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ダンコウバイの育て方
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クスノキ科
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最終更新
2022-05-15
画像投稿
ダンコウバイの基礎データ
科名
クスノキ科
属名
クロモジ属
学名
Lindera obtusiloba Blume
別名
檀香梅・鬱金花
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ダンコウバイ(檀香梅)とは?
ダンコウバイ(檀香梅)は
クスノキ科
クロモジ
属の落葉
低木
・
紅葉
樹。クロモジと同じように枝を折ると香りがあり、爪楊枝の材料にすることもある。関東〜九州なら戸外で栽培が可能。樹高は5、6mまで生育する。春(3月)になると黄色の花が咲き、その後に葉芽が伸びてくる。葉っぱは新芽は少し赤みをおびていて
雌雄異株
でメスなら実がなります。魅力は早春の花と秋の紅葉。
モミジ
と並ぶ秋の紅葉の代表で、透明感がある黄色は人気があるが、環境があっていないと紅葉しないことがあります。
店では売ってないのでネットショップでどうぞ。もしくは造園業者に植え付けを依頼しましょう。
水やり
普通は一旦植えたら、放置で、真夏の乾燥時期に水をやる程度にします。
ダンコウバイ(檀香梅)は水辺の近くに生える植物で、多少湿った場所を好みます。
水はけ
があまりによかったり(つまり水持ちが悪い)、日差しが株もとによく当たる場所では乾燥で枯れこんできます。そういうところでは、
水やり
を増やすか、根元に
腐葉土
やバークを敷きこんで
マルチング
したり、
グランドカバー
を生やすなどして蒸散を防ぎます。
肥料
冬に寒肥として周囲に穴を掘って、
堆肥
を腐葉土を混ぜ込んでやります。肥沃な土を好みます。
植え付け・植えかえ
時期
冬の落葉時期に植えるのが適しているが、真夏の乾燥期以外なら大丈夫。
種子
から育てることもできるが、種子は雌雄の区別がつかないので、メス株が判明している
挿木
株を購入して植えましょう。
用土
土は水はけがよく、肥えた土…まぁ、常識的な範囲の水はけで普通に肥えていれば大丈夫です。
土を掘った時に水が染み出すような場所では
根腐れ
をおこします。そういった場所は避けます(ダンコウバイが多少ジメジメした場所を好むといっても、そんな土では腐ります)。
庭植えの植え付け
深さ50cm〜80cmの穴を掘り、掘り出した土に堆肥を腐葉土を2割〜3割すきこんでおきます。土に石がある場合は、出来るだけ取り除いておきましょう。
用土
を半分戻して、株を入れて、隙間に土を入れ、余った土で株の周囲に土手をつくります。その土手の中に水をためます。この水がなくなるまで待ち、なくなったら土手を崩してならして完成です。
植える時に麻布がついているなら、外すとよいが外さなくてもいい。ナイロンや針金が巻いてあるならこれは外す。
植え付け後、しばらくは根が馴染んでおらず、生育の調子が悪いのが普通です。長い目で見ましょう。特に1年〜2年は水切れに注意します。
秋に赤い実が出来ます。これを収穫して3月に蒔くと発芽して株を増やすことが出来ますが、雌雄がわからないので、普通は種子からは増やしません。
管理場所・日当たり
関東以南、関東以西で自生しています。ユーザーさんの話によると北海道南部の庭でも生育するらしいです。半日蔭を好みます。寒暖に強く、芽吹きやすく、育てるのは難しくありません。
ダンコウバイは乾燥に若干弱いです。多少ジメジメしている場所を好みます。日向だと場合によっては乾燥で枯れこむかもしれません。半日蔭が無難です。
剪定
ダンコウバイは株元から数本が立ちあがる形になります。邪魔になった枝や古い枝をさばく程度にしておいて、自然に生えるようします。その方が綺麗になります。
剪定
は落葉時期にしてください。
芽吹くのが早いので、多少強く剪定しても戻ります。
病害虫
アブラムシ
・
カイガラムシ
がたまに発生する。
オルトラン
を蒔いておくとよいが、ほとんど病
害虫
は発生しない。
特徴・由来・伝承
檀香はビャクダン(白檀)の香りのこと。実に強い香りがある。実は10月ごろに赤く熟す。葉っぱにも多少、香りがあり、もむと匂う。幹や枝を折るとやはり匂いがする。雌雄異株でその強い香りを放つ実をつけるのは当然メス株のみ。花が似た時期に黄色い花を咲かせる
アブラチャン
よりは大きめで、枯れ枝に突然黄色い花を咲かせるので目立つ。秋には黄色く紅葉する。
学名
のLinderaはスェーデンの植物学者「Linder」から。別名の鬱金花は花色から来ています。
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