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ダニカ(ニオイヒバ)の育て方

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目次
ニオイヒバ・ダニカの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
栽培可能地域
管理場所・日当たり
病害虫
剪定・切り戻し
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学名などの基礎データ
ニオイヒバ・ダニカの植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。x最終更新
植物名
ニオイヒバ・ダニカ
科名
ヒノキ科
属名
クロベ属
学名
Thuja occidentalis 'Danica'
別名
グロボーサダニカ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ニオイヒバ・ダニカの特徴は?

ダニカはヒノキ科ニオイヒバ園芸品種。常緑低木針葉樹コニファー)。香りがあり、葉っぱに触れるとスっとした甘い香りがします。葉色は濃い緑で艶があり、冬(11月〜3月)は若干枯れたような褐色になるが、春にはまた色合いが戻る。剪定することで枝が分かれて葉っぱが出て葉が密になる。一般的なコニファーのように円錐形にならず、球状に成長し、使い勝手のよい庭木。狭い場所にも植えられ、大きくなり過ぎないのも嬉しいです。

生育が遅く、1年で樹高が10cmほどしか生育せず、増えにくいため、あまり流通(生産)しておらず、小さな苗でもそこそこの価格です。鉢植えでも庭植えでも育てられますが、管理が楽なのはやっぱり庭植えです。
樹高1m
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水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。水が切れると葉先から枯れ込んでくるので、その場合は水やりの頻度を調節してください。植え付けして一年か二年は根が張っていないので水を吸い上げる力が弱く、水切れが起きやすいです。庭植えでも植え付けして二年以内は様子を見て水やりをしてください。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。

肥料

庭植えの場合は、二月に寒肥として緩効性化成肥料油粕をやる。化成肥料であれば、周囲にまきます。もしくは、株の周囲に深さ20cmの穴を数カ所に掘って油粕を埋める。また10月に同様に肥料をやる。肥料が切れると葉色が悪くなり、枝葉がまばらになりますので、追肥はしっかりとしましょう。

2月の肥料は新芽のための肥料でこちらがメインで10月はそれまでに消費した栄養を補給するもので、補助的な肥料と考えてください。

鉢植えの場合は3月と10月に肥料をやる。
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植え付け・植えかえ

時期

根をいじらないのであれば、季節は選ばない。一番適しているのは梅雨前後。鉢植えの場合は2年か3年に一回は植え替えをする。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を追加して混ぜて用土として使う。

庭植え

深さ40cm〜50cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、水やりをしつつ隙間に土を入れます。余った土で、株の周囲に土手をつくり、そこに水をたっぷりとためます。水が吸収されて引くまで待ち、引いたら土手を崩してならし、完成です。

鉢植え

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より現在よりも一回り大きな鉢を用意します。株の根をいじらず土を崩さずに植えるようにする。鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

同じ大きさの鉢に植え替える場合は、土を三分の一ほど落として、地上部も剪定して小さくしてから植える。土を落としてから植えると回復するまで生育不良を起こすので気ながに管理する。

栽培可能地域

九州・中国・四国・関西・中部・関東・関東北部・東北・北海道南部になら庭植えは可能。鉢植えにして冬は室内に取り込むのであれば北海道北部でも栽培は可能です。
自分の地域で育てられるのか分からないときに読むページ

管理場所・日当たり

日当たりを好み、日当たりが悪いと葉色が悪くなり、艶が鈍くなるので日当たりで育てるようにする。

耐寒温度はマイナス15度。ニオイヒバがそもそも日本に自生する植物なので、夏の暑さも冬の寒さにも強い。

病害虫

基本的に病害虫には強い。それでも若干発生する。コガネムシミノムシハダニアブラムシカイガラムシスス病など。
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剪定・切り戻し

放置していても球形に育つので、基本的に放置でもいいが、一年に一回程度…11月〜3月に枯れた枝を落とし、樹形を見出す徒長枝や変な方向に伸びた枝を落として、全体を剪定しておくと枝分かれして葉っぱが密になる。剪定するときは枝に葉っぱが残るようにする。枝に一枚も葉っぱがないと新しい葉や枝が出てこず、枯れてしまうことがある。

秋に枯れた葉を落とす

秋になると内部の幹の近くの葉っぱは茶色く枯れこむ。これは病気ではなくて生理現象で気にしないでもいいが、そのままにしていると新しい葉っぱが出てこないし、葉が腐って病気の元になることもあるので、できればむしり取る。軍手でこすれば簡単に取れます。
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