ペンステモンの育て方

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ペンステモンの基礎データ

ペンステモン
科名
ゴマノハグサ科
属名
イワブクロ属
学名
Penstemon
別名
ヤナギチョウジ、ツリガネヤナギ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
上級者向け
ペンステモンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ペンステモンとは?

ペンステモン:ペンステモンとは?
ペンステモンはオオバコ科ゴマノハグサ科)ペンステモン属(イワブクロ属)の北アメリカ西部に自生する多年草。冬も常緑です。日当たりがよく乾燥した環境を好みます。初夏~秋に開花する。改良品種が進んでいて、多種・多色があり、銅葉のものがよく流通しています。

ペンステモン栽培の鬼門は夏越し。夏の暑さに弱く、寒さに強いので寒冷地に適しています。暖地は無理。中間地でも山間部ならいけます。夏越し出来ない地域なら植えないのが吉。もしくは、秋に種子を撒いて初夏まで楽しみ、夏に枯れる「秋撒き一年草」扱いが多いです。

最近はハスカーレッド・ミスティカなどの夏の高温多湿に強いペンステモン・ジギタリス園芸品種が出ているのでこれを植えるといいです。

品種

ハスカーレッド
ペンステモン:ハスカーレッド
ハスカーレッドはペンステモン・ジギタリス(Penstemon digitalis)の銅葉品種。夏の暑さや過湿には強いタイプで、一度植えて夏越しが可能な環境ならば毎年株が大きくなっていきます。通常のペンステモンに比べると夏の暑さには強いのですが、やっぱり木陰や半日陰が適しています。

初夏から夏にかけて白というか淡い紫の花が立ち上がって開花し、それが銅葉と濃い紫の茎に映えて綺麗です。草丈は1m(花茎を含む)ほど。ちょっと大きめになりますね。
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ミスティカミスティカはペンステモン・ジギタリス(Penstemon digitalis)の品種。銅葉で夏の暑さ・過湿に強い。ハスカーレッドが淡い紫の花に対して、ミスティカは淡いピンクの花が咲くという違いです。あとの性質は同じ。
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エレクトリックブルーエレクトリックブルーは青い澄んだ色合いの花が咲くペンステモン・ヘテロフィルスの品種。葉っぱは緑です。草丈は40cm前後とかなり小さくまとまります。夏の暑さは苦手で、寒冷地向けですね。
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アラベスクアラベスクは開花時期が長めなのが特徴の改良品種。花色は色々とあり、華やかです。葉っぱは緑。やはり夏の高温多湿が苦手なので、夏前に剪定して風通しをよくしておく必要があります。
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スモーリースモーリーは緑葉に濃い色合いの茎、紫に白が少し入った色の花が咲く種。草丈は60cmと通常の大きさ。大株に育ちやすく、大株になると花がたくさん咲いてくれるのが嬉しい。夏の暑さには強めです。
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水やり

ペンステモン:水やり
ペンステモンは乾燥に強く、過湿に弱いです。年間を通して、水のやりすぎに注意してください。土が乾いていたら水をしっかりとあります。土が乾くまでは水をやらないください。水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。ただ、春〜開花までの成長時期は水をよく吸い上げるので、この時期は水切れに注意してください。

乾燥ぎみに管理すると夏越しもしやすいです。

肥料

植え付け時に入れた元肥があれば、しばらくは大丈夫ですがそれだけでは不足します。生育期の春(3月〜5月)と秋(9月〜10月)に2週間に1回程度液肥を追加するか、一ヶ月に1回、緩効性化成肥料をやります。

夏はペンステモンにとってかなり厳しい時期で、夏に肥料成分が残っていると枯れやすくなります。6月以降に肥料をやらないようにし、緩効性化成肥料よりは流れ出やすくて調節しやすい液体肥料を使いましょう。
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植え付け・植えかえ・種蒔き

種まき

寒冷地では春に撒いて、そのまま宿根。寒冷地以外では秋に種子を撒いて夏に枯れる秋撒き一年草扱いが多いです。

種子は発芽率が低いです。セルトレイなどに種まき用の土か、赤玉土小粒単用を入れて、1区画あたり数粒の種子をまきます。土を被せないで日陰で、乾燥させないように水やりします。発芽の温度は18度。寒くなると発芽しないので注意です。

時期と頻度

鉢植えで根がいっぱいになった場合は、9月から10月に植え替えを行います。植え替え時に株分けもできます。夏に蒸れる原因となるので密生しないように株分けして、密度を減らしましょう。

用土

ペンステモン:用土
水はけの良い土で植え付けします。市販の土(=花と野菜の培養土など)では水はけが悪いので赤玉土を混ぜるか、赤玉土6腐葉土3川砂1を混ぜた土で植え付けをします。苗の植え付けは春です。

水はけのよい土だと夏越ししやすくなります。レイズドベッドなども検討を。

鉢植えの植え替えの手順

古い鉢から株を取り出し、土を半分ほど崩して、根を広げて植えると生育がよくなります。ペンステモンは地表近くに根を広げて呼吸しているためです。

新しい鉢の底の穴を網で塞いで、その上に軽石を入れ、用土と株を入れて、最後にしっかりと鉢底から水が出るまで、水をやって完成です。

庭植えの植え付け手順

ペンステモン:庭植えの植え付け手順
植え付けの二週間前に深さ15cmを掘り返して、苦土石灰を1平方mあたり150gほど混ぜて中和させます。一週間かけて反応が終わったら、土に腐葉土か堆肥を2割ほど追加して、化成肥料を少量入れて用土とします。一週間経って土が馴染んだら植え付けをします。

株は15cmか20cmは離します。密生すると蒸れて枯れてしまいます。夏対策にもなります。植え付けの際に土をほぐして、根を広げて植えるといいです。最後にしっかりと水をやって完成です。

管理場所・日当たり

ペンステモンは日当たりを好みますので、春は日当たりへ。多湿に弱いので、梅雨の時期は軒下に移動させます。西日が苦手。西日は高温で株に負担を掛けますので、避けます。

地植えにするのであれば、年間を通して木陰で風通しの良いところにしましょう。

夏越しについて

真夏は風通しの良い半日陰か明るい日陰へと移動させ、水やりを控えます。乾燥気味に管理すると高温でも夏越ししやすいです。ただ日本の夏はとにかく湿気が多い。暖地と中間地では夏に枯れるものですが、ハスカーレッドなど夏越ししやすい品種も出ています。

あと、可能であれば、土に川砂や軽石小粒を足して水はけの良い土に植えると夏越ししやすくなります。

越冬について

冬は戸外の日当たりで管理します。

寒さには強いため、東北や北海道では手間が掛からず、夏越しも何の問題も無く出来ます。札幌でも冬に枯れません。他の地域では無理に植えるような植物ではないです。

ペンステモンは冬の寒さに当たり、春の気温上昇を持って開花を始めるため、冬に寒さに当てる必要があります。かならず戸外で管理し、しっかりと寒さにあてます。最近では、低温にあたる必要のない園芸品種もありますが、室内で管理する意味もないので、戸外で寒さにあてましょう。

花ガラを摘む

しぼんだ花をそのままにしておくと、種子を作ろうとしてエネルギーを注いで、株が弱って、次の花が咲きづらくなりますし、しぼんだ花にカビが生えて病気の元になります。花がしぼんだらすぐに茎ごと切ってしまうか、早めに切って切り花にして飾りましょう。切り花にする場合は、水揚げをすると長持ちします。

株の根本から新しい芽が出てきて株は増えていくので、種を作らなくても株は増えます。

病害虫

アブラムシが発生します。オルトランを前もって使用していると良いです。

なぜか葉っぱを鳥に食べられる。

特徴・由来・伝承

日本ではあまり流通していませんが、ヨーロッパではガーデニング材としても、切花としても人気のある花です。日本では、夏の蒸し暑さに弱く、枯れてしまうために、一年草扱いになることが多いです。

一番上の画像はペンステモン・シャルホーゼン。シャルホーゼンはペンステモンの中では比較的高温に強いですが、それでも夏の多湿には弱く、暖地では夏に枯れてしまいます。
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鉢植え寒さに強い常緑種まき高温多湿が苦手

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