サザランディ(サザーランディ)の育て方
目次
サザランディの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ株の増やし方管理場所・日当たり病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- サザランディ
- 科名
- シュウカイドウ科
- 属名
- シュウカイドウ属
- 学名
- Begonia sutherlandii
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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サザランディの特徴は?
ベゴニア・サザランディは
シュウカイドウ科の
球根ベゴニアの一種で栽培方法も基本的には同じ。南アフリカ・タンザニアに自生する植物で花はオレンジで小さく愛らしい。花付きはよい。
球根ベゴニアは栽培がかなり難しいがこのサザランディだけは特別に栽培は容易い。よく花屋や
ホームセンターに置いてある。ちなみにベゴニアの中でもサザランディ、
シュウカイドウ、
ベゴニア・センパフロレンスが特別に栽培が容易なだけでベゴニア自体がそもそも栽培が難しいです。
葉腋に
ムカゴを作って、それを土の上に置いていると発根して簡単に株が増える。地下には球根ができる。生育時期のサザランディは新陳代謝が早いので多少のダメージがあっても再生も早いです。
草丈20cm
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水やり
鉢植えの土が乾いたら水をやる。多湿に弱いので乾燥気味に管理するのがコツ。葉っぱが多くて蒸れやすいので、葉っぱを持ち上げて土に水を注ぎましょう。
夏(8月)は高温で水が蒸発して水切れも起きやすいので、水切れに注意します。他のベゴニアのように葉っぱに水をかけてもすぐに溶けたりしないが、蒸れには弱いので、
水やりは土へ注ぐようにした方がいい(特に夏は)。
冬の水やり
冬は寒さで地上部がなくなって休眠して越冬する。休眠した場合は…地上部が枯れ込んできたら、水やりをストップして一切やらずに、鉢に植えたまま春を待ちます。冬は土が凍らない場所で管理してください。
冬も気温が10度以上を保てれば、地上部が残り、生育するので株の状態を見つつ水やりをする。
肥料
花がよく咲くので開花時期は薄い液体
肥料を2週間に一回程度やる。肥料が切れると花が止まる。冬は活動が止まっているため、肥料をやらない。また、真夏に暑さで花が止まっているならば、肥料はやらないでください。
葉っぱからも成分を吸収できるので、液体肥料を霧吹きで葉っぱに吹きかけてもいい。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
冬に休眠した場合は春(3月4月)に多少土を落として植え替えてもいいが、根が動いている間は土は落とさないで、一回り大きな鉢に植え替えをした方が良い(鉢増し)。根が動いている時期に土をいじっても、即枯れるわけではないが、ダメージを回復するまで多少時間がかかる。
植え替えは2年〜3年に一回しましょう。
●花が下垂するのでハンギングによく仕立てられる(横から見た方がかっこいい)。見た目もいいが、鉢を床に置くと蒸れやすいので吊り下げて風通しを良くすることで、
夏越ししやすくなります。
用土
弱酸性の土を好むが中性で問題ないです。一般的な
培養土か、
観葉植物の土でもいいが、一般的な培養土に
赤玉土を一割か二割ほど追加して
水捌けよくするか、赤玉土7
ピートモス(調整済み)3を混ぜて
用土とする。
●
パーライト5ピートモス5を混ぜたものでもいいです。
●室内に取り込むならば、観葉植物の土を使う。観葉植物の土は
腐葉土が入っておらず、匂いがしない。配合する場合は腐葉土の代わりにピートモス(調整済み)を使うといいです。
鉢植えの植え替えの手順は?
基本的に鉢植えで管理して、季節ごとに移動させる。
根鉢(ポット)より一回り大きな鉢か同じ大きさの鉢を用意します。同じ大きさの鉢に植え替える場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。
ひとまわり大きな鉢に植え替える場合は、土を落とさないで新しい土を追加して植え替えをします。鉢増しです。土を落とすと株にダメージがあり、回復するまで時間がかかるので出来るならば土を落とさないようにした方がいい。
鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
株の増やし方
挿木
挿木で株は増やせられる。挿木に適しているのは春から夏の生育時期。用土(パーライト単用)に挿していると10日から2週間ほどで発根する。発根して生育しはじめたら大きめの鉢に植え替える。
ムカゴ
休眠前の11月あたりに葉腋にムカゴができます。これを土の上に置いておくと発根して発芽して株が増えます。
管理場所・日当たり
サザランディは直射日光が苦手で、春から秋は戸外の
半日陰か明るい日陰で管理する。強い日光に当たると
葉焼けしてしまいます。半日陰といっても「午前中は日当たりで午後は日陰」という「半日陰」ではなくて、木漏れ日のような場所。
他のベゴニアほどは夏の暑さに弱くないが、サザランディも決して強いわけではない。夏は涼しいところで管理しましょう。
冬の管理場所
サザランディの耐寒温度0度で、霜・雪をさければ越冬は可能。関東以西では霜に当たらない軒下であれば戸外での越冬も可能。基本的には室内で管理する方が無難。冬は地上部が枯れ込んで休眠するが、球根が生きていれば春に芽吹く。
冬も10度以上あれば生育する。
病害虫
ハダニ・
アブラムシ・
ウドンコ病などが発生する。
ハダニ・ウドンコ病は乾燥すると発生しやすいので、葉っぱに霧吹きをかけてやると予防できる。葉っぱの裏にも霧吹きするとよい。
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