エリゲロンの育て方…ピンクと白の花が咲く!増えすぎて困るかも

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エリゲロンの基礎データ
エリゲロン
科名キク科
属名エリゲロン属
学名Erigeron Karvinskianus
別名源平小菊・ペラペラヨメナ
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
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エリゲロンとは?

エリゲロン:エリゲロンとは?
エリゲロンはキク科エリゲロン属(ムカシヨモギ属)の北アメリカ原産の多年草宿根草)。エリゲロンの中にはいくつかの種がありますが、このページではエリゲロン・カルビンスキアヌスについてまとめています。草丈は30センチ前後。匍匐(ほふく)して横に広がります。こぼれダネでも増え、野生化している地域もあります。増えすぎて困ることもあります。

石の間などでも芽を出して開花しますのでロックガーデンにも適しています。

多湿に若干弱いものの、非常に頑健で花の時期が長く、暑さ・寒さにも強く、寒冷地では冬に地上部が枯れてしまっても根が残り、春にはまた芽吹きます。

デメリットとしては、株が大きく育つと、乱れて不恰好になることです。これは庭をナチュラルなイメージで整えているのであれば、問題ありません。広い庭の一角に群生させるのが一般的です。

真夏には白いエリゲロンがピンクへと色合いが変わり、一株しか植えていないのに複数種植えたように見えます。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期・頻度

植えつけ・植え替えの時期はこれといってありません。苗が出回るのは春なので、春としましたが、蒸れる時期と暑すぎる時期と寒すぎる時期を避ければこれといった決まりはありません。

エリゲロンは根を張るスピードが速く、鉢植えにしているとすぐに根詰まりを起こします。一年に一回は植え替えをします。面倒なので庭植えがおすすめです。

用土

土質は選びませんが、出来れば水はけの良いもので植え付けします。市販されている花と野菜の培養土赤玉土鹿沼土軽石などを1割か2割混ぜて水はけを良くして植え付けします。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。

鉢の植え替え手順

春か秋に古い鉢から株を取り出し、半分ほど古い土を落として、傷んだ根をハサミで整理します。新しい鉢は2号大きいものか、同じ大きさのものを用意します。鉢の底に穴を網で塞いで、軽石を2cmしいて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。

参考:鉢の大きさ(号)と土の量

庭への植え付け手順

植え付けの一週間前に深さ15cmほど土を掘り返して、腐葉土か堆肥を足して用土とします。一週間たって土が馴染んだら、株を20cmほど空けて植え付けます。

種まき

こぼれダネで増えるくらいなので、わざわざ用土を買って苗を作る必要はないです。種子が手に入ったら生やしたい場所にまけばいいです。

管理場所・日当たり

日当たりの良い、乾燥した風通しの良い場所を好みます。半日陰でも生育はしますが、多少、花つきは悪くなります。

エリゲロンの耐寒温度はマイナス10度とかなり寒さに強く、寒冷地でも戸外で越冬します。寒冷地では冬は地上部が枯れますが、春には芽吹きます。

水やり

乾燥気味の環境を好み、水やりが多いと根腐れしますので、鉢植えの場合は年間を通して、土が乾いてから水やりをします。庭植えで環境が合っていれば水やりも日照りで無い限りはしなくても降雨だけで十分です。

肥料

エリゲロンは肥料はほとんど必要ありません。春から秋に掛けて花が咲いている時期に一ヶ月に一回か二回液肥をあげます。もしくは春と秋に一回づつ、緩効性化成肥料を少量だけやります。

葉っぱが茂るばかりで花つきが悪いと思ったら肥料を控えます。また、夏の高温時期に肥料が残っていると枯れるので、早めに肥料を止めます。固形の肥料は土に残りやすいので、初心者は液体肥料を使いましょう。

花ガラ摘み

花が終わると綿毛のついた種をつけます。翌年はこのこぼれ種から芽が出たりと、どんどん増えていきます。増えすぎても困るので、花がしぼんだら摘んだ方がいいです。

切り戻し

エリゲロンは多湿が苦手で梅雨や秋雨の時期に風通しが悪くなって傷んでしまいます(傷みますが枯れるまではいかない)。できれば梅雨や秋の長雨の時期の前に刈り込みます。

株全体を半分ほど刈り込んで、傷んだ葉をむしって、風通しよくしておきましょう。生育時期であれば多少刈り込んでも、3週間くらいで回復します。

病害虫

アブラムシ
アブラムシは枯れるほど大発生することはないですが、新芽にたかって生育不良を起こすことがあります。大量に発生したら薬剤で駆除します。

灰色かび病
灰色カビ病は低温で高湿度の状態のときに発生するカビ。風通しをよくすると、発生は抑えられるので、梅雨・秋の長雨前に株全体を刈り込んでおきます。それでも発生したら、病気部分を取り除き、廃棄し、できるなら殺菌剤を散布します。

ウドンコ病
ウドンコ病は風通しが悪いと発生します。原因の菌はどこにでもいるので、完全に予防はできませんが、一番の予防法は「株を健康に保つこと」です。健康だと発症してもいつのまにか治っています。風通し・水やり・肥料・日光などを見直して改善します。
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