プルネラの基礎データ
科名 | シソ科 |
属名 | ウツボグサ属 |
学名 | Prunella vulgaris |
別名 | 西洋靫草 |
耐寒 | マイナス10度 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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プルネラの特徴は?
プルネラは日本(北海道〜九州)やヨーロッパ・アメリカに自生するシソ科ウツボグサ属(プルネラ属)の耐寒性宿根草。地下茎で増え、紫の花をつけます。日本に自生しているものがウツボグサで、ヨーロッパ・アメリカに自生しているものがセイヨウウツボグサです。暑さや寒さには強く、冬は霜に当たって地上部は枯れますが、春には芽吹いて毎年花を咲かせます。ただし夏の多湿に弱く、蒸れて枯れることがあります。夏は水やりを控えて、過湿を避けなくてはいけません。過湿を避ければ、十分夏越し可能です。
草丈30cm
水やり
多湿を嫌います。梅雨や秋の長雨の時期には、軒下に置いた方がいいです。長雨に当たって枯れるかどうかは土質や環境にもより、全滅するとは限りませんが、避けた方がいいです。蒸れると葉っぱが黒く変色し腐って、コバエがたかります。
鉢植えの水やり
鉢植えにした場合、土が乾燥していたら水をしっかりとやります。土の表面が乾燥して白くなってから水をやる程度でOK。乾燥気味の管理が好みですので、水をやり過ぎないように気をつけてください。夏は高温で蒸発が早く、水切れしやすいので毎日、朝と夕方の2回、水やりをします。昼に水をやると水が沸騰して根を痛めるので避けましょう。それでも水切れするようなら、半日陰に移動させて蒸発を防ぎましょう。
冬は地上部がなくなっていますが、完全に断水するのではなく、土が乾いてから数日たってから水をやる程度には水やりを継続してください。
庭植えの水やり
庭植えにした場合、植え付け直後の1週間ほどはしっかりと水やりをしますが、その後は降雨でほぼ大丈夫です。たまに土が乾燥しているようであれば、水をやってください。肥料
植え付けの際に元肥として、化成肥料を混ぜておきます。あとは葉っぱの色が悪いようなら、生育時期にあたる4月〜6月、9月〜10月に液体肥料を2週に一回やります。植え付け・植えかえ・種蒔き
時期
種でも増やせますが、一般的には春か秋に苗を買い植え付けをします。用土
土は市販されている花と野菜の培養土で植え付けします。もしくは花と野菜の培養土にパーライトを1割ほどまぜて水はけをよくしてから植えるとよりよいです。自作する場合は、赤玉土6に腐葉土3とパーライト1を混ぜたものを使います。庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を追加して、用土とします。庭土の水はけが悪いなら、川砂・軽石小粒・パーライトなどを入れて水はけをよくして植えましょう。
庭植え(地植え)
深さ20cm〜25cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割か3割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。複数株を植える場合は株同士は30cmほど空けて植えてください。
鉢植え
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて高さを調節します。株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。鉢底ネットは鉢底石が出ないようにするため。鉢底石は土が流れ出ないようにする目的と水はけをよくする目的があります。最後に水をやるのは土と根を密着させて根を広げさせるためです。
挿木で増やす
6月か9月〜10月に10cmほど切って、下葉を取り、水につけて水揚げをします。水揚げはコップなどに水を入れて、切り口を30分〜1時間ほど水につけて葉っぱの先まで水を行き渡らせる作業です。あとは赤玉土小粒を入れた挿し床を用意して、ここに挿木を刺して、乾燥しないように水やりをして、明るい日陰で管理していると発根します。発根して生育したら、ポットに植え付け、ポットで栽培して根が行き渡ったら庭や鉢に植え付けます。
管理場所・日当たり
日当たりで管理します。日光が不足すると花つき、成長にも影響します。夏の暑さにも強いです。寒さにも強く、冬は地上部がなくなりますが霜・凍結・雪にも負けません。防寒は不要です。花ガラ摘み
花が終わってきたら、花を摘んで下さい。種を作ろうとして次の花が咲きづらくなりますし、花を摘むことで摘芯になり、脇芽が出てきて株が大きくなります。病気・害虫
立ち枯れ病土中の雑菌が繁殖して、その菌が入り込んで植物の管を塞いで、枯れてしまう病気。原因は、水のやりすぎ、水はけの悪い土に植えている、風通しが悪いなどで、これらの原因を見直すをことで予防できます。
害虫
スリップス・アブラムシ・エカキムシ・ナメクジ・カメムシ・コナジラミ・ネキリムシ・ヨトウムシが発生することがあります。
特徴・由来・伝承
ウツボグサのウツボは海のギャング…ウツボではなくて、弓矢を入れるカゴのこと。よく時代劇で弓を引く人が背中に背負って弓矢を入れているアレのことです。花がそのウツボに似ていることから、ウツボグサと呼ばれています。スポンサーリンク
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