オリエンタルユリ

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オリエンタルユリとは


日本や中国といったアジアに自生しているユリを元に交配、育種したユリのことです。なんて書くとオリエンタユリはユリのごく一部のことを指す、気がします。植物学と言う意味ではもちろん一部のユリのことなのですが、こと花屋さんにとってオリエンタルユリとはユリそのものといっても、さほど違いはありません。
ガーデニングブーム
18世紀前後にヨーロッパの間で爆発的ガーデニングブームが起きました。特にアルプスより北の人にとって植物は豊かさの証、そして希望の象徴でした。それはなぜか?というと、緯度が高い地域は冬になると太陽が昇っている時間が非常に短いのです。そのために常緑の植物そのものが少なく、冬はまさに闇の季節。だから花は希望の象徴なんです。
オランジュリー
金持ち貴族たちは植物を集め、温室を建ててでも植物を育てていました。一例としてオレンジがあります。柑橘類は温暖な地域にしか育ちませんが、霜よけして防寒すれば越冬も可能です。そこでオレンジの畑を覆いつくす家屋を建てました。それがオランジュリーです。オランジュリーが立っていた地域にはオランジュリーという名前が残っています。オランジュリー博物館ってきいたことありませんか?
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発見と品種改良


実はヨーロッパにはユリはない
ユリがない、わけじゃないのですが、日本に咲いているユリのような大きなものではありませんでした。だから日本や中国で見かけたユリの花の大きさにヨーロッパのプランツハンターたちは滅茶苦茶ビックリしたそうです。
彼らは日本のヤマユリテッポウユリスカシユリなどを持ち帰り交配を繰り返して更に大きなユリを作り出しました。これらのユリを「オリエンタルユリ」と呼ぶようになりました。
お花屋さんで見かけるカサブランカやピンク系のさまざまなユリなどは全て「オリエンタル系」と呼ばれます。
日本の文明開化を助けたユリ
日本が明治になってしばらくの間、日本の輸出品の13%が球根でした。球根なんて幾らでも増えるのですから、長期間輸出品目として成立するなんておかしい気がしませんか??
通常のユリ科の植物は連作障害を起こさないのですが、テッポウユリは連作障害を起こして、植えっぱなしにしていると枯れてしまいます。そのために球根の売り上げが維持できたのではないかと思います。
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アヘン戦争と綿、文化が支える日本の進出

これは植物とは関係ないのですが、最近の研究で日本の綿産業が成長した背景にアジアの文化を理解していたから需要に答えた製品を作ることが出来たのではないかという説があがっています。
イギリスがアヘン戦争を起こして中国に進出したときのスローガンは「中国人全員に綿の靴下を履かせる」でした。イギリスは綿産業が強い国で、輸出先として人口が多い中国に目をつけていましたが、結局日本の綿産業に追いつかれてしまいます。この信じがたい結末の原因が文化――

日本の発展を支えたものは「文化」、私はそう考えています。
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