ベゴニア・フォーチュンの育て方
目次
フォーチュンの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり花が落ちる? 花ガラは掃除しましょう病害虫関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- ベゴニア・フォーチュン
- 科名
- シュウカイドウ科
- 属名
- ベゴニア属
- 学名
- Begonia tuberhybride
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 上級者向け
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フォーチュンの特徴は?
ベゴニア・フォーチュンは
シュウカイドウ科ベゴニア属の
球根ベゴニアの一種。色が鮮やかで花が大きく、よく流通している。そもそも球根ベゴニアの継続した栽培ってのが難しくて、フォーチュンは球根ベゴニアの中では「育てやすい」として流通しているんですが、実際にはフォーチュンも夏の暑さに弱く
夏越しはかなり難しい。
気温が高くなると花が小さくなり、夏の暑さに弱いので栽培するのであれば秋(9月)に購入して涼しい時期に開花させるといいです。冬越しも厳しいので上級者向けの植物です。
毎年育てようと考えず、ワンシーズン楽しんだらよし!と考えた方が気が楽。冬の寒さにも弱く、冬・夏に枯れるものと割り切ってしまえばいいです。枯れる時はあっという間に…対処することも出来ずに溶けてしまう。それでも人気の
ベゴニア。
摘芯は不要。
一重と八重の花が同じ鉢に開花しているが、一重は雄花、八重は雌花。雌花も一重のタイプもあり、それは全ての花が一重。
草丈20cmから40cm
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水やり
土が乾いていたら水をやる。鉢底から水が出てくるくらいにしっかりと水をやる。基本的に乾燥に強くとても過湿に弱い。多肉っぽく、乾燥気味に管理するといいです。
冬は地上部があるならば土が乾いて数日経って水をやる程度に控えます。
水やりは午前中にします。夕方以降に水やりをすると水が冷え、凍って根を傷めることがあるので避けます。11月あたりに寒さに当たって地上部が枯れ、水を切って休眠させた場合は、一切水をやりません。水をやると腐って枯れてしまいます。
肥料
夏を除いた開花中は
肥料をやる。液体肥料を二週に一回ほどの間隔でやる。もしくは1ヶ月に一回緩効性固形肥料をやる。夏(8月)に肥料が残っていると枯れてしまうので、1ヶ月ほど効果が残る固形肥料より、即効性があり、土に肥料が滞留しない液体肥料の方が使い勝手がいい。
植え付け・植えかえ
時期
冬に休眠させたのなら春の根が出る前に土を落として植え替えも可能。秋に植え替えをするときは根鉢の土は崩さず、根をいじらないように植え替えをする。
●ビニールポットのものを買ったら
水捌けの良い土に植え替えるといい。その時は土を落とさず根をいじらない。
用土
一般的な
培養土か、一般的な培養土に
水はけをよくするために
パーライトを一割か二割ほど追加したものを利用します。もしくはベゴニアの土を利用します。
植え替え手順
最初は
5号鉢(直径15cm)に1株を植えるといいです。これを1号か2号づつ大きなものに植え替えていきます。
鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に
用土を入れ、根鉢が崩れやすいので崩さないで株を入れて、隙間に用土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
茎や葉が折れやすいので丁寧に植え替えます。
植え替えの際は古い鉢から株を取り出して、土を落とさないでひと回り大きな鉢に植え替えます。どうにもこれ以上大きくできない場合は、少し土を落として、同じ大きさの鉢に植え替えます。ダメージがあるので生育不良を起こすかもしれません。
管理場所・日当たり
日光を好むのですが、春と秋の直射日光でも
葉焼けする。戸外の
半日陰で管理するか、室内の日当たりでカーテンなどで遮光して管理します。とにかく直射日光には当てない。
「戸外の半日陰」は「木漏れ日の当たる場所」。よく半日陰というと「午前中に日光が当たって、午後には日陰になる場所」と言われるが、午前中に日光が当たるだけでも、ベゴニア・フォーチュンは十分葉焼けするので、木漏れ日の場所で管理します。
西日は避けてください。
●ベゴニア・フォーチュンは長日植物で、日光・蛍光灯・街灯でもとにかく日が長いと感じると開花しやすいですので、人工的な光でも当たる場所で管理するといいです。室内で管理する場合でも明るい場所にしておきましょう。
夏越しのコツ・夏の管理場所は?
生育温度は15度から25度。25度以上になると徐々に花が小さくなり、開花が止まり、生育が止まります。昼間の気温が30度以上…もしくは夜温(=最低気温)が25度(=熱帯夜)を超えると弱る。このときに土中に肥料成分があると根を傷めるので注意してください。
現在の日本では当たり前のようにこの温度になるので、戸外の風通しの良い半日陰に移動しただけでは暑さで枯れるので、室内のクーラーの効いた部屋で、冷房の風は非常に乾燥していて直撃いすると枯れるので、風が当たらないようにして管理する。
●暑さと過湿で地上部が枯れて溶けても、球根まで枯れていなければ9月以降に芽を出して開花する。諦めずに管理しておきましょう。
冬越し・冬の管理場所は?
ベゴニア・フォーチュンの耐寒温度5度で、寒さにはまぁまぁ強いが霜・寒風にあたると地上部が溶ける。戸外で管理していて、最低気温が10度になったら室内に取り込みましょう。地上部が溶けても球根まで枯れていなければ春には芽吹きます。
冬は地上部を残しても室内で管理すれば越冬は可能。冬の寒さに当てて地上部が枯れ込んで休眠したら、水やりを止め、休眠させた方が成功率は高い。冬は球根を掘り上げて保存していてもいい。
地上部があるならリビングなどの昼間に暖房がかかっている部屋の日当たり。昼間に暖房がかかっていると夜に暖房を切っても5度以下にはなかなかならないです。不安な場合は最低最高温度計で計測してみましょう。
あと、暖房の風が直撃しないようにしてください。直撃すると枯れます。
春になって気温が20度以上(最低気温が10度以上)になると新芽が出てくるので水やりを再開します。開花するのは梅雨明けです。
●12時間以上の日照時間があり、15度以上を保てれば開花もする。
●土が凍結すると球根まで枯れる。
花が落ちる? 花ガラは掃除しましょう
手入れすると大きな花がポトっと落ちる。風でも簡単に落ちる。あまりに簡単に落ちるので
病気なんじゃないかと不安になるが、これは「普通」。他の植物のように
花ガラ摘みは不要なんですが、落ちた花を残しておくと病気の元になるので、取り除いておく。
病害虫
ハダニ・
ウドンコ病・
ヨトウムシなど。
フォーチュンは病気より夏越しの方が問題。
トラブルの雑記
●
レックスベゴニアは育てられてもフォーチュンは難しい。
●
花芽が大きくなる前に落ちるのは調子が悪いため(低温・過湿・
害虫)。
●花びらの縁が透明になってきたら花の終わりのサイン。
●摘芯はしない。
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