ビオラの育て方:水やり・管理場所・用土をまとめました

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ビオラ

ビオラ
科名スミレ科
属名スミレ属
学名Viola
みずやり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
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開花
植え
肥料
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栽培の特徴

冬のガーデニングの代表。初心者が最初に手をつける花と言われるのですが、実は熟練者こそビオラを植えます。ビオラは花色が多く、開花時期が長く、背が伸びず、広がりすぎず、失敗がなくて、とても優秀です。秋まき一年草です。
育て方のまとめ
●育てるのは簡単。
●冬のガーデニング植物の定番
●真冬は咲かない。
●高いけどブランド苗が良い。
花ガラを摘むことで次の花が咲きやすくなる。
肥料が切れると花が止まる。
●暑いと枯れる。あまり早くに植えない。
●一年草です。夏までには枯れるので、早めに夏の花に植え替えをする。


他のスミレについて
宿根ビオラは根が残り、種子も出来ます。ただし花色や株の広がりがイマイチです。
宿根ビオラ ニオイスミレ パンダスミレ
ビオラ・パンジーの品種
虹色スミレ ムーランフリルルージュ よく咲くスミレ ナチュレ キラキラ星 花ざかりビオラ モルフォ フルーナ ペニー ビオレット ビビ ソルベ
毎年、新品種が出ます。追いつかないです。
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水やりと肥料


ビオラの水やりは地面が乾いたらタップリ水をやってください。鉢植えの場合は鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりと水をやってください。受け皿に水が溜まっている場合は水を捨ててください。
庭植えの場合は、植えた後は水やりはほとんど不要です。
●鉢底から水が出るくらいにシッカリとやるのは、鉢の中のゴミを洗い流し、古い空気を押し出す意味があります。
●12月から2月は寒くて、ビオラも生育が鈍くなります。鈍くなるだけなんですが、水やりの頻度を減らさないと、灰色カビ病などで腐ってきます。水やりを減らしください。減らすのは水量ではなく頻度です。土が乾くまでは水をやらないようにしてください。
●ビオラは冬の植物の割には水を吸い上げる力が強いですが、それでも過湿にすると腐って枯れてしまいます。

冬でも意外と水を必要とします
通常の植物は冬の間は成長が鈍くなるので水を控えるものですが、ビオラは真冬でも水の吸い上げが強くて、水を必要とし、水が切れるとしんなりと元気が無くなります。
●水やりの頻度は日当たり、気温、風通しなどなどで違うのでケースバイケースなのですが、目安としては二日か三日に一回水をやってください。
●土が凍ると生育が鈍くなりますので、夕方に水をやらないようにします。気温が上がる午前中に水をやってください。夕方に水をやると夜の間に土が凍ってしまい、根が傷んでしまいます。
●冬の植物にしては水の吸い上げが強いので、ビオラに水をやるついでに、他の植物にも水をやっていると、他の植物が根腐れすることがあります。

肥料
生育期間は追肥として二週間に一回液体肥料をやるか、一ヶ月に一回固形肥料をやってください。花がよく咲きますので、肥料が切れると花が途切れます。花が咲く間は液肥をあげてください。開花促進剤の入った液肥だと尚、花が咲きやすくなります。
●初心者は液肥が微調整が出来るので便利です。
●寒冷地で生育・開花が鈍い場合は、肥料は控えてください。
●液肥はチッソ・リン・カリが適切に入っているものを選んでください。パッケージに「8−8−8」と書いてあるものを選んでください。ちなみに8−8−8はチッソ・リン・カリの配合の割合です。
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植え付け・植えかえ・種蒔き


用土は一般的な花と野菜の培養土か、自作する場合は赤玉土腐葉土4を混ぜたものか、赤玉土6腐葉土3牛糞堆肥1を混ぜたものを利用します。最近はビオラ・パンジーの専用土というのもあります。庭植えにする場合は、水はけの良い土を好みますので、前もって腐葉土・堆肥を混ぜて水はけを良くしておきます。
●赤玉土6腐葉土4で作った土にはマグァンプKやフローラマック-Bなどの緩効性肥料を入れておきます。花と野菜の培養土やビオラ・パンジーの専用土には最初から適切な肥料が入っています。追加する必要はありません。


株間
庭植えの場合は株と株の間を20センチ。鉢植えの場合は株と株の間は10センチほど開けて植えてください。
早く植えない方が吉
本格的に寒くなる11月までにビオラの植え付けすると、気が楽です。もちろん冬の間はいつ植えても、咲いてくれます。
●「9月とか10月に早めに植えちゃおう」と植えると、気温が高すぎて、首が長くなったり、最悪枯れてしまうこともあります。最高気温が15度以下になるまで、庭植えにはしない方がイイです。
ホームセンターには早くから出回りますが、植えない方がいいです。


苗を植える時のコツ
用土は市販されている花と野菜の土で植え付けします。ビオラ・パンジー専用土というのもあります。植え付けの際にポットから取り出したら白い根がびっしりとついていたら、その根をほぐしてから植えてください。ほぐした方が根付きやすいです。
●苗の根本が土に掛らないようにします。深く植えず、苗が少し地表から出ているくらいが安全です。ここに土がかぶると芽が出ずらくなります。
●必ず新しい土で植えてください。古い土では生育が非常に悪いです。庭植えする場合は土壌改良材を使います。

高い苗(=ブランド苗)がおすすめです
ホームセンターや店舗で格安のビオラの苗が売っています。50円や80円の安い苗を買わずに300円以上の苗を買った方が、茂るスピード早く、花つきも良く、病気への耐性もありますので、最後はお得です。
●これは品種もありますが、農家の苗の作り方が影響しています。特に初心者は高い苗を買った方がいいです。ほんとに悲しいくらいに違います。ただ目に見えての違いが出るのは春です。

種子について
ブランド苗とか普通のビオラの苗では種子が取れません。種子が取れても、その種子は親の性質を受け継いでおりませんから、花が極端に小さかったり、花色が微妙だったりするので、種子で増やすのではなく、毎年苗を買うのが賢明です。

花が咲いてしばらくすると、ベンツのエンブレムみたいな…三菱のマークみたいな…「サヤ」が出来ます。このサヤに種子が詰まっています。このサヤを放置していると種子が弾けてそこいら辺に飛び散ります。これを蟻が持って行くために、あちこちからビオラが生えてきます。ちゃんと「予定通り」にビオラを咲かせるためには、サヤが茶色になる前に…少しまだ緑のうちに…摘んでおいて、陰干ししておきます。
種子を発芽させる
ピートモス5赤玉土5を湿らせて、種子を一粒ずつ分けて蒔いて、その種子の上に土をかぶせます。日陰の風通しの良いところで管理して、霧吹きで水をやって乾かさないようにします。ジョウロで水をやると種子が小さいので流れてしまうので霧吹きで。発芽までは一週間ほどです。
●20度くらいで発芽しますが、30度以上になると発芽しなくなります。
●種子の発芽は8月の末から9月に。
●ビオラは暑さに弱いので8月9月に発芽させても弱ってしまうのですが、10月の霜が降り時期に霜に当たっても大丈夫にまで株を生育させるためにはどうしても夏に発芽させないといけません。まー、種子から育てるのではなく、苗から育てるのが普通です。
●10月の上旬までに庭植えします。

発芽したら、明るい日陰へ移動させます。ずっと日陰で管理していると徒長してしまいます。本葉が2枚か3枚ほど伸びたらポットに植え替えてから、また生育してから庭や鉢に植え替えるか、本葉2枚3枚で、庭か鉢に植え付けします。

寄せ植え
寄せ植えによく利用されます。開花時期の近いガーデンシクラメンユリオプスデージーヘデラ・アイビーなどと一緒に植えられますが、ビオラ単品でも綺麗です。
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管理場所・日当たり


寒さに強いので、日の当たる場所であればどこに植えても大丈夫です。とにかく日当たりで管理してください。日当たりが悪いと、開花が鈍くなります。開花が鈍いビオラなんて悲しいです。
霜に当たっても枯れないのですが、
当たらない方がイイです

霜に当たっても枯れはしないのですが、花つきが悪くなるので、霜の当たらない軒下に植えるとキレイに咲き続けてくれます。といっても霜に当たっても枯れるわけでもないし、花も少なくなるだけで咲かない訳ではないので、気にしなくてもOK。普通は気にしません。
本当に寒い時期は咲かない
ビオラ・パンジーは真冬でも咲く、と誰もが思っていますが、本当に寒い時期は花が休みます。
ところが、ナチュレという品種は真冬でも花が咲き続けます。霜が降りてもなんのその。でも、この品種は他の品種より暑さに弱い為に、3月下旬には間延びして傷んでしまいますので、傷んだらサクラソウなどに植え替えるのもイイですよ。

花首が伸びたら暑すぎるサイン
春が近付くと暑さで、ビオラの花首が長くなります。首が長くなったらそれは暑すぎるサインです。
夏越しは無理
ビオラの中には夏を越すものもあるにはあるんですが、日本の夏は高温多湿でビオラには非常に厳しい環境です。流通しているビオラは夏までには枯れます。どうしても夏越しさせるのならば、梅雨前に挿し芽をして、株を分けて、それを半日陰の涼しいところで管理して夏越しを図ります。でも、そこまでするのは本当にマニアですよ。
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その他

花ガラを摘むか摘まないか
咲き終わった花のことを「花ガラ」といいます。花が終わると植物は栄養を種に回し、次の花が咲きづらくなります。花ガラをこまめに摘んでしまえば、新しいビオラの花が次々と咲いて、冬の間、庭を賑やかにしてくれます。摘芯(ピンチ)の効果もあります。
●花ガラをちゃんと摘むようになったらガーデニング初心者は卒業です。
●花の茎の根元から摘んでください。
●花を摘むのはかわいそうに思うかもしれませんが、放置している方が悪影響です。摘みましょう。

切り戻し
植えてから春に枯れるまで、切り戻し・摘芯をします。時期によって目的が違うので下記リンクを参考にしてください。

アブラムシが発生します
アブラムシが発生します。見つけ次第補殺し、薬剤を散布します。前もってオルトランをやっておくと良いです。アブラムシはメスだけで、クローン繁殖しますので、一匹だけでもガンガン増えます。早いうちに対処するのがコツです。薬剤を使わずに駆除するのは、ちょっと厳しいです。
ナメクジ
過湿だとナメクジが発生しやすいです。ナメクジも見つけ次第補殺して、薬剤を撒きます。ビールトラップで捕まえるのも効果があります。
ヨトウムシ
夜盗虫は夜中に活動していますので、昼間に見る限りはヨトウムシがいるかどうかは全然分かりません。葉っぱがかじられていて、葉っぱの裏にビッシリと卵が産み付けられていたら、葉っぱを切除して、薬剤を撒きます。成虫になったら薬剤が効かないので、前もって薬剤を撒いておいてもいいです。
灰色かび病
灰色カビ病は寒い時期(低温期…12月〜2月)に水をやりすぎると、なかなか水が蒸発しませんし、真冬はビオラでも生育が鈍くなるものですから、過湿気味になってしまいます。すると灰色のカビが発生して腐ってきます。予防としては水やりの頻度を控えるようにしてください。
病害虫と対応の農薬
アブラムシ類→カダンセーフ・サンヨール液剤AL
ハダニ→カダンセーフ・サンヨール液剤AL
ウドンコ病→カダンセーフ
灰色カビ病→カダンセーフ
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特徴・由来・伝承

ビオラとはスミレ科スミレ属のラテン語名。パンジーとの定義の差は曖昧で、大きさを元に区別する場合が多いです。小さいのがビオラ(4センチ以下)・大きいのがパンジーなど(5センチ以上)。ただし、実際は大きさだけでは区別できない。種子と根茎にビオリン、サポニン、ビオラルチン、グリコサイドという成分の毒があり、口にすると嘔吐、神経麻痺、心臓麻痺の症状が出ます。食べることはないでしょうから関係ないでしょうけど。パンジーより強健とされているのですが、今はパンジーとビオラの差はほぼありません。

ビオラはもともとはヨーロッパの原種を交雑させています。本来の原種は、冬の寒さに当たった後に、昼の時間が長いと開花する性質でした。現在はこの傾向はほぼなくなってしまって、秋から春にかけて長期間開花するガーデニング剤です。
ギリシャ神話に名前が由来
ギリシャ神話の全能の神ゼウスは超・浮気性。そのゼウスが一人の女性に目をつけました。女性の名前が「イーオー(イオ)」。イーオーはなんとゼウスの正妻の「ヘラ」に仕える巫女でした。ゼウスは隠れてイーオーを犯しました。ヘラにバレそうになったのでゼウスは「やってないよ!」と言い訳して、イーオーを雌牛に変えてしまいました。その雌牛の餌として生み出したのが「ビオラ」だと言われています。
弦楽器のビオラ
弦楽器のビオラとは綴りは一緒ですが、無関係。
初心者向けの定番ガーデニング
初心者向きの定番ガーデニング材。次はガーデンシクラメンノースポール、カレンジュラ、クリスマスローズあたりでしょうか。
でも、育てやすさと色合いのバラエティと、姿の愛らしさで、代わりになるようなものが少ないので、結局毎年ビオラを植えることに。
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