ネズミモチの育て方

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ネズミモチの基礎データ
ネズミモチ
科名モクセイ科
属名イボタノキ属
学名Ligustrum japonicum
別名鼠黐・鼠糯・タマツバキ・リガストラム
耐寒マイナス5度
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
種蒔
植え
肥料
剪定
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ネズミモチの特徴は?

ネズミモチ:ネズミモチの特徴は?
ネズミモチ(鼠糯)は日本の関東以西〜四国〜九州・沖縄に自生するモクセイ科イボタノキ属の常緑の高めの低木か、小さめの高木。斑入り品種だと鑑賞価値があるが、斑入りじゃないのは特徴がなくて庭木にしては地味です。ただ、刈り込んでも芽吹くし、性質が強いし、公害などにも強いので生垣にも利用される。暖地に自生する木なので寒さに若干弱い。関東以西が適地。6月に開花。秋に実がなる。

湿潤な環境を好む。庭植えしたら、基本的には水やりは不要だが、水はけが良すぎる場合は水やりをする。

結実し、タネができて、タネが発芽して勝手に増えるので発芽したら引っこ抜く。あと、植えてなくても鳥がタネを落とすので、なぜか生えてくることがあります。近所に植えられていると生えやすい。放置していると巨木になるので注意しましょう。
樹高3mから6m
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水やり

基本的には自然に降る雨だけで十分ですが、ネズミモチは湿潤な環境を好み、乾燥すると生育が悪くなります。土の水はけが良すぎると庭植えでも水やりをします。春から秋は土が乾燥するようであれば水やりをするといいです。

肥料

3月の新芽が動く前に肥料をやります。株元に化成肥料をやるか、油粕の場合は、株の周囲に根が当たらないように離れたところに深さ20cmの穴を数カ所に掘って埋める。

さほど肥料は必要じゃないので控えめにします。もしくは、肥料はやらなくてもいいです。葉っぱの色が悪くなったら冬に肥料をやる程度にしておきましょう。

植え付け

時期

植え付けに適した時期は4月から9月。乾燥で根を傷めるので真夏は避ける。

用土

庭土に腐葉土堆肥を追加して、用土とします。

庭植えの手順は?

庭植えの場合は、根鉢の二倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土を3割か4割混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。生垣にする場合は株間は50センチを空けてください。

支柱を立てて固定してください。

株の増やし方

挿し木で増やす

6月7月の梅雨の時期に枝を5センチから8センチほど切って、1時間ほど水につけておきます。水揚げと言います。水揚げは葉っぱの先まで水を行き渡らせる作業です。これをしないと発根する前に葉っぱがしおれてしまいます。赤玉土小粒の単用の苗床を作って挿して乾燥しないようにして日陰で管理します。

種子から増やす

果肉には発芽抑制物質が入っているので果肉を取り除いて、種子を取り次第、つまり秋に赤玉土小粒の単用の苗床を作って挿して乾燥しないようにして日陰で管理していると春に発芽します。

普通は挿し木ですね。

管理場所・日当たり

日当たりが適しているが、多少の日陰でも育ちます。日陰だと花が減るので日当たりがいいですが、日当たりだと乾燥で水切れを起こしやすいので、半日陰にしておくか、株元に腐葉土やワラでマルチングして乾燥を防ぎます。

関東以西が適地です。

剪定

4月から9月に剪定します。暖かい時期ならいつ剪定してもいいです。放置していると樹形が乱れてしまうので、1年に何回か刈り込んで形を整えるといいです。ただし、花芽は夏にできるので花を咲かせたいのであれば6月までに剪定を終えます。必要ないなら剪定しなくてもいいです。徒長枝は付け根からバッサリと切ってしまって、あとは全体を刈り込んで整えます。

すぐに芽吹くので多少強く刈り込んでもいいです。冬に刈り込むと風が通って寒さに弱いネズミモチには厳しいのでやめておきます。暖かい地域であれば冬に剪定してもいいです。
参考:枝の種類(剪定の基礎知識)

病気・害虫

ウドンコ病、マエアカスカシノメイガ、斑紋病、アザミウマアブラムシカイガラムシエカキムシコガネムシの幼虫、コナジラミナメクジハダニなど。

特徴・由来・伝承

イボタノキ(プリペット)の仲間だが、ネズミモチは常緑で、イボタノキは落葉する。ネズミの糞に似た実がなり、葉っぱがモチノキに似ているので「ネズミモチ」と呼ばれる。といってもネズミの糞を見ない時代になっているので、ピンとこない。

葉っぱはツヤツヤしていて肉厚。モチノキというより葉っぱが椿(ツバキ)に似ているからタマツバキとかテラツバキと呼ばれる(んだと思う)。

中国原産の唐鼠黐(トウネズミモチ)とよく似ている。唐鼠黐の方が寒さに強くてアチコチに植えられている。
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