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高砂の翁(タカサゴノオキナ)の育て方…挿木での増やし方は?

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エケベリア・高砂の翁
目次
高砂の翁(タカサゴノオキナ)の特徴は?
増やし方は?
水やり
肥料
植え替え・植え付け
管理場所
剪定・切り戻し
病害虫
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学名などの基礎データ
エケベリア・高砂の翁の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
エケベリア・高砂の翁
科名
ベンケイソウ科
属名
エケベリア属
学名
Echeveria 'Takasagonookina'
耐寒
マイナス3度
水やり
たまにやる程度
場所
季節による
難易度
中級者向け
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高砂の翁(タカサゴノオキナ)の特徴は?

高砂の翁(タカサゴノオキナ)はベンケイソウ科多肉植物エケベリア園芸品種。葉っぱが波打ち(フリル)、フチがピンク色になっています。他のエケベリアより大きく育ち、大人の男の手のひらサイズになり、見た目に派手。秋から冬は寒さに当たって紅葉するのも綺麗。また、花も咲きます。

それに栽培も容易で初心者向き。

結構、ネットショップなどで販売されているのですが、ホームセンターなどの実店舗では扱っていないですね。アソートでも見かけない(印象)。
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増やし方は?

根本から子株が吹くのでこれを切って挿木します。日陰で2日ほど切り口を乾かし、サボテン用土に挿せばいいです。すでに葉っぱから発根しているなら、これをズボっと植えればいいです。

また、株元から花茎がニョキっと斜めに伸びてきます。この花茎の先は当然花がついているんですが、その途中に小さな葉っぱがついています。この葉っぱには、しばらく放置していると発根しているんですよ。春になったら、この発根した葉っぱを土に植えてやれば、簡単に株が増えます。

小さな葉っぱがあんなに大きくなるのかと驚きますね。

水やり

高砂の翁は鉢植えで栽培します。春と秋は土が乾いて、カラカラになったらしっかりと水をやります。多肉なので水やりの頻度が多くて、土が濡れている期間が長いと根腐れしますので、控えめがコツ。葉っぱが水が足りずにシワが寄ってから、水をやってもいいくらい。

夜中の温度が25度を超える熱帯夜になる夏は高温で高砂の翁は調子を崩してしまいます。土がカラカラに乾いて、葉っぱにシワがよってから、土の表面を濡らす程度の水やりにします。断水してもいいです。

日中の気温が10度を切ると寒さで活動が止まり、休眠します。冬は水を控えます。夏と同様に葉っぱに皺(シワ)がよってから、土の表面を濡らす程度の水やりをするか、断水します。気温が10度以上になってきたら、徐々に水やりを再開します。

肥料

最低気温10度以上、25度以下になる春と秋に生育するので、通常の2倍に薄めた液体肥料を2週に一回のペースで水の代わりに施肥すると高砂の翁の葉の艶がよくなり、生育します。でも、なかったらって枯れるわけじゃないので、様子を見て判断してください。

植え替え・植え付け

時期・頻度

2年か3年に一回、根詰まりしたり、土が劣化して泥になる前に植え替えをしましょう。時期は最低気温が10度以上の春と、最低気温が20度以下になる秋です。

用土

高砂の翁はサボテン・多肉の土で植え付けます。自作する場合は赤玉土4鹿沼土4腐葉土2にゼオライトを入れたものを使います。

植え替えの手順は?

植え替える前に1週間ほど高砂の翁への水やりをストップしておき、カラカラにします。

鉢から株を取り出し、土を半分ほど落とします。腐った根は色が変わっているので、これを見える範囲で十分なのでハサミやナイフで取り除いておきます。できれば、この切り口を日陰で2日ほど干して乾かしておきます。

新しい鉢は同じ大きさか現在より1号だけ大きなものを用意します。0.5号だけ大きなものがあるなら、そちらがよいです。材質は素焼きなどの通気性の良いものがいいです。

鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石を2cm〜3cm入れ、その上に用土を少し入れて、高さを調節します。土面が鉢のフチから1cm〜2cm下になるようにしましょう。この1cm〜2cmは水やりのときに水を貯めるスペースになります。あとは株を入れて、隙間に用土を入れます。この時点では水やりはしません。

水やりせず、日陰で1週間管理して養生してから、通常の日当たりでの管理に戻し、水やりをやっと再開します。これで植え替えは完了です。
切り口を乾かす、植え替え後の養生は「不要」とする人もいますが、植え替えのストレスで根腐れしたり調子を崩すことはありますので、無難な作業工程だと思ってください。省略しても大丈夫なこともありますが、枯れるリスクもあります。特に大株になると根腐れしやすくなります。

管理場所

春と秋は戸外の日当たりでしっかりと日光に当てます。戸外の場合、軒下など雨に当たらない場所で管理します。雨ざらしにはしない。

夏は調子を崩すので木陰か室内でカーテンなどで遮光した日光に当てます。もちろん雨には当てない。

耐寒温度はマイナス3度くらいなので戸外でも越冬が可能な地域もあります。でも、基本的には室内管理が無難です。室内で冷暖房の風に当たらない、できれば窓辺で日光に当ててください。

剪定・切り戻し

枯れた高砂の翁の葉っぱはむしりましょう。放置していると水を吸って腐って、病気になります。

病害虫

気温が上昇すると、バッタワタムシ、カイガラムシヨトウムシアブラムシが発生します。オルトランを使っておくと予防できるので前もって定期的に散布しましょう。それでも発生したら対応の薬剤で駆除します。
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