胡蝶蘭の病気・害虫のまとめ

MENU
TOP>コチョウランの管理>胡蝶蘭の病気・害虫のまとめ
スポンサードリンク

胡蝶蘭の病気・害虫のまとめ

ここでは胡蝶蘭を育てる上で発生する病気についてまとめています。
まとめ
●葉っぱに病変が見えたら、すぐに病気部分を切除して、切り口に瞬間接着剤を塗って傷口を塞ぐ。
●ウィルス病になったら廃棄。
●葉っぱに異変があるときは、根に異変がないか見る。
●葉っぱの裏表に霧吹きをすることで、ハダニアブラムシ・スリップス・オンシツコナジラミなどに予防効果がある。
葉焼けは放置でいい。
●梅雨は灰色かび病に気をつける。

葉っぱに症状が出る病気

軟腐病
傷口から入って腐敗する病気。グズグズになり茶色になって腐っていきます。冬に寒さに当たって株が弱っていると、感染して症状が出やすい。予防は何より「健康」であること。症状の進行が早く、数日放置していると株全体に広がって枯死する。病気の部分を大きめに切って殺菌します。
●病気部分を切るときには、必ずハサミやカッターを消毒する。
●葉っぱの付け根まで進行していたら、その株はもう復活不能。処分しましょう。


細菌性と真菌性があり、細菌性だと臭い。細菌性の場合は殺菌にストレプトマイシン系の薬を使います。真菌性の場合は殺菌にエムダイファーやビスダイセンを使用します。傷口を瞬間接着剤で塞ぎます。塞ぐことで「次」の感染を防ぎます。

炭そ病
黒や茶色の斑点が出る病気。原因はカビ。症状が葉焼けと似ていますが、炭そ病は最初こそ葉焼けと似ていても、炭そ病は病気部分が黒褐色になって仕舞うのに対して、葉焼けは最初こそ黒褐色になってもその後は白く変色するという違いがあります。斑点部分を大き目に切って殺菌する。ジマンダイセン水和剤・ダイセン・ダコニールなどで殺菌してください。傷口を瞬間接着剤で塞ぎます。
●病気部分を切るときには、必ずハサミやカッターを消毒する。
●ただし炭そ病は株が弱って発病するもので、そのきっかけが葉焼けということもよくある。



斑点が出る
斑点が出た場合、実際にはどれが原因か…どの菌が原因なのか、よく分かりません。分かりませんがとにかく斑点部分を切除して、これ以上の病気の進行を防ぎます。多くの細菌に効果があるエムダイファーを利用するといいです。傷口を瞬間接着剤で塞いで次の感染を防ぎます。
●病気部分を切るときには、必ずハサミやカッターを消毒する。

スポンサードリンク

株全体の病気

立ち枯れ病
立ち枯れ病には二種あって、一つはリゾクトニア菌です。リゾクトニア菌は根を腐らせ、株に水が供給されなくなり、枯れていきます。対処としては腐った根を切り落とし、乾燥させてから植え替えることです。リゾクトニア菌の症状としては、水をやっても水をやっても、葉っぱが萎れていくというもの。というか、単なる根腐れです。水のやりすぎです。水やりにちゃんとメリハリがあれば大丈夫です。リゾレックス、バリダシン、モンセレンを散布して予防します。

もう一つはフザリウム菌。
フザリウム菌は葉っぱが黄色くなり、しおれていきます。原因はやはり水のやりすぎ・風通しの悪さ。水を受け皿にためていると、そこから菌に感染していきます。受け皿の水を捨て、台の上に置くか、吊るすなどして、風通しの良い場所で管理することで予防できます。予防治療にタチガレン、リドミル、トップジンMなどを利用します。
●どちらにしても葉っぱの根元の株まで病変が起きていたら諦めたほうがいい。

ウィルス病
ウィルスは「菌」よりもはるかに小さいものです。抗生物質や薬剤は効きません。白く変色して胡蝶蘭のウィルス病はいろんな症状がありますので、ネットで画像検索して調べてください。ウィルス病は一度感染すると治療はできません。アブラムシやハダニなどの汁を吸う害虫が株から株に移ったら、健康な株まで感染します。温室などで多くの植物を育てている人は特に注意しましょう。感染がわかったらすぐに株を廃棄します。即です。焼却処分にするべきです。人にも譲らないように。
スポンサードリンク

花の病気と害虫

灰色かび病
ツボミが感染し、花にシミがつく病気。原因はボトリチス菌。
気温が最低気温18度以下、湿度の高い状態…ほぼ100%になると胞子を撒き散らして広がります。
湿度が90%以下でかなり予防できる。
発生した花の病気部分は治療できない。
病気が発生した部分は切り落とし、焼却する。
●日本人の感覚として冬は湿度が低いのですが、胡蝶蘭を育てるにあたって、加湿器をかけ霧吹きをしていると、湿度があがりやすいです。湿度計をよく見て極端に湿度が上がらないように気をつけます。
●一般家庭では、春から秋に加湿していると発生する。特に梅雨に発生する。家庭で育てていて6月に開花することもある。除湿機かクーラーなどで除湿すると良い。

コナダニ
コナダニはジメジメした場所を好み、光の当たるところにはいません。鉢の中の水苔の中にいます。肉眼では見えませんがルーペを使えば見えます。普段は胡蝶蘭の汁を吸ったりはしないのですが、蕾(ツボミ)の中に入り込んで、そこで動き回るために、ツボミからエチレンガスが発生し、蕾が黄色く変色して落ちてしまいます。蕾が根元に近い方から順に黄色く変色して落ちていきます。モレスタン・ケルセン乳剤・ペンタックなどを散布して駆除します。
スポンサードリンク

害虫

ハダニ
胡蝶蘭の葉っぱなどに白い糸が見えたらハダニです。8月などの高温で乾燥する時期に発生します。ただし温室で育てているならば一年中発生する可能性があります。ダニはそもそも「蜘蛛」ですから、白い糸を出します。見つけ次第、薬剤(ケルセン乳剤、テルスターなど)を散布します。ハダニは乾燥すると発生しやすいので、霧吹きで葉水をすることで予防できます。

カイガラムシ
葉っぱの裏などに白くて硬いものが見えたらカイガラムシです。カイガラムシは見つけ次、歯ブラシなどでこそぎ落としてしまいます。カイガラムシの成虫は薬剤がほとんど聞きませんから、こそぎ落とすしかないです。濡れたティッシュで拭います。かつてはハブラシでこそぎ落としていましたが、歯ブラシだと葉っぱに傷がつきます。濡れティッシュで拭いきれないところは、綿棒で除去します。
カイガラムシも葉っぱに霧吹きで葉水をやることで予防できます。
●白いと書いてありますが、茶色い「カタカイガラムシ」というのもいます。対処方法は一緒です。
●成虫には薬剤が効きませんが、幼虫には効きます。
●成虫がいるということは幼虫がいると考えてください。よって成虫のカイガラムシを全てこ削ぎ落とした上で、幼虫や卵を殺す薬剤(スプラサイト、オリオンなど)を散布してください。


アブラムシ
アブラムシは一匹のメスから一ヶ月後には一万匹に増えます。早めの駆除が何よりです。薬剤(テルスター・オリオン・アドマイヤーなど)を散布してください。アブラムシは光を嫌いますので、近くにキラキラしたものがあると近寄りません。

スリップス(アザミウマ)
春から秋にかけて発生します。これも乾燥を好むので葉っぱに霧吹きで水をやっていると予防ができます。葉っぱの汁を吸い弱らせるので、見つけ次第、アドマイヤー・アセフェート水和剤(オルトラン)などを散布して駆除します。

ダンゴムシ
ダンゴムシは水苔を食べますし、根も食べます。ダニやカイガラムシほどに胡蝶蘭にダメージを与えませんが、ルックスがアレです。胡蝶蘭の手入れをするのが嫌になるので、薬剤で駆除します。もしくは、植え替えをして完全に除去します。

オンシツコナジラミ
葉っぱに触れたら、白いものがフワフワと飛んでいたらコレです。
薬剤を散布して早めに駆除します。オンシツコナジラミは外部からも飛んでくるし、他の植物に付着したものからも移動してきます。発生は全く珍しくありません。葉っぱの裏に潜んでいます。葉っぱの裏にも霧吹きをすると一定の予防効果がある。薬剤はアクテリック乳剤、オルトラン液剤、ベストガード粒剤、アドマイヤー水和剤などです。

ナメクジ・カタツムリ
夜の間に、葉っぱの新芽や、花芽の柔らかいところを食べます。胡蝶蘭は葉っぱの生育が遅いので、そんなことをされるとエライことです。室内では滅多に発生しません。ナメクジが発生したら、誘引剤などで殺します。誘引剤はホームセンターで売ってます。

コバエ
コバエ自体が胡蝶蘭を食べることはないんですが、蕾に当たって蕾が変色して落ちることがあります。駆除したほうがいいです。コバエの原因は根腐れです。根腐れの方が問題なので、水やりの頻度や環境を見直し、植え替えの際に腐った根を落としてしまいましょう。
スポンサードリンク

その他

葉焼け
葉焼けは直射日光で葉っぱの細胞が死んだり、葉緑素が抜ける症状のことです。一日で症状が出ます。最初は茶色くなったり黒くなったりしますが、最後には葉緑素が抜けるので「白く」なります。本来は放置していても問題ありませんが、葉焼けがひどくて傷になっていると傷口から雑菌が入って病気になるので、傷を大きめに切除して瞬間接着剤で傷口を塞ぎます。
●病気部分を切るときには、必ずハサミやカッターを消毒する。

スポンサードリンク

SNS Button

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

不具合報告はこちら

情報が間違っている場合は報告をお願いします。
▼内容

コチョウランの管理の仲間


コチョウランの管理の仲間の一覧はこちらから
スポンサードリンク
管理用リンク
管理用