ナスタチウム(金蓮花・キンレンカ・ナスタチューム)

科名 | ノウゼンハレン科 |
学名 | Tropaeolum majus |
別名 | 金蓮花・キンレンカ・ナスタチューム |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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目次
ナスタチューム(キンレンカ)の特徴は?


春に苗を植えて、初夏から秋にかけて花を楽しんで、冬には枯れて無くなります。ヒョロヒョロとした見た目に反して比較的乾燥している状態を好みます。水をやりすぎると蒸れて傷んだりします。
花がしぼんだものを花ガラと呼びます。ナスタチュームはしぼんだ花に種子をつけようとしてそちらに栄養を回すので、花ガラをそのままにしておくと次の花が咲きにくくなります。また、花ガラを放置していると腐って病気の元にもなりますので、花ガラは取り除くようにします。
こぼれダネで翌年も芽を出すことがあります。
草丈20cm〜1m
コンパニオンプランツ
ナスタチュームはセンチュウ・コナジラミ・アブラムシ・アリを避ける効果があるとされますので、コンパニオンプランツとして他の植物と一緒に植えることもあります。スポンサーリンク
水やり
意外と乾燥を好む

水をやりすぎると徒長(ひょろ長くなること)する。徒長するなら水やりを控えめにしてください。日光不足でも徒長しますので、状況を考えて判断材料にしてください。
鉢植えの水やり
土が乾いていたら水をたっぷりと、鉢底から水が出るくらいにあげます。水をやり過ぎると根腐れを起こしたり、葉っぱが蒸れて腐ってしまいます。葉や茎がグズグズになっていたら、水のやり過ぎや葉の茂りすぎによる蒸れを疑ってください。土が濡れているうちは水はやらないようにしましょう。庭植えの水やり

肥料

肥料をあげすぎると葉っぱが茂りすぎて花が少なくなり、真夏になると葉の茂りすぎで風通しが悪くなって傷みの原因になりますので、様子を見て判断します。
植え付け
時期

用土

種まき
種まきは4月下旬頃以降、土に適当にまいているだけでも発芽します。発芽温度は15度から20度。ただし発芽しても霜に当たると枯れるので、早く発芽させてもしばらく室内で管理しなくちゃいけなくなる。まく前に一晩、水につけて、皮をむくと発芽率が上がります。何株が育てる程度なら、普通は苗を植える。その方が楽だし、安上がり。ただし、一面にナスタチュームを咲かせたいなら種まき。
苗
ナスタチュームの苗を買ったら、できるだけ速く植えましょう。早く植えないと、ポットの中で根を張って、植え付けても根が広がりにくくなります。ナスタチュームは直根性でよく育ってからの移植はできません。一年草ですし植え替えはしません。
鉢植え

苗の土は崩さず、根はほぐさないで植えます。鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
庭植え

用土を穴に半分戻して、苗を20cm間隔で配置して、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。
苗は土を崩さず、ほぐさないで植え付けてください。ほぐすと根を痛めて生育不良を起こします。
管理場所・日当たり

ですがナスタチュームは真夏の直射日光と暑さで蒸れて傷んでしまいます。出来れば真夏だけは半日陰に移動したり、ヨシズなどで日を遮光してやると良いですが、よほど環境が悪くない限りは生育が衰えて花が咲かなくなっても枯れることはありません(地域や環境によります)。枯れずに夏を越えれば、夏の暑さで株が弱っていたナスタチュームも秋以降涼しくなれば復活してもう一度花を咲かせてくれます。
花ガラ摘み
花が終わったものを花ガラといいます。ナスタチュームは花がしぼむと種子を作ろうとして、栄養を種子に回します。そのために次の花が咲きづらくなるので、花がしぼんだら摘むようにします。花の茎の根本から摘んでください。エディブルフラワーとしてサラダにして食べることもできます(農薬を使っていなければ)。花が萎む前に「収穫」するのも手ですよ。
切り戻し
ナスタチュームは夏の高温多湿が苦手ですので、蒸れを避けるために、梅雨前・夏前のどこかで、株全体を半分〜3分の1の高さまで切り戻します。枯れた葉っぱを取り除き、風通しをよくしておきます。病害虫
ハダニハダニは乾燥すると発生しやすいです。葉っぱに水をかけてやるとある程度予防できます。見つけたら薬剤を撒きましょう。
エカキムシ
エカキムシとはハエモグリバエの幼虫。葉っぱに白い線がウネウネと走っていたら、中に幼虫がいます。葉っぱごと取り除くのが簡単。
特徴・由来・伝承
柔らかな葉っぱに色鮮やかな花を咲かせるツル性植物。背が高くならないのでグランドカバーに使われたり、ツル性で長く伸びるので、ハンギングに使われたりと春から秋にかけて庭を彩る園芸植物です。最近では食べられる植物…エディブルフラワーとしてテレビで扱われることもある(アメトーークで「みやぞん」が言っていたことも)。葉っぱや花、実を食べることが出来ます。味はカラシのよう。葉っぱや花はサラダに入れて、実は摩り下ろして薬味にします。