コーカサスキリンソウの育て方…増やし方は?剪定して挿し木で増やしましょう!
目次
コーカサスキリンソウの特徴は?剪定・切り戻し挿木で株を増やしましょう管理場所・日当たり水やり肥料植え付け・植え替え病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- コーカサスキリンソウ
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- セダム属
- 学名
- Sedum spurium 'Tricolor'
- 耐寒
- マイナス5度
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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コーカサスキリンソウの特徴は?
コーカサスキリンソウは
ベンケイソウ科セダム属(キリンソウ属)のコーカサス原産の
多肉植物。赤と白の斑入りのトリカラー、斑入りの
バリエガータがあります。カーペット状に広がり、生育は遅いが、暑さ・寒さに強くて、土質を選ばず、乾燥に強く、丈夫でローメンテナンスなので
グランドカバー・屋根の緑化・ロックガーデンによく利用されています。秋になると
紅葉します。
大きく育ってくると、蒸れやすくなり、根本から腐ってきます。大きく育ったら、株分けしたり、
切り戻しをして小さくまとまるようにしましょう。
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剪定・切り戻し
徒長したり、伸びすぎたら、高さ半分ほどに切り戻すといいです。できれば春(3月〜5月)、秋(9月〜10月)の生育時期に切り戻すと、回復しやすいです。コーカサスキリンソウは強いのですがグランドカバーとしては生育が遅いので、この切った枝で、
挿木して株を増やすといいです。
挿木で株を増やしましょう
挿し木で簡単に増えます。
剪定して出た端切れから株を増やしましょう。
生育時期の春(4月前後)か秋(9月〜10月)に、切った枝の切り口を日陰で乾燥させてから土に挿して、水やらずに明るい日陰で管理します。すると根が出てきていくらでも増えます。そこまで神経質にならなくても、切ってすぐに土に挿していても何本かは根付きます。
挿木の
用土は
バーミキュライトがいいです。
管理場所・日当たり
コーカサスキリンソウは春・秋に生育するので春と秋は戸外の日当たりで、しっかりと日光に当てましょう。春・秋に日光に当てて
肥料をやって、しっかりと生育させることで、冬越しの確率があがります。
夏越し
高温には強いのですが、日本の夏の特徴である「多湿」には弱いです。夏は切り戻しをして風通しをよくし、
水やりを控えるなどして多湿対策が必要です。
越冬
コーカサスキリンソウは寒さに強く、霜や雪に当たっても枯れません。あまりに寒いと落葉し地上部がなくなりますが春にはまた芽吹きます。土が凍結するほどだと根が枯死することがあります。
水やり
庭植えの水やり
庭植えにした場合は、基本的に水やりは不要。あまりに乾燥するようなら水をやる程度にします。
鉢植えの春と秋の水やり
コーカサスキリンソウは乾燥に強く、水をやりすぎると腐って枯れます。鉢植えの場合は、土が乾いてから数日たって水をやるくらいにするか、水をやる前に鉢を持ち上げて重さを覚えておいて、鉢の中にどのくらい水が残っているか分かるようになれば、水切れ・やりすぎの失敗が減ります。
多肉植物系・
サボテン系の水やりは
初心者には意外と難しい…ムツカシイと言うよりはピンと来ないらしいです。水をやり忘れて枯れるということはほとんどないですから、葉っぱにシワがよってから水をやるという感じでも構いません。
鉢植えの夏の水やり
コーカサスキリンソウは夏の多湿に弱く、暑さで生育が止まります。
夏に水をやりすぎると蒸れて腐ってきます。土がカラカラに乾いてから水をやります。少し水を控えるか、切り戻しをしてムレを防ぎます。葉っぱに水をかけないようにすると蒸れはかなり防げます。
鉢植えの冬の水やり
冬は生育が止まっているため、水やりは控えてください。ただし、断水はせず、土が白く乾いてから数日たってから、土の表面を少し濡らす程度に水やりをするようにします。
土壌水分計で計測してから水やりをするといいです。
肥料
肥料はあまり必要としていません。肥料が多いと
根腐れする原因となったり、徒長することもあります。あまりに生育が悪かったり、肥料成分が不足して葉っぱが黄色くなるようなら、薄い液体肥料を春(4月〜5月)と秋(9月〜10月)に2週間に一回やります。
植え付け・植え替え
時期・頻度
生育する時期の春(3月〜4月)か秋(9月〜10月)に植え替えをします。
根詰まりをしたら植え替えをします。毎年植え替えることになります。
用土
サボテン・多肉植物の土で植え替えをします。自作する場合は
赤玉土3
鹿沼土3
ピートモス2
パーライト2を配合し、
ゼオライトを少し入れて根腐れを予防するとよいです。
植え替えの手順
植え替えの10日前から水やりをストップします。乾燥させておかないと、植え替え後に根腐れしやすいです。鉢から株を取り出し、古い土を払い、傷んだ古い根っこは黒く変色していますので、ハサミで切って捨ててください。
このときに株分も可能で、大株になると夏に蒸れやすいので、株分して小さくまとめるといいです。
ひとまわり大きな鉢か同じ大きさの鉢を用意し、鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、鉢底石(
軽石)を3cm〜4cmほど入れて、用土を入れて、株を入れます。必ず新しい土で植え替えてください。そのまま水をやらずに1週間ほど日陰で養生してから、水やりを再開し、徐々に日当たりに戻します。
病気・害虫
コナジラミ・
アブラムシなどが発生。コナジラミで枯れるというよりは二次被害の
スス病で黒くなってしまうので、早めにコナジラミ・アブラムシを駆除しましょう。前もって
オルトランを使っておくと大体は発生しないです。
特徴・由来・伝承
ベンケイソウ科の
多年草。
セダムの仲間というとイメージしやすいかと思います。種類によって多種多色の模様と葉色、花も咲きますし、基本的に頑健。グランドカバーに適しています。多肉植物でサボテンのような扱いです。流通するときは「セダム・ウプリウム・●●」という名前で流通している場合があります。●●に入るのは品種名です。
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