ユーフォルビア・ミルクトロンの育て方
目次
ユーフォルビア・ミルクトロンとは?水やり肥料植えかえ、挿し木根腐れした場合の処理管理場所病害虫由来関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ユーフォルビア・ミルクトロン
- 科名
- トウダイグサ科
- 属名
- ユーフォルビア属
- 学名
- Euphorbia mammillaris cv. Varieg
- 別名
- 白樺キリン
- 耐寒
- 10度
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 上級者向け
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ユーフォルビア・ミルクトロンとは?
ユーフォルビア・ミルクトロンはみかけは
サボテンのようでもサボテンではなく、
トウダイグサ科ユーフォルビア属の
多肉植物で冬には薄くピンク色に
紅葉します。
一年を通して直射日光のあたらない場所で育ててください。性質も丈夫で育てやすい植物です。茎にはたくさん子供がくっついていますのでこれらを切り取って
挿し木にすると簡単に増やせます。
暑さにはある程度強いですが、寒さにはあまり耐性がありません。気温が10度以下になる場合は必ず霜や雪を避けて室内で育ててください。霜や雪にあたると枯れます。
よく
根腐れを起こすため休眠期は乾燥気味にします。生育時期の春と秋には表面の土が乾いたらたっぷり
水やりをします。生育の止まる真夏と冬はさらっと湿るぐらいの水やりで乾燥気味にします。
最初に簡単にまとめ
● 冬の寒さに弱いので温度調節、湿度の調節が大事。
● 子株を切り取って挿し木にして簡単に増やせます。
● 切り口から乳白色の液体がでてきます。猛毒を含んでいますので注意。
● 多湿に弱いので水やりは土が乾いたら。夏と冬は乾燥気味に。
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水やり
水やりは過湿を避けるようにしてください。
春から秋には土が乾いたら水をたっぷりあげてください。土が完全に乾いてから2~3日後くらいに水やり(目安は月に1~3回です。)
冬には休眠するので水を控えて、明るい室内で管理します。冬は土が完全に乾いてから水をあげてください。(目安は月に一回)土を乾燥気味に保ちましょう。
夏は水のやりすぎには注意しましょう。根腐れを起こしやすくなります。夏は土が乾いて白くなったらさらっと水やりしましょう。
鉢の下のほうから根腐れを起こしますので受け皿に溜まったお水は必ず捨ててください。
肥料
生育時期にあたる3月から5月と10月ごろに追肥として置き肥を少量あげてください。高温期(梅雨明けから9月上旬)には
肥料分が残らないようにしましょう。固形肥料などはほんの少しで良く、液肥は使うなら薄めて使う液肥などで追肥(1000倍液位) してください。
植えかえ、挿し木
時期
植え替えの時期は3月〜5月、10月ごろ。春が適していて、春の植え替えを逃したら秋にする…って感じです。
買ったときに入っていた小さい鉢のままではすぐ
根詰まりを起こしてしまいます。1~2年後に一回り大きな鉢に一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。
用土
土は市販のサボテン、多肉植物用の土で植えるのが無難です。自分で作る場合は
赤玉土3、
鹿沼土3、
軽石3、
腐葉土1の配合土など、
水はけのよいものを使います。赤玉土は使う前に洗って粉を取り除いておくと水はけよくなり、適しています。
鉢の植え替えの手順
古い鉢から株を取り出し、古い根や傷んだ根はきれいなカッターナイフで取り除きましょう。このときに白い液体に触れないように注意し切り口を洗い流してください。液体が出なくなったら新しい土の入った一回り大きな鉢に植えましょう。
鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を3cm入れ、その上に
用土をすこし敷いて高さを調節します。その土に株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完了です。
挿し木の仕方
新しい茎が増えやすい性質なので、茎を切り分けして増やすと増やした株が早く大きくなります。清潔なカッターナイフでわきから生えている茎を切り取ってください。
その際、白い液体に触れぬよう注意し、よく切り口を洗いしてください。水の中に10分程度つけても構いません。切り口の白い液体をそのままにしておくと乾燥して固まり根が生えなくなります。その後、切り口をよく乾かしてから新しい水はけのよい土に植えてください。
根腐れした場合の処理
水やりをやりすぎると根腐れします。根腐れしたら、土から取り出し、根腐れした部分を切り取り、切り口を日陰で乾燥させてから、植え付けをします。乾燥させないとまた腐ってきます。乾燥は三日か四日ほどかかります。
新しい土で植え付けをします。植え付けの手順は上の
植え替えの手順を踏みます。
管理場所
春と秋、冬は日差しを確保しましょう。室内でも強い日光は避けて、レースのカーテン越しの窓辺のような場所が最適です。
冬は温度調節に注意
冬の寒さには弱いため、屋外で育てている場合には注意が必要です。
霜や雪に当たると枯れてしまいますので10度以下に温度が下がる冬の間は屋内で育てましょう。また室内であっても夜間や暖房を使っていない時間など10度以下になると弱ります。発砲スチロールの箱をかぶせるなどの寒さ対策をしましょう。
夏は風通しと温度、強い陽射しに注意
暑さに強いが日本の高温多湿は嫌います。雨が当たるようなところ、空気がこもる様な場所は避け、屋外屋内ともに風通しが良いところで育てましょう。
真夏の強い直射日光は避けた方がよいでしょう。遮光ネットなどで直射日光をさえぎってください。
冷暖房の風に注意
冷暖房の風は大変乾燥しています。その風に当たりすぎると株が枯れてしまいます。屋内で育てる場合は冷暖房の風に直に当たらない場所で管理してください。
病害虫
蒸れや根腐れに注意→病気
水はけと風通しが悪く蒸れてくると病気になりやすくなります。さび病や
うどんこ病が発生しやすくなります。
日当たりや風通しが悪いと
害虫の
カイガラムシが付きやすくなります。もし付いてしまったら、まず歯ブラシなどを使い取り除き、その後殺虫剤の散布を行います。
由来
全体的に白っぽいことから別名、その他の
流通名が
白樺きりんと呼ばれます。
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