アーノッティアヌスの育て方
目次
アーノッティアヌスの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病害虫剪定関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- アーノッティアヌス
- 科名
- アオイ科
- 属名
- フヨウ属
- 学名
- Hibiscus arnottianus
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
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アーノッティアヌスの特徴は?
ハイビスカス・アーノッティアヌス(
ヒビスカス・アーノッテアヌス)は
アオイ科ハイビスカスの一種でハイビスカスの原種系の種。オアフ島の山地に自生し、白い花に、赤い花柱のコントラストが綺麗です。花にはわずかですが香りがあります。自生地では「コキオ・ケオケオ」と呼ばれ、ケオケオとは純白という意味。
ハイビスカスは何千と
園芸品種があるが、その親となったハイビスカス 。葉っぱの形状が普通のハイビスカスとは違います。最近はこの原種がネットで購入できる。
通常の流通しているハイビスカスは春から秋まで楽しんだら冬に廃棄するものと考えると
初心者向きだが、この原種ハイビスカス・アーノッティアヌスを育てるのは初心者ではないし、育てる以上は冬越しを覚悟した上での購入と考えて、「上級者向」としました。
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水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。受け皿に溜まった水は捨て、土が乾くまで水をやらないようにします。
店頭で販売している花鉢などは地上部に対して、小さな鉢に植えられていることが多く、非常に水切れしやすい。
水やりの頻度を増やすか、夏は
半日陰に移動させるか、一回り大きな鉢に植え替えをして水切れを予防する。
夏の水やり
夏は、水切れしやすいので毎日、早朝と夕方の二回水やりをします。昼に水をやると水が沸騰して根を痛めるので避けましょう。それでも水切れするようなら、明るい日陰に移動させて蒸発を防ぎましょう。
冬の水やり
冬季には、成長していないので水やりを控えめに行います。寒さによって水の蒸発も鈍くなるため、鉢の土中の水分が残りやすい状態です。そのため、水やりは土が乾いてから数日経ってから行うようにします。
水やりのタイミングがよくわからない場合は、
土壌水分計を使用して土壌の水分量を測定することがおすすめです。土壌水分計を使用して乾燥しているなら水やりをするようにします。
肥料
生育時期にあたる4月〜10月に一週間に一回液体
肥料をやる。もしくは一ヶ月に一回緩効性固形肥料をやる。開花が多く、肥料が切れると開花が止まるので、必ず追肥を継続してください。
植え付け・植えかえ
4月〜7月か、9月に植え替えをします。毎年植え替えをするか、2年に一回植え替えをします。
用土
冬越ししない場合は一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土6
腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。
冬越しをする場合は、
観葉植物用の土で植え替えをする。観葉植物の土は匂いがする腐葉土があまり配合されておらず、匂いがしないので室内管理に適しています。
鉢植えの植え替えの手順
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えをするときは、現在の鉢より一回り大きな鉢を用意します。ひと回りとは現在の鉢より1号か2号大きな鉢のことです。古い鉢から抜き、土を落とさず、根をいじらないで植え替えてください。どうしても同じ大きさに植え替える場合は、土を3分の1ほど落として植え替えます。
挿木
挿木で増やせます。春から初夏に10cmほど切って、
水揚げしてから赤玉土小粒単用の苗床に挿していると発根しますので、発根したら鉢植えにしましょう。
管理場所・日当たり
春から秋は日当たりを好み、日当たりが悪いと花が咲かなくなりますので、半日陰ではなくて日当たりで管理します。
夏の管理場所は?
夏の直射日光で
葉焼けすることがあるので、夏は風通しの良い半日陰で管理するか、寒冷紗やヨシズで遮光しておくといいです。水切れすると葉焼けしやすくなるので、水切れしないようにもしましょう。
日当たりで管理していると水切れしやすいので、1日2回水やりをしても水切れするなら半日陰に移動させます。
冬越し・冬の管理場所は?
最低気温が10度以下になる前に室内に取り込みます。霜に当たると一発で枯れます。もしくは
一年草と割り切って秋か冬に処分してしまう。
室内では日当たりの良いところで管理します。10度以下になると弱って落葉することもありますので、できれば10度以上を維持したいですが、高機密高断熱の家でないなら10度以上は厳しいです。
人が生活しているリビングなどであれば、昼間に暖房がかかっていて、夜中でも5度以下にはなかなかならないで越冬は十分可能です。ただ、暖房の風は乾燥していて、暖房の風が直撃すると枯れるので、直撃しないようにしてください。直撃を避けて、乾燥は霧吹きで葉っぱに水をかけて予防しましょう。
冬に5度あたりの室温の場所で管理しているとダメージが蓄積して、春に活動を始めてもなかなか開花しないこともありますが、枯れていなければ回復するので気にせず、管理します。もしくは、冬にできるだけ温かいところで管理します。
病害虫
コガネムシ、
ハダニ、
アブラムシ、
ハマキムシ、
カイガラムシ、
ウドンコ病などが発生します。
剪定
花は春以降にのびた枝に咲くので、できれば花が終わった秋〜2月までに、高さ半分まで
剪定し、不要な枝を切って、小さくまとめておくといいです。冬越しでダメージを減らすために、冬前に全体を刈り込んで根の負担を減らしておくといいです。
また、風通しをよくしておくことで、
害虫の予防にもなるので、密生しないように枝を少しさばいておくといいです。
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