斑入りモンステラの育て方
目次
斑入りモンステラの特徴は?栽培植え替えの時期・用土・手順は?管理場所剪定・切り戻しの注意点病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 斑入りモンステラ
- 科名
- サトイモ科
- 属名
- ホウライショウ属
- 学名
- Monstera
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 室内
- 難易度
- 上級者向け
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斑入りモンステラの特徴は?
斑入りモンステラは
サトイモ科の
モンステラの斑入りの個体のこと。斑入り面積の多いものが非常に高値で取引されている。斑入りモンステラの白い部分は葉緑素がなく、基本的に通常のモンステラより性質が弱いです。通常のモンステラでもちょいちょい枯らすのに、斑入りは枯らしやすい。昨今、投機対象になっているのか価格が暴騰していて、
観葉植物栽培
初心者が軽い気持ちで手を出しがちですが、やめた方がいいです。まずは、通常のモンステラ栽培でうまく育てられるようになってからにしましょう。
斑入りでも白い部分が少ないものは育てやすい。大体葉っぱの4分の1から3分の1くらいの斑入りまでは通常のモンステラより少し弱い程度です。だけど葉っぱの半分やほとんど真っ白なんてのが株全体にかなりあるタイプは
葉焼けしやすく、そもそも生育が遅く、いろいろと弱い。
購入する際の注意点
斑入り株は茎も斑入りだったり色が違う。株のうち、枝の一本だけが斑入りで他の部分は緑葉ということは十分あります。購入の時は茎をしっかりと確認しましょう。
子株のときほど、葉っぱに白い部分が大きく、栽培しているうちに緑部分が増えていく傾向があるので、子株で真っ白なものを買って栽培しているうちにガッカリすることが多い。これを避けるためには、ある程度の大きさになったものを購入するようにする。ただし、大株は高価。そう考えると子株と大株はどちらも一長一短。理解して買うのであれば、どちらでもいいです。
先祖返りする
斑入りのモンステラは先祖返りを起こして、緑葉しか出なくなることがある。緑葉は切除したいが、鉢植えのモンステラは葉っぱが少ないので、切除の判断がしにくい。しかし斑入りじゃないと意味がないし、高値なので緑葉は適宜取り除きたい。
茎が斑入りになっているところからは新芽が出ると斑入りなので、そこが残るように
剪定しましょう。
なぜ高い?
斑入り部分が少ないものは、成長も比較的早く、そうなると増やしやすいので、価格も安い。斑入り部分が大きいものは成長が遅く、そのために高価。というのもあるんですが、高騰したのはバブルでしょう。コロナで室内滞在が長くなり、お金を持っているけど観葉栽培初心者が面白い室内インテリアを探して、独特な斑入りモンステラを発見し、ネットオークションで高騰していった…ってところかなと。
斑入り
マドカズラと斑入り
クワズイモも同様に高騰しています。
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栽培
基本的な栽培手順は通常のモンステラと同じなので、そちらを参考にしてもらってもいいですが、いくつか違う点があります。一つは
葉水の重要性。一つは剪定です。
水やり
土が乾いてから
水やりをします。水やりをするときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。土への水やりとは別に葉水をしましょう。
冬は寒さで活動が鈍っているので水やりを控えます。土が乾いて数日たってから水やりをする程度にします。
葉焼け予防に葉水をしましょう
緑葉のモンステラでも乾燥を防ぐために葉水をしますが、斑入りはなおのこと葉水が重要になります。葉水とは霧吹きで葉っぱに水を吹きかけること。葉水をするときは葉裏にもしっかりとかけましょう。葉裏にかけることで
ハダニを予防できます。
斑入り部分は緑葉部分より、葉焼けしやすく、強い日光に当てると変色して枯れていきます。
葉焼けは葉水をすることでかなり予防できるので、2日に一回はしっかりと葉っぱに…特に白い部分にふきかけて乾燥しないようにします。葉水をすると多少、日光に当たっても葉焼けしなくなるので、頻度を増やしてみましょう。
植え替えの時期・用土・手順は?
5月〜8月の生育時期に、観葉植物の土で植え替えをします。通常の緑葉より生育が遅く、
根腐れを起こしやすいので、観葉植物の土に3割ほど
軽石小粒を入れて
水はけをよくするといいです。
古い鉢から株を抜いたら、古い土を三分の一ほど落として、傷んで変色した根を落として新しい土で植え替えをします。鉢底に3cmか4cmほど鉢底石(軽石)を敷き、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に土を入れていく。
植え替え直後は水やりをせず、その後も二週間は水やりをせず、養生してから、通常の水やり管理に戻します。
管理場所
強い日光では葉焼けするので室内でレースのカーテン越しの日光に当てます。室内管理する場合で夏と冬は冷暖房をかける部屋の場合、風が直撃すると乾燥で弱るので直撃を避け、しっかりと葉水をします。
冬は耐寒温度は5度とされますが、もう少し寒さに弱い。できれば8度か10度以上あるといいです。
剪定・切り戻しの注意点
ちなみに斑入りの葉はその茎も斑入り、もしくは色が薄くなっているので、どこまで切除するのかの判断材料にする。
成長点が斑入りになっていなければ、そこから先の葉っぱも斑入りではない、可能性が高い。斑入りモンステラやクワズイモは実質、株のうち一本だけが斑入りになったものを「まるで全体が斑入りであるかのように」販売していることが多く、そういうものは、その一本が先祖返りしたり、
切り戻してしまうともうおしまい。そういうものに何十万を出すのは危険すぎる。
成長点が斑入りなら、摘まない。ただし、
摘芯させて脇芽を出させるなら摘んでもいいです。摘芯する場合は、その下の茎や葉にも斑入りになっているかを確認すること。
病害虫
カイガラムシ、黒
スス病、
スリップス、ハダニが発生する。
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