ラフィドフォラ・テトラスペルマの育て方

TOP > サトイモ科 > モンステラ…x最終更新2022-10-26画像投稿

ラフィドフォラ・テトラスペルマの基礎データ

科名: サトイモ科
属名: ヒメハブカズラ属
学名: Rhaphidophora tetrasperma
別名: モンステラミニマ
水やり: 水控え目
場所: 室内
難易度: 中級者向け

ラフィドフォラ・テトラスペルマの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ラフィドフォラテトラスペルマの特徴は？

ラフィドフォラ・テトラスペルマはサトイモ科ヒメハブカズラ属の蔓性多年草。

モンステラの小さい版として「ヒメモンステラ」という名前で流通している植物がありまして、それが「モンステラアダンソニー」もしくは「モンステラミニマ」だったのですが、このモンステラミニマが実は「モンステラじゃない」ということが判明しまして、現在は「ラフィドフォラ・テトラスペルマ」とされています。でも、長い間、「モンステラミニマ」「ヒメモンステラ」として流通していたので、そちらの方が一般的。育て方はモンステラ・ヒメモンステラと同じでいいです。これまでそうして育てていたので大丈夫ですよ。

モンステラは生育すると徐々に葉っぱが大きくなるのですが、ラフィドフォラ・テトラスペルマ（＝モンステラミニマ）は別に大きくならない。

水やり

鉢植えの土が乾いていたら鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。土が乾くまでは水やりをしないようにします。よくわからない場合は、土壌水分計で計測して判断すると失敗が減らせます。

冬は寒さで活動が止まるので、土が乾いてから数日経って水をやります。
より詳細な水やりのコツは以下のページを参考にしてください。

モンステラの季節ごとの水やりのコツ

モンステラ栽培季節ごとの水やりについて

葉水

ラフィドフォラ・テトラスペルマは湿度の高い環境を好みますので、年間を通して土への水やりとは別に、葉っぱに霧吹きで水をかけてやるといいです。葉っぱに水をかけることで生育がよくなり、葉裏に水をかけることでハダニ予防にもなります。

肥料

5月〜10月あたりの生育する時期に肥料をやるとよく生育します。1ヶ月に一回化成肥料か、2週に1回液体肥料をやります。肥料は生育するための材料となる成分で、肥料をやると大きくなります。大きくなると邪魔なら控えましょう。

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植え替え

時期

生育する時期の初期の5月〜7月に植え替えをします。根詰まりする前に植え替えをしましょう。大体2年か3年に一回植え替えをするといいです。

用土

観葉植物の土で植え替えをします。一般的な培養土には腐葉土が入っていて、匂いがして、室内管理するラフィドフォラ・テトラスペルマには適さないです。自作する場合は赤玉土6調整済みピートモス2パーライト2を混ぜたものを使います。

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鉢植え

鉢から出して、土を3分の1ほど落とし、古い汚い根を切って整理します。

新しい鉢の底の水が抜ける穴をネットで塞いで、その上に鉢底石（軽石）を3ｃｍ〜4ｃｍ入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。植え替え後に水をやらず、そのまま2週間は日陰で管理して養生させます。いきなり日当たりで管理すると調子を崩すので注意してください。2週間後に普段の管理場所に戻して、水をやります。

ユーザーさんによるモンステラ植え替えと挿し木の画像

投稿コラム

剪定

気根やツルが伸びて邪魔なら剪定してもいいですし、支柱に誘引させます。環境が合っていて、管理が適切ならば剪定してもまた出てきます。

管理場所・日当たり

室内の明るい場所が好ましいですが、直射日光には弱いため、窓際で管理する際にはカーテンを使用して日光を和らげる必要があります。

葉焼けとは、植物の葉が強い日光にさらされることで生じる問題です。葉焼けが起こると、葉の一部が傷んでしまい、その部分は元に戻りません。

夏には特に注意が必要です。カーテンで日光を遮断しても、強い日差しは葉焼けの原因となります。そのため、夏は窓から離れた明るい場所で管理するか、屋外の日陰で育てることをお勧めします。

越冬

耐寒温度は5度。必ず室内で管理します。霜に当たると枯れます。

5度というのは昼間に暖房がかかっている部屋だと、暖房が切っても下回らない温度です。リビングなどの昼間に人が生活する場所で管理します。ただし、暖房の風が非常に乾燥していて、直撃すると乾燥で枯れてしまいます。暖房の風に当たらないようにし、その上で葉水をして葉っぱの乾燥を防ぎましょう。

モンステラ・デシリオサより寒さに弱い

より詳細な越冬のコツについては以下のページを参考にしてください。

モンステラの置き場所と越冬のコツ

モンステラ栽培

病気・害虫

カイガラムシやハダニ、アブラムシの害虫が発生すると、植物の成長を阻害し、葉や茎に被害を与え、これらの害虫が排泄物を残すと、それが原因で黒いカビのスス病が発生することがあります。早期駆除が重要です。

害虫が発生した場合は、薬剤で駆除します。また、害虫の発生を防ぐために、定期的な植物の点検が大事です。