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リグラリア・デンタータ(マルバタケブキ)の育て方…銅葉品種が人気!

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リグラリア・デンタータ
目次
リグラリア・デンタータの特徴は?
品種
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
病害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
リグラリア・デンタータの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。x最終更新
植物名
リグラリア・デンタータ
科名
キク科
属名
リグラリア属
学名
Ligularia dentata
別名
マルバタケブキ
耐寒
マイナス10度
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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リグラリア・デンタータの特徴は?

リグラリア・デンタータは本州の東北〜中部〜四国に自生するキク科リグラリア属(メタカラコウ属)の耐寒性落葉多年草で、夏〜秋に開花します。同じキク科の「ツワブキ」に近い。雰囲気は確かにツワブキですが、ツワブキとは開花時期が違う。ツワブキは秋から冬に開花)。和名はマルバタケブキ。

耐陰性があり、半日陰・日陰でも育つため、シェードガーデンでは割とポピュラー。実生で育てると、葉っぱの個体差が大きいことが多いが、個体差の少ない種子(品種)も出てきている。夏の直射日光には葉焼けすることがあるので、日向は避けたほうがいい。直射日光には葉焼けするが、暑さ・寒さには強くて育てやすい植物です。葉色は季節によって違う。

リグラリアは「デンタータ」と「リグラリア・プルツェワルスキー」という二つの種が流通している。育て方は同じだけど、デンタータはキク科らしい花が咲くのに対して、プルツェワルスキーは全く違う穂状の花が咲く。ぱっと見、全然違う植物に見える。このページでは「デンタータ」の方をまとめています。
草丈40cm前後から1m前後…草の高さは低い。花が上に伸びるのでそれが1mくらいになる。
横幅50cm〜80cm
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品種

オセロ

オセロ(Ligularia dentata 'Othello')はリグラリア・デンタータの品種で、葉っぱの裏が銅色、茎が赤紫です。

ブリットマリークロフォード

ブリットマリークロフォードはデンタータの品種で非常に深い色合いの銅葉品種。葉っぱの裏もさらにブロンズ色で、他の緑葉の植物の近くに植えると、お互いが引き立ちます。
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ミッドナイトレディ

リグラリア・デンタータ:ミッドナイトレディ
ミッドナイトレディは葉っぱが深い緑、葉裏が銅色の実生系品種。株が大きくなると葉っぱが20cmくらいに大きくなるので、鉢植えではなく地植えにし、広い場所に植えたい。

ブリットマリークロフォードと似ているが実生系であるため、種からに耐性室ものが更新・増えるため、価格もお安め。そういう意味ではブリットマリークロフォードの廉価版って感じでしょうか。
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水やり

リグラリア・デンタータは少しジメジメした環境を好み、乾燥に弱いです。鉢植えならば、土が乾いていたら水をやるようにします。庭植えならば、土と葉っぱの様子を見て水やり頻度を変えます。
土がジメジメした環境を好むために、ナメクジが発生しやすい。ナメクジが発生したら誘引剤などで駆除しましょう。

夏の水やり

夏には、涼しい朝(9時前)や夕方(4時以降)に水をやるのがベストです。昼間に水を与えると、土が熱くなって根を傷つける可能性があります。特に夏は乾燥して水不足になりやすいので、こまめに水を与えることが重要です。植物の葉がしおれたりクタクタになるのを防ぐためにも、水やりをしっかりと行いましょう。

庭植えにしていて、夏場にどうにも乾燥するならば、株元に腐葉土マルチングして蒸発を防ぎましょう。

肥料

肥料はあまり必要ないですが、葉っぱの色が悪いなら、水の代わりに液体肥料をやるといいです。春と秋に腐葉土か堆肥を株元にマルチングしたら、有機物はそれでもういい、くらいです。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期・頻度

ポットならば、いつ植えても問題なし。植え替えも真冬と夏場以外なら基本的に大丈夫。ただし株分けするなら4月前後にする。

根詰まりするまで二年か三年ほどかかるので植え替えは、二年か三年の頻度。庭植えの場合は、植えっぱなし。ただし、庭植えでも株が茂って混んで密生してしまうと、生育が悪くなるので株分けをしましょう。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。肥料は不要です。

庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を追加して、用土とします。

鉢植えの手順は?

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。これで完成です。

鉢植えの場合は、植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としてから、新しい土を足して、植え付けてください。

庭植えの手順は?

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。肥料は不要です。

種まき

9月〜10月に種まきをします。発芽温度は15度から20度。用土を入れた育苗箱や鉢に種まきをして土を5mmほど被せます。発芽までは二週間。乾燥しないように水をやってください。霧吹きでやるといいです。日陰で管理します。たくさん生えたら間引いて減らしてください。本葉が4枚以上になったら庭や鉢に植え替える。
リグラリアの種子はそこいらへんに撒いていると、勝手に発芽して増える。上記のように手間をかける必要はないです。種子は親の性質を受け継ぐとは限らないので、増やした株の葉色が思い描いたものとは全然違うことになりがち。株分けだと全く同じ葉色の株ができるので、株分けが無難。

管理場所・日当たり

リグラリア・デンタータは中間地暖地の夏の直射日光には葉焼けします(葉焼けしやすい)。しかし、日光が苦手なのかというと、そういうことでもない。日光をしっかりと浴びると葉っぱの色が濃く黒くなり(=日当たりと発色がよくなるって意味)、日陰だと葉っぱの色が緑になりやすい。また日光を浴びると葉っぱは小さくまとまりやすく、可愛らしくなる。逆に日陰だと葉っぱが大きくなる。そう考えるとリグラリア・デンタータを魅力的に育てるには、ある程度の日光に当てたほうがいいのですよね。

でも、リグラリア・デンタータの良いところは日陰でもしっかりと育つところ。よって、中間地・暖地では年間を通して半日陰。寒冷地では夏でも葉焼けしづらいので半日陰か日当たりで育てるのがいい。
●夏に気温が上昇して、葉っぱの水分が減ることで、葉焼けしやすくなる。よって気温の高い地域だと葉焼けしやすく、寒冷地では葉焼けしづらい。

越冬・冬の管理

耐寒温度はマイナス10度。寒さには強いです。

病害虫

基本的に病害虫に強い植物です。特に上にあげた新しい品種は病害虫に強い。しかし、乾燥には弱く、だからといって、水やりが多いとナメクジが発生しやすくなります。湿度の高い環境で育てるので灰色かび病も発生しやすいです。

ナメクジ

葉に虹色の跡があったらナメクジの発生しています。湿気の多い環境で栽培するのでナメクジが発生しやすく、葉を食べるので、早めに対策を取りましょう。ナメクジを駆除するためには、誘引剤を使用します。

また、コンパニオンプランツとしてハーブを近くに植えることでナメクジを遠ざける効果があると言われていますが、効果にはばらつきがあるため期待しすぎない方が良いでしょう。最終的には誘引剤をまくことになります。
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灰色かび病

花がしぼんでいると、灰色のカビが発生しやすいことがあります。しぼんだ花をしっかりと摘んでいくことで、灰色のカビの発生を防ぐことができます(発生しにくくします)。
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特徴・由来・伝承

欧米に人気。リグラリアと属名で流通しているが、本来は日本自生の「マルバタケブキ」らしい。葉っぱの色が濃く、庭のアクセントに適している。
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