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サンパチェンスの育て方

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サンパチェンス
目次
サンパチェンスとは?
水やり
肥料
植え付け
管理場所・日当たり
花ガラを摘みましょう
切り戻し
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
サンパチェンスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
サンパチェンス
科名
ツリフネソウ科
属名
インパチェンス属
学名
Impatiens hybrids cv. sunpatience
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
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サンパチェンスとは?

サンパチェンス:サンパチェンスとは?
サンパチェンスはツリフネソウ科ツリフネソウ属の多年草一年草扱い)のインパチェンスの改良品種。略してサンパ。育て方はインパチェンスに準じます。通常のインパチェンスよりも大きくなる傾向がありますので、大きな鉢に植えるといいでしょう。日光を好みますが、少々日陰であっても枯れることはありません。
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通常のインパチェンスよりも夏の直射日光に強いですが、あまりに強い直射日光には葉っぱが焼けて変色してしまいます。真夏は半日陰に移動してあげてください。その方が無難です。

環境に良いとか、二酸化炭素を吸収するとか余計な文言を足したせいで、日向管理→夏に枯れるというルートを取るユーザーが多く、批判されるが、インパチェンスの品種として優良であることは違いないです。サカタがハードルあげすぎたと思います。
参考:植物は二酸化炭素を吸収しない?

サンパチェンスの斑入りは観葉としても綺麗です。斑入りの白い(色の薄い)部分には葉緑素が少なく、斑入りは斑なしの品種より弱くて若干鼻突きが悪く、水切れすると葉っぱが縮れやすいが、サンパチェンスはそもそも強く、生育も良いものなので、気にならないです。
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水やり

春のまだ根が広がっていない時は水やりは控える。控えるというのは水やりの頻度を減らすということ。一番良いのは4月5月に小さめの鉢(6号前後)に植えておいて、根が広がってから直径30センチ以上の鉢に植え替える。これで春の根腐れを防げる。

花に水を掛けると花が傷み、花の寿命が縮まるので、花に水を掛けないように、土に注ぐといいですが、次々咲くので普通は気にしないし、葉っぱにも水をかけるとハダニが予防できますので、水をじゃんじゃんかけます。

夏の水切れについて

サンパチェンスは水が切れるとすぐにシオシオになり、最悪枯れてしまいますので、真夏は特に朝と夕方の二回、鉢の底の穴から水が出るくらいにしっかりと水をやってください。春は逆に水をやりすぎると腐って枯れてしまうので、土が乾くまでは水をやらないようにします。

水切れになるとシオシオになり、葉っぱがポロポロと落ちるが水をやれば復活する。とにかく水を欲するので、水切れしないようにする。シオシオ→復活を何度も繰り返していると生育不良を起こしますので、水切れしないように気をつけましょう。

サンパチェンスは気温が上がると日光を浴びて根を広げる。するとすぐに根詰まりに近い状態になって、土が水を保持できなくなる。そこに夏の気温の上昇が加わるので、夏の水切れが大きなテーマになる。できるだけ大きな鉢に植え、水やり頻度を上げるか、夏だけは半日陰(木漏れ日)の場所に移動するか、寒冷紗・ヨシズなどで遮光します。

肥料

春から秋に掛けて開花が多いので、その分だけ肥料を食います。肥料が切れると花が止まるので注意します。春から秋の開花時期は液体肥料を週に一回やります。暑さ・直射日光には強いサンパですが、それは「インパチェンスに比べて」の話で、あくまで比較的、程度の話。あまりの夏の暑さで弱っていたら、肥料を止めて、可能ならば半日陰の涼しいところへ移動させてください。

植え付け

時期

春(4月〜6月)の霜が降りなくなってから植え付けをします。その頃に流通します。

用土

ホームセンターなどに売られている培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土(小粒)5・腐葉土3・完熟堆肥2を混ぜた土で植え付けします。普通はあまり気にせず、市販されている花と野菜の土で植え付けします。

植える鉢は?何苗植える?

店頭で売れずにポット苗の状態で長くいると、根が傷みやすくなりますので出来るだけ新しい苗を購入します(安くても古い苗を買わない方がいい)。

最低でも8号。出来れば10号(直径30センチ)以上。大きな鉢に植えるほどに大きく育ちます。サンパチェンスは大きく育ちます。大きく育つということは根がよく張ります。根が詰まると水切れしやすくなります。ただでさえ水切れしやすいのに…です。

4月から5月は3号(直径15センチ)ポットに植える。それが根詰まり気味になったら直径30センチ以上の尺鉢に植え替えると良い。最初から30センチの大きな鉢に植えると土に水が残りやすく、根腐れしやすいから(ただ、まー、そんなに気にするほどのことではないので最初から30センチの鉢に植えてもいい)。

プランターに2株植えてはいけない。土が不足して水切れになる。直径30センチの鉢に苗1株…この一択しかありえない。

植え付けの手順

鉢の底の排水穴には鉢底ネットを使用して塞ぎます。水はけを良くして、土が流れ出ないようにするために、約2センチの鉢底石(軽石)を追加し、その上に用土を入れて高さを調整します。根を傷つけないように土をほぐさず、根をいじらないで、株を植え、その隙間にも用土を埋めます。最後に、水をたっぷりと与えて作業が完了です。

挿木

水挿しで発根させて、室内で越冬することも出来る。

春に苗を買って、枝分かれしたら、その枝を土に挿したり、水挿しして発根させてから土に植えることで株を増やすことも出来ます。5月〜6月に5cm〜7cmに切って下葉を取って、赤玉土小粒単用かバーミキュライト単用の挿し床に挿して、日陰で乾燥しないように管理していると発根します。発根したら鉢や庭に植え付けましょう。
参考:挿木

管理場所・日当たり

サンパチェンスは通常のインパチェンスよりは暑さや直射日光に強いです。とはいっても、葉やけしたり、暑さで溶けることもあります。場所や地域にもよります。弱ってきたら半日陰に移動させます。

インパチェンスは半日陰向き。サンパはそれよりは「日向好き」です。日光が当たると花付がいいですから。真夏以外は日当たりで管理した方が花付が断然違います。

真夏の直射日光で傷みますので植える場合は半日陰が向いています。

花ガラを摘みましょう

花が終わってしぼんだら、花を摘みます。花を摘むことで次の花が咲きやすくなります。花ガラ摘みはガーデニングの基本で王道。

切り戻し

暑さに弱く、元気が無くなります。夏前(7月)に切り戻しをして、風通しの良い半日陰で管理し、肥料をやらずにおきます。秋になり涼しくなってくると新芽がでてまた開花します。全体を三分の一か二分の一かバッサリと散髪して、古い傷んだ葉っぱは取り除きます。

病気・害虫

インパチェンスの仲間はアリがたかります。原因はハッキリしません。葉や茎に蜜線があるから、とか、花に伸びた距(キョ)と呼ばれる部分に蜜があるから、とか。

ヨトウムシ・芋虫・バッタアブラムシ・ハダニ・ウドンコ病などが発生します。水やりのときに葉っぱに水をかけることでハダニ・アブラムシ・ウドンコ病は予防できます。詳細はインパチェンスのツボミが落ちる原因と病気トラブルまとめのページを参考にしてください。

特徴・由来・伝承

新種のインパチェンス。太陽のサンと忍耐のペイシェンスとインパチェンスを混ぜた名前です。サンパチェンスはサカタのタネが開発したもので、この名前は登録商標となっています。

サンパチェンスのコマーシャルをラジオでやっていたので耳にした人が多いかもしれませんが、サンパチェンスが何なのかについてラジオでほとんど語っていなかったために何のことか分からない人も多いはずです。

サンパチェンスの特徴は「ホルムアルデヒド・二酸化炭素・二酸化窒素を吸収する」というものです。このあたりはちょっと叙述トリック臭いので注意。環境浄化とか書いてありますが、実感できるわけもない。

サンパチェンスの打ち水効果…という記事がありますが、サンパチェンスは高温と直射で傷みやすく、打ち水効果を期待するのは現実的ではないです。イポメアテラスをどうぞ。
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