ダンスパーティーの育て方
目次
ダンスパーティーとは水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アジサイ・ダンスパーティー
- 科名
- アジサイ科
- 属名
- ハイドランジア属
- 学名
- Hydrangea
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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ダンスパーティーとは
ダンスパーティーは
アジサイ科ハイドランジア属の
低木の
ガクアジサイ(
額紫陽花)の八重咲きの
園芸品種。花いろは淡い青から、濃いピンクまでpHの変化によってかなり変わります。
土が
酸性(pH5)だと青、土が中性・
弱酸性(pH6.5〜7.0)になっていくとピンクになります。
栽培についてや、ガクアジサイの別品種などは
ガクアジサイも参考にしてください。
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水やり
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は水切れに注意します。
アジサイの
学名は
ハイドランジア…語源は水の器です。とても水を欲しがり、水が切れるとすぐにシワシワになってしまいます。底面給水(鉢の底に水が溜められるタイプのもの)の場合は、鉢の底に水が絶えず溜まっているようにします。
春から秋は土が乾く前に水をやるようにします。
参考:
アジサイの夏の水やり・乾燥対策…腰水など鉢植えの水やり
庭植えならば、極端に
水はけがよくない限りは降雨だけで十分水は足ります。あまりに夏に日照りが続くときは水をやってください。
肥料
庭植えなら2月、鉢植えなら3月に緩効性化成
肥料を一回。
花芽ができる7月〜8月に同様に緩効性肥料をやるといいです。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
乾燥が苦手なので、植え付け・植え替えは梅雨前後にするといいですが、強い植物なので真夏(8月)と真冬(12月〜2月)でなければいつ植え替えをしてもいいです。
鉢植えの場合は、毎年一回り大きな鉢に植え替えをします。根が詰まってしまうと、水切れしやすくなります。ただでさえ水切れしやすいので、出来るだけ植え替えをしましょう。
用土(pHと花いろ)
用土は
培養土(pH7.0)を使うか、アジサイの土を使います。アジサイの土は花いろに合わせてpHが調節してあるので「したい色」に合わせて、使い分けましょう。ちなみに土のpHが中性(pH7.0)か弱酸性(pH6.5)でピンクや赤になり、酸性(pH5.0〜5.5)になると青色になります。青といっても真っ青というわけではなく淡い青でかわいいです。
庭植えにする場合で、青にするにはかなり酸性にしないとならず、青にしたいならミョウバンをまいて土を酸性にするといいです。
庭植え
とにかく水切れしやすいので、これを予防するためにも庭植えします。
庭土を30cm〜40cmほど掘り返して、花いろが赤・ピンク系なら
苦土石灰を1平方mあたり100g〜150gを入れて中和させておきます。中和反応は1週間ほどかかるので、苦土石灰を入れた場合は1週間以上経ってから、
腐葉土か
堆肥を掘り出した土に対して3割ほどの割合で追加して、化成肥料を規定量入れて、用土とします。花いろを青にしたい場合は、
鹿沼土や
ピートモスを加えて酸性に調節します。
土を半分穴に戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。
鉢植え
現在の鉢から抜いて、古い土を少し落として、地上部の葉を整理し、新しい鉢に植え替えます。新しい鉢の底の水抜きの穴をネットで塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を入れ、用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
管理場所・日当たり
年間を通して
半日陰の場所で育てます。春や秋は日当たりでも良いのですが、夏の直射日光には葉っぱが焼けてしまいますし、耐陰性があり、少々日当たりが悪くても成育しますので、年間を通して半日陰になる場所で管理・植え付けをします。
寒さに当たると葉っぱが落ちて、枝だけになりますが、そのままにしておきます。すでに花芽が出来ていますので
剪定すると花が咲かなくなることもありますが、どうにも邪魔なら切りましょう。
剪定
アジサイの花芽は8月以降にでき、これ以降に剪定すると翌年の花を落とすことになるので、7月中に剪定するようにします。剪定の詳細は以下のページを参考にしてください。
病気・害虫
環境が適していて株が健康であればほとんど病
害虫は見られないですが、
カイガラムシ、
アブラムシ、
コガネムシ、
ウドンコ病、
モザイク病(
ウィルス病)、斑点病、
炭そ病が発生することがあります。
特徴・由来・伝承
2008年あたりから、よく目にするようになったガクアジサイの園芸品種。淡いピンクの装飾花が、踊っている……と見立てたのでしょうね。中央の花も淡いピンクでガクアジサイなのに、ボリュームがあるように見えます。ギフトとして人気があります。育て方はアジサイと同じです。
画像はピンクではなく青。他に濃いピンクというか赤に近いものもあります。
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