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クロサンドラの育て方

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クロサンドラ
学名などの基礎データ
クロサンドラの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
クロサンドラ
科名
キツネノマゴ科
属名
ヘリトリオシベ属
学名
Crossandra infundibuliformis
別名
ヘリトリオシベ・ジョウゴバナ
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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クロサンドラの特徴は?

クロサンドラはキツネノマゴ科の常緑小低木。ワックスがかかったようなツヤツヤの葉で、春から秋に開花する定番のガーデニング材で、夏の暑さに強く、直射日光にも強い方ですが、それでも真夏の直射日光には葉焼けしてしまいます。

夏の暑さで夏は花が休む(地域にもよるが)ので出来れば夏は半日陰に移動させると良いです。移動させないと葉焼けはしますが枯れるほどではありません。

自生地では多年草で、8度あれば越冬も可能ですが、8度というのは室内でも真冬になれば十分下回る温度です。普通はしません。苗が高くないので、一年草として扱うことがほとんどです。
草丈30cmから70cm
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庭植えの水やり

自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。乾燥する時期は葉っぱの様子を見て水やりをしてください。

鉢植えの水やり

土が乾いていたら水をしっかりとやります。乾燥気味に管理するのがコツ。鉢植えにした場合、鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。受け皿をしていて、水が受け皿に溜まっていたら、水を捨てて下さい。梅雨の時期は水を控えてください。水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。
●意外と根腐れしやすいので春と秋は注意。
●冬越しして「木」になってきたら、乾燥に強くなります。乾燥気味に管理するようにしてください。

夏の水やり

夏は朝と夕方の二回、水やりをします。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めるので避けます。夏にどうにも水切れする場合は半日陰へ。

冬の水やり

冬は寒さで活動が停止します。土が乾いて数日経って水をやる程度に、水やりは控えてください。水やりを控えることで多少は耐寒性がつよくなります。

もしも室温が15度以上を保つことができて、開花するようであれば、春や秋のように土が乾いたら水をやるようにします。また、冬でも開花するのであれば薄い液体肥料をやってください(肥料がないと開花が止まる)。

肥料

花がよく咲くので追肥が必要。花が咲いている間は液肥を月に三回あげます。もしくは月に一回、緩効性化成肥料をやります。肥料が切れると花つきが悪くなりますので開花している時期は必ずやってください。
冬に15度以上の環境で管理して開花するようであれば、液体肥料をやるようにしてください。

植え付け・植えかえ

時期

4月あたりから流通するけども関東では4月下旬では霜が降り、霜に当たるとクロサンドラは一発で枯れる。なので5月中旬以降が無難。
●霜が当たらない軒下で管理していても枯れる(絶対じゃないけどヤバイ)。霜が降りるほどの寒波が来たら室内に取り込んだほうが良いです。庭植えにしちゃった場合は天に祈っていてください。

用土

市販されている花と野菜の培養土で植え付けます。もしくは赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを利用します。必ず新しい土で植えてください。

鉢植え

5号鉢6号鉢に1苗。プランターなら横に3株を植えます。あまり大きな鉢に植えると土の残った水で根腐れを起こすので注意しましょう。鉢は素焼きの鉢が根の健康にはいい。

鉢底の穴に鉢底ネット(鉢底網)を敷いて、その植に鉢底石(軽石)を3センチほど敷き、その植に用土を入れて、苗を入れて、隙間に土を入れていく。最後に水をやって完成。

冬越しさせて春に植え替える場合は、元の株の土を三分の一ほど落として、地上部の枝を整理してから植える。
●開花している株は根をいじらない方が良い。土を崩さないで、ひと回り大きな鉢に植えるほうがダメージが少なくて良い。

庭植え

水はけの良い土を好む。庭土を深さ15cmから20cmほど掘り返して、その土に腐葉土を3割ほど入れて、化成肥料を説明書きの規定量を入れて、よくまぜて用土とします。穴に用土を半分戻して苗を植え、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。

種まき

花がしぼんでもそのままにしていると種が出来ます。種は紙袋などに入れて常温保存しておきます。春に種を蒔くと発芽して増えます。
クロサンドラの種子も寒さに弱い。戸外で冬を越して発芽することはないです。室内で保存しましょう。

クロサンドラは種子を作ると株が弱り、次の花が咲きづらくなる(枯れるわけじゃないけど)。なので一般的には花ガラを摘んで種子は作らないようにするもの。

挿し木

春から秋にかけて、2節と葉っぱがあるように切って、切り口から出てくる白い乳液を取り除いてから、赤玉土単用の苗床に挿して乾燥しないように日陰で管理していると発根します。発根まで一週間から二週間。発根して葉っぱが出るくらいになったら、鉢植えに植え替えて、日当たりで管理します。

クロサンドラは根腐れしやすいので、その保険で挿し木するか、春に苗を買ってある程度枝が増えたら、挿し木で株を増やして庭中をクロサンドラにする!ってことも可能。しかし、クロサンドラの苗は高いものではないので、保険に挿し木をするよりも毎年買ったほうが安上がり。なので、単に株を増やしてみたい!ってくらいしか動機がないかなーと思う。

管理場所・日当たり

日当たりがよくないと葉っぱのツヤも悪くなり、花つきが悪くなり、花の色も鈍くなってしまいます。真夏以外は出来るだけ日当たりがいいところで管理して下さい。

できれば年間を通して風通しが良いと生育が良くなるし、病害虫も少なくて済む。

夏越し

クロサンドラは夏の暑さには強いですが、直射日光に若干弱く、真夏の日当たりに置いておくと葉っぱが黒く変色してきます。真夏の直射日光に当たると株が弱くなりますので、この時期だけは日よけをするか、半日陰へと移動させます。暑さには強いので、温度は問題なく、涼しくある必要はありません。

葉焼けすると黒くなり、最後は白く抜ける。葉緑素がなくなっているために株が徐々に弱くなる。

越冬

8度以下になると枯れるか、とても弱る。越冬させるには、できれば10度以上を保ちたいが、10度以上は温室があるか、高気密校断熱の床暖房の家でもない限り、無理。苗が高いものではないので、毎年買い換えるのが楽だし、一般的。
●庭植えでは越冬は暖地でも厳しい。掘り上げて鉢植えにして室内で管理する…が、面倒だし苗は安いので春に新しく買ったほうが良いよ。
●15度以上を保てれば開花する。高気密校断熱の床暖房の家だとこれが可能。その場合は日当たりで管理し、液体肥料をやる。
●冬越しさせる場合で、10度以下になり、落葉する環境ならば、地上部を半分に切り戻しをする。地上部を減らし根の負担を減らすことで、冬越しの確率があがる。

花ガラ摘み

花がしぼんできたら茎ごと切り取ってしまいます。しぼんだ花をそのままにしておくと、種を作ろうとして、栄養をそこへとまわして、株が弱くなり、次の花が咲きづらくなります。

病害虫

カイガラムシ
カイガラムシが発生します。カイガラムシは葉っぱや茎についている動かない虫。成虫は薬剤が効かないので、薬剤を散布するときは何度か散布する。少々の被害ならば、ティッシュなどで取り除いてポイ。

花が咲かない・少ない理由

●日光不足。できるだけ日当たりで管理する。室内では咲かないか、非常に花が少ない。花が日光不足でゼロになってから、日光にしっかりとあてて開花するまでは一ヶ月くらいかかる。
●肥料不足。肥料が切れると花が止まる。
根詰まり。生育が旺盛で根が完全につまると、開花が鈍くなる。
●夏の暑さ。暑さには強いのですが、あまりの暑さで花が休むことも。
●疲労…花ガラを摘まずに放置していると種子ができて疲労します。そこに夏の暑さが加わったりすると花が止まりやすい。

特徴・由来・伝承

クロサンドラとかクロッサンドラと呼ばれる熱帯性の植物です。サマーキャンドルとも呼ばれます。原産地。自生地はアフリカ・インド・マダガスカル・スリランカ。熱帯性っぽい鮮やかなオレンジの花を咲かせ、葉っぱにワックスがかかっているみたいにツヤツヤしています。暑苦しい、と感じる人も居ます。日本には1912年に渡来。

自生地では多年草です。気温が10度以上あれば、年中咲かせることも可能です。品種にはトロピックフレーム・トロピックイエロースプラッシュ・イエローバタフライ・プンゲンス・シャムロック・かがり火・スーパーキャンドルなどがある。クロサンドラ・リフレブルーというものもあるが、この翡翠色のクロサンドラは実際はクロサンドラではなく全く別種の「エクポリウム・ビリデ」という植物。クロサンドラが有名だから乗っかっただけらしい。こういう「流通上の名前」というのはよくある。
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