ハイビャクシン(這柏槙・磯馴(イソナレ・ソナレ)・岩垂杜松)

科名 | ヒノキ科 |
属名 | ビャクシン属 |
学名 | Juniperus chinensis var. procumbens |
別名 | 這柏槙・磯馴(イソナレ・ソナレ)・岩垂杜松 |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
スポンサーリンク
ハイビャクシンの育て方
育て方の概要ハイビャクシン(這柏槙)はヒノキ科の常緑低木で針葉樹(コニファー)。イブキの変種らしい。ビャクシンが上へと伸びる…普通の樹形なのに対してハイビャクシンは横に伸びる。というか地面を覆うように育つ。枝は上にほぼ伸びない。それ以外はビャクシンと同じ。グランドカバーにも使われるが、樹木なので芝生みたいに踏みつけるわけにはいかないので注意。ハイビャクシンは赤星病の媒体で、自治体によってはビャクシンの栽培を禁止している地域もあるので、調べてから植えましょう。乾燥に強く過湿に弱い。
樹高30cmから60cm横幅5m
まとめ
●ハイビャクシンはヒノキ科の常緑低木の針葉樹。育てやすい庭木で樹高が50cm前後と非常に低い。剪定したり誘引しなくても這うようにしか伸びないのでグランドカバーによく使われる。
●日当たりで育てる。
●普通の水やり。庭植えにすると自然に降る雨だけでいい。鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやる。
●2月か3月に肥料をやる。できれば10月にも肥料をやる。
●普通は庭植えのするもの。
●邪魔なじゃない限りは剪定しないでいい。
●ハイビャクシンはヒノキ科の常緑低木の針葉樹。育てやすい庭木で樹高が50cm前後と非常に低い。剪定したり誘引しなくても這うようにしか伸びないのでグランドカバーによく使われる。
●日当たりで育てる。
●普通の水やり。庭植えにすると自然に降る雨だけでいい。鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやる。
●2月か3月に肥料をやる。できれば10月にも肥料をやる。
●普通は庭植えのするもの。
●邪魔なじゃない限りは剪定しないでいい。
スポンサーリンク
水やりと肥料
水やり庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。
肥料
肥沃な土地を好みます。庭植えの場合は2月、鉢植えの場合は3月に緩効性化成肥料か油かすをやります。肥料が少ないと生育不良を起こして、葉っぱが枯れ込むことがあるので注意。10月にも同様に肥料をやるといいです。それとは別に石灰を毎年一回、一握りほどやるといいです。
植え付け・植えかえ・種蒔き
植え替え時期3月から5月、梅雨前に植え替え・植え付けをします。
用土
水はけの良い肥沃な土を好む。赤玉土小粒7腐葉土3を混ぜたものを使う。もしくは赤玉土5腐葉土3川砂2を混ぜたものを使う。
庭植えの場合は、庭土に腐葉土か堆肥を3割ほどまぜて、水はけが悪いならば川砂を混ぜて水はけを良くしてから植えるようにする。
植え付け・植え替え
鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。根をいじらず、土を落とさないで、一回り大きな鉢に植え替えるようにしてください。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
●鉢植え・プランターでも育てられるが一般的じゃない。庭植えがいいです。盆栽にすることもあるので鉢植えは十分可能。
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日当たりで育てる風通しの追い日当たりを好みます。半日陰でも育つには育つが生育が悪くなり、葉色が悪くなる。ハイビャクシンがそもそも成長速度が遅い方なので日当たりが悪いところは避けます。
夏と冬
寒さには強い。夏の暑さにも強い。
病害虫
赤星病・ハダニ・アブラムシ・カイガラムシ・スギドクガなど。剪定
剪定特に剪定しなくても横へと伸びていく。また、成長が早い植物でもないので、剪定は「邪魔な枝が伸びたら」程度に抑える。太い枝を切るような強い剪定する時期は冬(2月から3月)。ハイビャクシンが活動している時期は樹液が動いていて、枝を切ると病気になりやすい。太い枝を切らない軽い剪定(葉っぱや細い枝を切る程度の剪定)は、真夏(7月8月)を除く季節(春と秋と冬)を選ばずやっていい。
●葉っぱは本来は針状だが、株が大きくなってくると鱗片状のものになる。株が大きくても剪定して刈り込むと針状の葉っぱが出やすい。
特徴・由来・伝承
日本原産の匍匐する樹木。アメリカに渡って利用されるようになり、「ソナレ」と呼ばれるようになっているっぽい。庭木としては珍しくないが、自生地は少なく珍しい。葉っぱはほぼ針状。ちなみにビャクシンはちゃんと上に伸びる。ミヤマビャクシンというのがあって、これまた丈が低いが、ハクビャクシンよりは枝が斜め上に伸びる。
スポンサードリンク