎をしっかりと摘みましょう。
切り戻し・摘芯
草丈が15cm以上になったら成長点(=ツル先のこと)の先から1節か2節を
切り戻します。これを摘芯と言います。摘芯をすると下の葉っぱの根元から新芽が二つ出てきて、葉っぱが増えます。ってことは収穫が増えます。葉っぱが増えたら、収穫をします。この収穫も摘芯になり、収穫するほどに脇芽が出て枝が増えます。
収穫
ピザ・パスタ・サラダに使え、大量にできて余るならジェノベーゼソースを作るといいです。それでも余るならアロマバスに使ってもいいです。
病害虫
アブラムシ、
ハダニはあまり発生しない。これらが発生するのはブッシュバジルが弱っているからってことがほとんど。環境を見直しましょう。
ヨトウムシ
夜になると土の中から出てきた葉っぱを食べる芋虫の総称。葉っぱが食べられていて、糞が転がっていて、犯人が見当たらないのはヨトウムシ。夕方に見張っていると土の中から出てくるので捕殺してもいいです。蛾の幼虫なので、人間に影響がないBT剤(ゼンターリなど)が効きます。
ネキリムシ
土中に潜んで根を切る虫の総称。
コガネムシや蛾の幼虫です。ブッシュバジルの根元にストローを被せると予防できます。地下3cmくらいに潜んでいるのでブッシュバジルの苗の周囲に竹串を刺していると予防できます。
スリップス(アザミウマ)
株全体を0.4mm以下の防虫ネットで覆うと完全に予防できる。
エカキムシ(ハモグリバエ)
葉っぱの中に卵を生みつけ、卵から孵った幼虫が葉っぱの中を食べ進み、その食べた痕が「絵描」のように見えることから。線の先に幼虫がいるので指でプチっと潰してしまう。
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