ヒソップの育て方

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ヒソップ
目次
ヒソップとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
増やし方
管理場所・日当たり
病害虫
特徴・由来・伝承
関連記事
学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ヒソップ
科名
シソ科
属名
ヤナギハッカ属
学名
Hyssopus offcinalls
別名
ヤナギハッカ
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ヒソップの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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ヒソップとは?

ヒソップはシソ科ハーブ低木。越冬すると徐々に木質化していきます。葉っぱにミントのような香りがします。苗を植えるか種子から育てます。苗はほとんど見かけませんから、お店で見たらすぐ買うか、ネットで購入する方が便利です。
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ハーブティーにすることもできます。美味しいかどうかは別問題ですが、飲んだ人によると苦味があるがクセがなくて飲みやすい方とされます。ハーブティは単体で作るものではなく、複数のハーブを組み合わせて深みを出し、楽しむものなので、自分だけのブレンドを作るのもいいでしょう。ただヒソップはタンニンを含み、血圧が上がるので、高血圧の人・授乳中の人は口にするのはやめておきましょう。
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雑記

ヒソップはモンシロチョウ(アオムシ)を寄せ付けないとか、アリを寄せてブドウの収穫を増やす性質があるとか。コンパニオンプランツは劇的な効果があるものではありませんが、知っておいて損はないです。
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水やり

土が乾いていたら水をやります。乾燥を好み、高温多湿になると腐って枯れてしまいます。水は控えめにして年間を通して乾燥気味に管理します。真夏は高温多湿で枯れるかもしれませんので、梅雨前に刈り込んで風通しをよくします。

庭植えの場合はほとんど水やり不要
庭植えにした場合は、降雨だけでも大丈夫です。もともと乾燥を好み、多湿を嫌うので新たに水をやると傷むことも。しかし、あまりに乾燥が続く場合は、水をやってください。

肥料

ヒソップを植えつけるときに培養土やハーブの専用土を使った場合は、土に肥料を混ぜ込む必要はありません。自前で作った場合は堆肥を混ぜてやります。
生育期には10日に一回程度1000倍に薄めた液肥をやります。肥料は控えめにします。肥料が多いと香りが鈍くなります。
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植え付け・植えかえ

時期

植え替え・植え付けは春か秋に行います。

用土

水はけのよいアルカリ性の土を好みます。といっても無理にアルカリにする必要はなく、中性の土でいいです。市販の培養土か、ハーブの専用土で植え付けをします。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜた土を使います。

鉢植え

鉢底の穴を鉢底網で塞ぎます。その上に土の流出を防ぎ、水はけをよくするための鉢底石(軽石)を2cmほど入れます。その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水やりをします
鉢の大きさ(号)と土の量
鉢の大きさ(号)と土の量
雑学

庭植え

庭植えする場合は、前もって一週間前に1平方mあたり150gの苦土石灰を混ぜておきます。日本の土は基本的に弱酸性でそのまま植えると成長不良を起こすことがあります。また、堆肥を1平方メートルあたりバケツ半程度混ぜておきます。
ここに株間30cmほど空けて植えます。高植えにしたり、レイズドベットにして水はけよくするとよいです。
高植え…目的と手順は?
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園芸用語
レイズドベッド
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園芸用語RaisedBed花壇

増やし方

株分け挿し木で増えます
花が咲いたあとに種子が出来るのですが、これが非常に小さく収穫は難しいです。そこで増やすのであれば、挿し木と株分けで行います。挿し木は簡単に出来ますので、切り戻しの残りを土に挿すなどしてみてください。

植え替えのときに株分けも行えます。

管理場所・日当たり

日光を好みます
日光を好みます。日光が少ないと生育も鈍くなり、香りが弱くなります。

寒冷地では落葉。暖地では常緑で越冬します。
逆に高温多湿に弱く、真夏の管理に注意しないといけません。

夏越し

梅雨から夏は風通しをよく
非常によく茂るのに高温多湿に弱く、そのまま繁茂させていると蒸れて枯れこんでしまいます。これを避けるために、6月〜7月の梅雨前か後に、こまめに枯れた草を取り、密生した部分の株を取り、風通しをよくします。もしくは全体を半分ほど刈り込んで、切り戻して蒸れを防ぎます。

病害虫

ほとんどみられない。

特徴・由来・伝承

ヒソップ:特徴・由来・伝承
葉っぱがヤナギのようであることから和名はハッカヤナギ。聖書に登場するほど古くからあるハーブ。「聖なるハーブ」とされ、血液を浄化する効果があるとされていました。リキュールの香り付けに利用されて位ことでも。

花は一般的には青紫。園芸品種として白やピンクもあります。

ヒソップは聖なるハーブ
古代ヘブライ王国のダビデ王は浮気をしました。その浮気相手が身ごもってしまいます。浮気相手の夫は兵士で、ダビデはこれを戦地に送って戦死させます。その後めでたく(?)、浮気相手を妻にしました。ダビデ王はその罪についてなんら反省していなかったのですが、これを預言者に問い詰められ、悔恨してヒソップでその罪で穢れた身体を清めて下さいと神に祈ります。
まーーー、ヒソップというのは大したものですね。
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