コロラドビャクシンの育て方

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コロラドビャクシンの基礎データ

コロラドビャクシン
科名
ヒノキ科
属名
ビャクシン属
学名
Juniperus scopulorum
耐寒
マイナス15度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
コロラドビャクシンの植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

コロラドビャクシンの特徴は?

コロラドビャクシンは北アメリカに自生するヒノキ科ビャクシン属の常緑高木で針葉樹コニファー)。日本ではコロラドビャクシンの園芸品種が多く流通している。中でもスカイロケットが有名。暑さ・寒さに強く、日本全土で庭植えして育つ。生育速度が速いものも遅いものもある。

ビャクシン属は赤星病の中間寄生種でナシなどに被害があるため、自治体によってはビャクシン属の植え付けを禁止しているので、植える前に住んでいる地域の自治体のHPをチェックしてください。

品種

スカイロケット

スカイロケットは代表的な品種で、丈夫で寒さにも強いです。名前の通りに非常に細く伸びます。

ウィチタブルー

ウィチタブルーは中でも白銀色の葉色です。ブルーヘブンよりも白銀が強く、年間を通して白銀です。一年で10cm〜15cmほどの成長と遅めで、株を増やすのに時間がかかるため、株単価はちょっとお高い。

ブルーエンジェル

ブルーエンジェルはブルーヘブンの変異種。さらに枝葉が密に生え、白銀色で葉色が綺麗で人気があります。

ブルーヘブン

ブルーヘブンはブルーエンジェルより枝が荒いというか、風が通るようになっている。最近はブルーエンジェルの方が人気があります。

ブルーアロー

ブルーアローは青みがかった細い樹形の品種。スカイロケットよりは幅が出ます。

ムーングロウ

ブルー系で冬になると灰色がかった色合いになります。

水やり

庭に植え付けた後は、一度根付いてしまえば、ほぼ自然に降る雨だけで水分を補給することができます。ですが、日照りだと不足して水やりが必要となります。様子を見て判断しましょう。

乾燥に対して比較的耐性がある樹種ですが、特に植え付け直後や成長が始まったばかりの若い植物は、庭植えでも水やりが必要な場合があります。

コロラドビャクシンは根を張るのが遅いため、植え付けて2年は、庭植えでも水やりをします。特に植え付けて最初の夏は水切れしやすく、枝先から枯れ込んでくるので、庭植えでも水やりをしましょう。

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。

肥料

2月に寒肥として緩効性化成肥料を株元にまくか、根に当たらないように株の周囲に穴を掘って油粕を埋めてください。コロラドビャクシンは肥料が切れると葉っぱが枯れ込んでくるので、とにかく肥料は切れないようにする。

同様に6月と10月に肥料をやってください。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け・植え替えは寒さで活動が止まる10月〜3月に行います。できれば3月前後がいいです。植え替えは2年か3年に一回するようにします。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭植えするときは庭土に3割ほど追加してよく混ぜて用土として使う。

鉢植え

鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えのときは、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。根はいじらず、土は落とさないで植え替えをしましょう。

庭植え

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割入れて、化成肥料を規定量入れて、よく混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

植え付け後に支柱を立てて、くくりつけて固定します。コロラドビャクシンは根が浅く、また、根の張りが遅いので支柱をたててグラグラしないようにしておきましょう。

管理場所・日当たり

日当たりを好むのですが、そこそこの耐陰性があり半日陰でも育ちます。ただ、日当たりがいい方が、葉色がよく、日当たりが悪い部分は葉が枯れ込むので、できるだけ日当たりがいいです。

越冬

寒さには強いので大抵は全国で栽培できます。

雪が降る地域では、雪が積もって枝が折れる「枝割れ」が発生する。枝割れ対策として雪囲いをする。雪が積もっても折れないように、紐でぐるぐる巻きして割れないようにする。

病害虫

赤星病・ハダニアブラムシカイガラムシスギドクガなど。

剪定・切り戻し

樹高が高い品種は芯止をして高さを抑えます。芯止めはてっぺんの枝を切って、側枝を主枝にしなおして、高さを抑えつつ、樹形を整える剪定です。側枝と主幹については以下のページを参考にしてください。
剪定するとき、根本から落とすか、枝を出させる場合は、葉っぱが一枚も残らないように剪定はしないようにします。
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