ミツバツツジの育て方

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ミツバツツジの基礎データ
ミツバツツジ
科名ツツジ科
属名ツツジ属
学名Rhododendron dilatatum
別名三葉躑躅
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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ミツバツツジとは?

ミツバツツジは日本の関東〜中部に自生するツツジ科ツツジ属の落葉低木。ツツジやシャクナゲの仲間で、紫色の花が咲き、開花後・開花途中に葉っぱが出ます。それまでは落葉するのが普通(一部に常緑のものもありますが)。四月に花を咲かせるのでインパクトがあります。栽培は難しくないのですが、挿し木接木で増やすことが出来ず、種子から育てるしかないので、流通量が少なく、幼木でも結構高い。

根が浅く、強風で倒れることがありますし、乾燥した風が根本を抜けるようだと、水切れが置きやすくなります。

酸性土壌に住むツツジ型菌根と共生して空気中の窒素を吸収します。なので中和してしまうと枯れてしまいます。

花がほぼ全滅するベニモンアオリンガの対策を早めにしましょう。
樹高2m〜3m
ミツバツツジ
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水やり

根が浅く、乾燥に弱い植物です。そこで庭植えでも鉢植えでも、年間を通して乾燥しないように水をやります。特に花芽ができる7月8月に水切れすると開花が鈍くなります。

庭植えの水やり

自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、根が浅く、水切れしやすい庭木なので、庭植えでも様子を見て水やりをします。特に夏は水切れするので注意します。

鉢植えの水やり

鉢植えであれば、夏は毎日朝か夕方に水をたっぷりとやります。春・秋・冬は土が乾いていたら水をやるようにします。水切れしやすいのですが、そうはいっても長期間湿っていると根腐れします。

肥料

花が終わってから…油粕か化成肥料をやる。開花中はやらない。あとは9月あたりに同様の肥料をやる。肥料がなくても枯れないが、あれだけ咲くには必要です。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

庭植えも鉢植えも春(3月〜5月)か秋(9月〜10月)に植えます。ただし開花しているときはしないでください。鉢植えの植え替えの目安には二年に一回。

用土

ツツジの専用土がありますので、これを利用するか、赤玉土4鹿沼土3ピートモス3を混ぜたものか、これにバーミキュライトを混ぜたものを利用します。もしくは鹿沼土7ピートモス3です。鹿沼土単用では乾燥しすぎて枯れてしまいます。

酸性の土じゃないと枯れる。庭植えする場合に庭土を苦土石灰などで中和しないようにしてください。
ツツジ用土
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庭植え

庭植えにする場合は、麻布で巻いてある部分の二倍くらいの深さの穴を掘って、土にピートモスを2割入れ、化成肥料を規定量混ぜて用土とします。

穴の半分を土で埋め、苗を置いて土で植え付けをします。このとき深く植えないようにします。幹の根本、根が出ているところが地表スレスレにします。もしくは5cm〜10cmの高植えにします。

根は地表浅くに広がります。これは地表の空気を取り入れているためで、この根が深くに埋められると呼吸が出来ずに根が腐ってしまいます。根の間に土を入れるように割り箸で土をつつきながら水をやりつつ土を入れて終了です。

鉢植え

新しい鉢を用意し、古い土を三分の一ほど落として、根の負担を減らすために地上部を半分ほど剪定してから新しい土で植え替えをします。

鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

管理場所・日当たり

日当たりでも半日陰でも育ちます。

夏の乾燥した風に根本が当たるとよく乾いて水切れがおきやすいです。土を水もちよくしていても、ある程度は乾燥します。

日当たりに庭植えすると、夏の高温時に乾燥で枯れ込んでしまう。高温・直射日光で枯れるんじゃなくて、乾燥に弱いだけ。なので株元を腐葉土やワラでマルチングして乾燥を防いで、水やりをシッカリやれば、真夏の日当たりでも枯れ込まない。

寒さにも強くマイナス25度まで耐えられます。ただし、霜柱で根が持ち上がると、根を傷めて枯れてしまうことがある。株元はマルチングをして凍結を防ぎましょう。

剪定

花が終わった直後の5月に剪定をします。ミツバツツジは剪定を控えて、自然な樹形を楽しむものです。枝が徒長したり、邪魔になったら剪定する程度です。

自然樹形ではなく、刈り込んで花をたくさん咲かせることもできます。花が終わった直後に、軽く剪定すると花芽がつきやすい。全体を軽くうっすら刈り込む。すると脇芽が出て、その枝の先に花芽がつく。「軽く」ってのが味噌ね。

剪定・病害虫

ベニモンアオリンガが発生する。ベニモンアオリンガが発生すると花がほぼ全滅するので、早めに対処します。
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