タマイブキの育て方
目次
タマイブキとは?水やり肥料植え付け・植えかえ株の増やし方管理場所・日当たり病害虫剪定・切り戻し関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- タマイブキ
- 科名
- ヒノキ科
- 属名
- ビャクシン属
- 学名
- Juniperus chinensis Globosa
- 別名
- タマビャクシン
- 耐寒
- マイナス30度
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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タマイブキとは?
タマイブキは
ヒノキ科の
イブキ(
ビャクシン)の
園芸品種。常緑
低木の
針葉樹(
コニファー)。樹高が1mと低くまとまり、
剪定すると枝分かれして細かい枝が出て葉っぱが密生する。丸く仕立てるのが普通。丸く剪定するだけで厄介な作業はない。
樹高1m
最初に簡単なまとめ
●タマイブキはヒノキ科のイブキの園芸品種。樹高が1mと非常に低い。
●庭植にしたら自然に降る雨で十分。
●2月に
肥料を。
●日当たりで育てる。
●寒さに若干弱く、寒冷地では枯れる。
品種
オウゴンタマイブキ
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水やり
庭に植えた場合、一度根がしっかりと定着すれば、通常は自然の雨水だけでほぼ十分ですが、日照りの時には庭植えでも水をやってください。しかし、植え付け後1年から2年は根が張っておらず、水を吸い上げる力が弱いため、水切れが起きやすくなります。そのため、庭に植えた場合でも、植え付けてから2年以内は様子を見て
水やりを行いましょう。
肥料
二月に寒肥として緩効性化成肥料か
油粕をやる。タマイブキの周囲の根に当たらない場所に浅い溝を掘って肥料をやる。地下の根は地上部の枝張りの外側にはないので、タマイブキの外側に溝を掘りましょう。
肥料が不足すると葉色が悪くなるので追肥はしっかりとしましょう。
植え付け・植えかえ
時期
春か秋に植え付けをする。
用土
水はけの良い肥沃な土を好む。通常の土質なら問題ないです。庭土に3割ほど
腐葉土か
堆肥を追加して混ぜて
用土として使う。粘土質の庭土の場合は川砂を混ぜて水はけをよくする。
庭植えの植え付け
庭植えの場合は、庭に根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料も説明書の容量だけ入れてよく混ぜておきます。半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
株の増やし方
挿木
元気の良い、葉っぱの綺麗な枝を15cmほど取り、切り口側の葉っぱを取り除き、
水揚げをする。水揚げは水を貼ったコップにつけること。30分から1時間ほどで葉っぱの先まで水が行き渡り、シャキっとする。
赤玉土単用か
鹿沼土単用の苗床を作り、そこに切り口を土に埋めておき、日陰で乾燥しないように管理していると発根する。発根材を塗ると成功率が上がる。発根したら鉢か庭に植え替える。
管理場所・日当たり
日当たりで管理する。日陰だと葉色が悪くなり、葉っぱが減る。といっても
半日陰くらいなら問題ない。塩害(潮害)にも強い。
寒さに強く、樹高も低いので冬に特に何もしなくていい。
病害虫
基本的に病
害虫には強い。
赤星病・
カイガラムシ・
ハダニ・
アブラムシ・
ウドンコ病などが発生する。
剪定・切り戻し
時期
一年に二回、新芽が落ち着いてきた6月7月と、夏を過ぎて涼しくなった9月10月に剪定をする。
手順
放置していても半球状になるが、剪定することで分枝して枝・葉が密生する。タマイブキの剪定は形状を整えるのが一番の目的。球形をイメージして6月7月はそのイメージより「深め」に剪定する(その後も生育するので深く剪定しても回復する)。9月10月の剪定はイメージ通りに剪定するか、球形に軽く整える程度にする。
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