フランネルフラワー・フェアリーホワイトの育て方
目次
フランネルフラワー・フェアリーホワイトとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり花ガラ摘み剪定・切り戻し病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- フランネルフラワー・フェアリーホワイト
- 科名
- セリ科
- 属名
- アクチノータス属
- 学名
- Actinotus helianthi
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
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フランネルフラワー・フェアリーホワイトとは?
フランネルフラワー・フェアリーホワイトは
セリ科アクチノータス属のオーストラリア自生の常緑
多年草の
フランネルフラワーの
矮性を選抜した
園芸品種。育て方はフランネルフラワーと同じです。小さくまとまり、
四季咲き性なので条件が整えば、上記の開花時期出なくても開花します。
直射日光の当たる場所で管理すれば、長い間楽しめます。フランネルフラワー・フェアリーホワイトは寒さに強いのですが、暑さに弱く、また
酸性の土でないと枯れてしまうので、寒冷地以外では夏には枯れてしまいます。本来は多年草で、条件さえ揃えば花がよく咲く嬉しい花です。
雨は避けてください。乾燥気味を好む植物です。
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水やり
水はけのいい土に植えなくてはいけないので、
水やりは小まめにやらないといけません。水はけの悪い土に植えると、蒸れて枯れやすいので気をつけてください。
水が不足して、葉っぱがダラリとなっても、水をやれば割と復活するので諦めずに水をやってください。ただ、フランネルフラワーは日頃から葉っぱが若干ダラリとしているので、わかりづらいかもしれません。出来れば毎日観察して、どの状態が健康がチェックしておくといいでしょう。
鉢植えの場合、毎日鉢を持ち上げて重さを覚えておきます。これで水が切れたかどうか判断します。もしくは
土壌水分計で土中の水を計測してから判断するといいです。
肥料
生育時期に日光をあてて
肥料をやると、よく生育してくれます。生育時期の春(3月〜5月)、秋(9月〜10月)の1週間に1回薄い液肥を上げます。
フランネルフラワーは根が細くて、濃い肥料が根に当たると肥料焼けして調子を崩すので、必ず薄いものをやってください。
植え付け・植えかえ
時期
春(最低気温10度以上)、秋(最高気温25度以下)になったら植え付け・植え替えをします。
根詰まりすると調子を崩すので、2年か3年に一回植え替えをしましょう。
用土
フランネルフラワーは「酸性の土」でないと枯れてしまいます。水はけのいい、酸性の土、でないといけないので、普通の土で植えると確実に枯れます。そこで同じような条件を好む
ブルーベリーの土・
サツキツツジの土を代わりに使うと便利です。
徐々に酸性度が下がってきて株が弱ってきます。そこで酸性の土で毎年植え替えてやります。庭植えの場合はクエン酸・
ピートモスなどで酸性にして調節します。
鉢植え
5号〜6号に1苗を植え、徐々に大きくしていきます。
鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に土を流出しないようにするための鉢底石(
軽石)を2cmか3cmほど入れ、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後に水をしっかりやったら完成です。
苗は土を崩さず、根をいじらないで植え付けてください。いじると生育不良を起こします。
庭植え
地植えする場合は植え付けの1週間前に深さ30cmほど掘り返して、土に未調整ピートモスを2割〜3割ほど混ぜ、化成肥料を少量入れて、用土とします。水はけが悪いなら、
鹿沼土を入れましょう。
穴に用土を半分ほど戻し、ここに苗を20~30cmの間隔を開けて配置し、隙間に余った用土を入れていきます。最後にしっかりと水をやってください。
地植えにしていてしばらくすると
弱酸性になり生育が悪くなりますので、ピートモス・クエン酸で酸度を調整してください。詳細は以下のページを参考にしてください。
管理場所・日当たり
日光を好みます。秋から春までは戸外の日当たりで管理します。ただし雨に当てないようにします。
夏の高温に弱く、枯れてしまいますので、夏は
半日陰か日陰の風通しの良い涼しいところに移動させます。また、水やりを控えて、とにかく過湿にならないように気をつけます。
冬の寒さにはそこそこ強いのですが、霜に当たると傷み(枯れはしないが傷む)、見た目がよくないので霜に当たらないように軒下などで管理します。また、凍結すると枯れるので凍結しない場所で管理します。
花ガラ摘み
花がしぼんで、
種子を作ると株が弱って次の花が咲きづらくなりますので、
花ガラは摘んだ方がいいです。終わった花を摘んでやると、次のつぼみが出てきますので、出来れば、花ガラを毎日摘んでやってください。
中心部が緑の白い花→花の中心が茶色に→花びらが黄色に→花が散って種を作る
という順番で花は枯れますので、花びらが黄色になってきたら茎から切り取ってください。
剪定・切り戻し
樹形が乱れてくる梅雨前〜7月に蒸れ対策を兼ねて切戻しをします。枝の先から5センチほど切ります。新しいツボミが出やすくなりますので2ヶ月くらい経つと、切る前よりずっと大きくなります。
病気・害虫
灰色カビ病
低温・多湿の時期に発生するカビです。風通しをよくして、雨にあてないようにし、花ガラ摘みして、
剪定すると予防できます。
ハダニ
乾燥すると発生しやすい
害虫です。葉っぱの裏に潜んでいるので、葉裏に水をかけると予防できますが、過湿にすると株が枯れるので、風通しをよくして株を健康に保って予防しましょう。
特徴・由来・伝承
フランネルのような質感であることからフランネルフラワーと呼ばれる
オーストラリア原産の多年草です。
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