西洋石竹の育て方
目次
西洋石竹とは?水やり肥料西洋石竹の植え付け管理場所・日当たり花ガラを摘む病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 西洋石竹
- 科名
- ナデシコ科
- 属名
- ナデシコ属
- 学名
- Dianthus chinensis
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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西洋石竹とは?
西洋石竹は
ナデシコ科ナデシコ属の植物で
カーネーション・ナデシコなどの仲間。18世紀に中国にヨーロッパに持ち込まれて品種改良された
石竹の品種群。八重・一重、色合い・模様に多種あり、切花にも利用されます。苗も出回りますが、
種子から育てる方が多いです。草丈は20センチから30センチと低いです。
ナデシコと
セキチクの交配種が出回っていて、ナデシコ・セキチクの境界線はほとんどありません。どちらも育てやすく、鉢植え・
プランター・庭植えでも楽しめます。西洋石竹は
多年草で花後も常緑で越冬します。
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水やり
鉢植えなら土が乾いていたら水をしっかりとやってください。土が濡れているのならば水はやらないようにします。比較的乾燥に強く、少々では枯れませんが、極端な乾燥には枯れてしまいますので気をつけましょう。
庭植えの場合は、自然の雨だけでほぼ大丈夫です。
肥料
西洋石竹が生育する時期には薄い液肥をやるとよく成長しますし、よく開花します。それほど多くの
肥料を必要とする植物ではないので、肥料をやらなかったからといって枯れることはありません。
西洋石竹の植え付け
種まき
春に種をまきます。種を
培養土にまいて薄く土を被せて水をやっていると、一週間ほどで発芽します。本葉が四枚ほどに生育したら、間引いたり、移植して株同士を25センチほどに空けて植えます。
春にまいて夏から秋に楽しむ場合と、秋に種をまいて初夏に花を咲かせる場合があります。どちらでも育てるのは難しくありません。
苗を買う
春か秋に苗が流通するので、これを植えてもいいです。苗はあまり流通していないので苗を植えるならネットで買った方が早いかもしれない。
用土
用土は一般的な培養土か、この培養土に1割ほど
赤玉土や川砂や
パーライトを足して
水捌けをよくして植え付けます。自作する場合は赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものを使います。
鉢植えの植え付け・植え替え
鉢植えなら7号〜8号に1苗。鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、用土と苗・株を入れて、最後にしっかりと鉢底から水が出るくらいにやります。
植え替えの場合は古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢か、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。
庭植え
庭植えする場合は、植え付けの2週間前に深さ20cm掘り返して、
苦土石灰を混ぜて中和させておきます。1週間で中和が終わるので、1週間後に土に2割〜3割ほどの
堆肥か腐葉土を足して混ぜて、化成肥料を少量入れて用土とします。あとは株同士を20cm〜30cmほど空けて植え付けします。
管理場所・日当たり
日光を好みます。夏の暑さと多湿に若干弱いです。夏にあまりに暑いのであれば風通しの良い日陰へと移動させて下さい。
寒さには比較的強いです。強い霜(マイナス5度とか)が降りる地域では戸外の軒下で管理しますが、少々霜に降りる程度の地域ならばどこでも越冬は可能です。
花ガラを摘む
花が終わったら摘み取ることで、次の花が咲きやすくなります。これを
花ガラ摘みと言います。花が終わると植物は種子を作ろうとそこに栄養をまわすので、このままにしておくと次の花が咲きづらくなります。しかし西洋石竹の場合、種が出来ますので、このままにしておいて種子を採取するのも手です。
病害虫
害虫は
アブラムシ・
ハダニ・クロウリハムシ・
ヨトウムシ・
ナメクジなど発生する。
病気は
サビ病・
ウィルス病などが発生する。
害虫は
オルトランを使っておけば大体は大丈夫です。
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