パンジー・ムーランの育て方
目次
ムーランフリル・ルージュとは?水やり肥料植え付け管理場所・日当たり切り戻しと花ガラ摘み病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- パンジー・ムーラン
- 科名
- スミレ科
- 属名
- ビオラ属
- 学名
- Viola
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ムーランフリル・ルージュとは?
ムーランフリル・ムーランルージュなどなどはイタリア・ナポリ貴族のレナート・ファラオネ・メンネーラ氏が広大な敷地を飾るために140年前に作った最古の種苗会社ファーメンが育成した中輪のフリル咲き
パンジー(八重咲ではない)。上を向いて咲き、少し香りがある。キメラ咲きで1品種の1苗で少し色合いの違う花色、形状が違う花が咲くので非常に派手。最近は単色のものもあります。単色でも一つ一つ模様が違います。
咲いた花を切花として利用できるほどに、茎がしっかりとしています。
花ガラで摘んでしまう代わりに切花として室内に飾るということも。切花にすると長く持つ。切花目的として栽培するガーデナーもいます。
育て方は
パンジー・
ビオラと同じです。
食べられる?
あんまりしないけど
エディブルフラワー(花を食べる)として利用する人もいます。別に美味しいわけじゃないです。ちょっと「食べたことがある」ってトークネタになるくらいですよ。
それに食べるためには薬剤は使ってはいけないです。また、生産農家が出荷前の栽培時点で薬剤を全く使っていないわけもなく、食べるのはおすすめしない。食べるのであれば植え付けて二ヶ月ほど無農薬で栽培して薬剤を抜いてからにしておきましょう。
品種
キャンティルージュ…ストライプが入る。フリルが強い。
バレリンルージュ…花いろに幅があり、花びらが小さめで他品種よりフリルが強い。
ピュア
テラコッタ…オレンジ系で、色合いが変わっていく。フリルは弱い。
パステルルージュ…パステル系の色合い。フリルが強い。
トリコロールルージュ…フリルが入り、花びらの裏表で色合いが違う。
ビオレッタ…フリルが入り、紫品種。
ゴールデン…フリルが入り、黄色を主として紫がかがる。
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水やり
ムーランフリルルージュは冬でも成長し、水を吸い上げるので思ったより水を吸い上げますが、とはいっても水をやりすぎると根をいためますし、夕方にやった水が朝に凍結して根を傷めるということがありますので、水のやりすぎに注意してください。また、凍結するほど寒い時期は
水やりを午前中に行うようにしてください。
肥料
市販されている
培養土で植えた場合でも、しばらくすると培養土にあらかじめ入っている
肥料が一ヶ月たつと切れて花つきが悪くなります。その後は液体肥料を10日に一回ほどやるか、一ヶ月に一回化成肥料を追加してください。追肥しないと花が止まります。
植え付け
時期
できれば10月から11月の霜が降りる直前が適しています。ムーランフリルルージュはネットなどで早くから販売していますが、あまり早く植えると「暑さ」で傷んでしまいます。霜が降りる前としたのは、あまりに寒いと人間の方が辛くて作業がキツイからです。12月以降も植え付けには問題ありません。
夏までに枯れる
一年草扱いですが、できなくもないです。挑戦するのであれば
ビオラ・パンジーの夏越しのコツを参考にしてください。
用土
市販されている花と野菜の土か、
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたもので植え付けをします。
ホームセンターやネットショップでは「
ビオラ・パンジー
専用土」というのも売っていますが、通常の培養土でもあまり変わらないです。
鉢の植え付けの手順は?
6号鉢〜
7号鉢に1苗を植えるといいです。
イラストのように鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm入れて、その鉢底石の上に
用土を入れて苗の高さを調整し、苗の地が鉢のフチから2cm下になるようにします。この2cmはウォータースペースと呼ばれる、水やりの際に水が溜まる部分です。
株を入れて、苗の株元は土に埋まらないように隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。苗の根を少しほぐすと根が広がりやすいです。
庭植えの植え付けの手順は?
庭土を深さ20cmを掘り返し、この土に腐葉土か
堆肥を2割足して、化成肥料を説明書の容量だけ入れてよく混ぜて用土とします。穴に半分戻し、苗を配置します。苗の土は少しほぐすといいです。株同士は20cmほど離してください。隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日当たりを好みます。日光が少ないと花が減るので日当たりで管理しましょう。
寒さには強いです。霜が当たっても構いませんので日光が当たる場所で管理して下さい。
切り戻しと花ガラ摘み
2月くらいまでは花が一段落したら
摘芯のための
切り戻しをし、3月以降は蒸れを予防するための切り戻しをします。
詳細は
ビオラ・パンジーの切り戻し(摘芯)のコツまとめを参考にしてください。
花がしぼんだらマメに摘みます。放置していると次の花が咲きづらくなりますし、
病気の元にもなります。早めにハサミで切って、コップなどに生けて切花として飾るといいです。
病気・害虫
冬はほとんど見られないのですが、秋と3月以降は徐々に高温になり
アブラムシ、
ナメクジ、
ヨトウムシ、灰色かび病、
コガネムシなどが発生します。春前に
オルトランを散布しておくといいですが、春になったら春〜夏の植物に植え替えるといいです。
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