マルバガジュマル(丸葉榕樹)の育て方
目次
マルバガジュマルの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- マルバガジュマル
- 科名
- クワ科
- 属名
- フィカス属
- 学名
- Ficus retusa
- 別名
- 丸葉ガジュマル
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 中級者向け
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マルバガジュマルの特徴は?
マルバガジュマルは
クワ科フィカス属の常緑樹。通常の
ガジュマル(Ficus microcarpa)より葉っぱが丸く小さく、少し厚みがあり、枝は匍匐性で這って伸びていく。マルバガジュマル自体はあまり流通していませんが、同様に匍匐性の
センカクガジュマルや、丸い葉っぱの
パンダガジュマルが流通しています。この辺りの違いはハッキリしません。管理人としては全て同じではないか?くらいに思っています。
通常のガジュマルはモコモコとした女性的な幹が魅力的で、ここが売りです(
ニンジンガジュマル)。マルバガジュマルは葉っぱが丸くて可愛いのですが、幹が普通の「木」で、この辺りは理解した上で栽培するといいです。
寒さには弱く、沖縄では戸外で越冬しますが、他の地域では鉢植えにして冬は室内で管理しましょう。育て方は通常のガジュマルと同じですのでそちらを参考にしてもらってもいいです。
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水やり
春〜秋は土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。冬は寒さで活動が止まっているので、土中の水がほとんどなくなってから水をやります。
土壌水分計で計測すると失敗が減ります。
ガジュマルは湿度が高い環境を好みます。土への
水やりとは別に葉っぱに霧吹きで水をやると健康的です。ちなみに
ハダニ予防にもなりますので年間を通して
葉水をしましょう。特に冬は土への水やりを減らすんですが、葉水は継続しましょう。
肥料
春から秋の気温が15度〜28度になる成長時期に緩効性化成
肥料を一ヶ月に一回やるか、液体肥料を二週間に一回程度やります。室内で管理する場合は、有機肥料をやると匂いがあるので化成肥料や液体肥料がいいです。
植え替え・植え付け
時期・頻度
根詰まりと土の劣化を防ぐために、梅雨時期(6月〜7月)に植え替えをします。2年か3年に一回ほどの頻度で植え替えをしましょう。
用土
室内で管理することが多いので、匂いが少ない配合になっている
観葉植物の土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。
植え替えの手順は?
古い鉢から株を取り出し、土を3分の1ほど落とします。鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。植え替えは少なからずダメージがあるので、葉っぱを落とした土と同じ量だけ…3分の1なら3分の1だけ枝を落として根の負担を減らすといいです。
管理場所
日光を好みますので春〜秋は戸外の日当たりか、室内の日当たりで管理します。沖縄の庭に植えられているくらいですから、夏の直射日光にも基本的には負けません。ただ、鉢植えだと水が切れやすく、水が切れるとどうしても
葉焼けしたり、葉焼けしないでも葉緑素が抜けて白っぽくなることがあります。夏は
半日陰に移動するか、遮光するとより健康的に管理できます。
冬は5度以下になると枯れるので、5度以上の日当たりのいい場所で管理します。暖房のかかっている部屋では乾燥するので葉水をして乾燥を防ぎ、暖房の風が直撃しないようにしてください。
剪定・切り戻し
春〜秋に適宜、邪魔にのびた枝を
剪定してもいいです。
病害虫
カイガラムシ・
アブラムシ・ハダニなどが発生します。
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