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ヤングスタウンの育て方
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ヒノキ科
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x最終更新
2023-12-02
画像投稿
ヤングスタウンの基礎データ
科名
ヒノキ科
属名
ビャクシン属
学名
Juniperus horizontalis 'Youngstown'
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ヤングスタウンとは?
ヤングスタウンは
ヒノキ科
ビャクシン
属のアメリカ
ハイネズ
(アメリカ
ハイビャクシン
)の
園芸品種
。アメリカハイネズのプルモーサの枝変わり品種。なので「プルモサ・ヤングスタウン」という書き方をされることもある。
矮性
(樹高50cm)の常緑
低木
で
針葉樹
(
コニファー
)。春から秋は葉っぱが明るい緑で冬になると
紅葉
して赤・紫になる。最初「盃」型というか、ホウキをひっくり返したような伸び方をするが、その後、枝が自重で垂れて匍匐して広がっていく。
グランドカバー
などに利用される。
ビャクシン属は
赤星病
の中間宿主で自治体によっては栽培を禁止している。
ちなみにヤングスタウンはアメリカのオハイオ州の都市の名前。
樹高
50cm
直径
2m
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最初に簡単にまとめ
●ヤングスタウンはヒノキ科ビャクシン属アメリカハイネズの園芸品種。
●庭植えにすれば植えっぱなし。
●一年で30cmほど生育する。匍匐するタイプとしては生育が遅いのであまり流通していない。
●ビャクシン属は自治体によっては栽培そのものを禁止している地域があるので、自治体の条例やHPをチェックしてから植え付ける。
水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。ただし植え付けして一年か二年は根が土に張っていないので水を吸い上げる力が弱く、水切れが起きやすいです。庭植えでも植え付けして二年以内は様子を見て
水やり
をしてください。特に一年目の夏は注意しましょう。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。土が常時濡れているようだと寝くされするので土が乾いてから水をやるようにします。
冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。
肥料
庭植えの場合は2月に寒肥として緩効性化成
肥料
か
油粕
をやる。また9月にも肥料をやる。肥料が不足すると葉っぱが減って色合いが悪くなります。
鉢植えの場合は3月と9月に緩効性肥料(化成肥料)をやる。鉢のフチに置いてください。
植え付け・植えかえ
時期
新芽が出る前後の3月から5月に植え付け・植え替えを行う。鉢植えは主に土の劣化予防のために2年か3年に一回植え替えをします。
用土
水はけ
良い一般的な花と野菜の
培養土
で植えるか自作する場合は
赤玉土
小粒6
腐葉土
4を混ぜたものを使う。庭土に3割ほど腐葉土か
堆肥
を追加して混ぜて
用土
として使う。
鉢植えの植え替えの手順は?
鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから
軽石
を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて隙間に土を入れていく。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
●土は落とさないほうが良い。根がいじらないほうが良い。どうしても土を落とす場合は地上部を
剪定
して、根の負担を減らす。根をいじると回復まで時間がかかるので、覚悟をする。
●庭植え推奨。
庭植えの植え付け
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
●株同士は50cmから60cmは空ける。直径2mまで生育するのでそれ以上空けてもいいが、一年で30cmほどしか生育しないので時間がかかる。
株の増やし方
元気の良い、葉っぱの綺麗な枝を10cmほど取り、切り口側の葉っぱを取り除き、赤玉土単用の苗床を作り、そこに切り口を土に埋めておき、日陰で乾燥しないように管理していると発根する。発根材を塗ると成功率が上がる。発根までは一ヶ月か二ヶ月ほど。発根したら鉢か庭に植え替える。
管理場所・日当たり
日当たりを好むが、
半日陰
でも問題なく育つ。
夏の暑さには強いが、葉っぱが密だと夏の蒸れに枯れこむことがある。枯れこむならば、枝をさばいて風通しをよくする。
樹高が低すぎて、枝に土がかかる。それで葉っぱが枯れこむことがある。土を払い落としてください。
耐寒温度マイナス20度くらい。北海道でも戸外で越冬する。
病害虫
赤星病
・
ハダニ
・
アブラムシ
・
カイガラムシ
・
スギドクガ
など。
赤星病はナシなどの果実に感染して被害を与えるため、自治体によってはビャクシン属の栽培を禁止している。調べてから植え付けるようにしてください。
剪定・切り戻し
剪定は三月から五月が剪定の適した時期。
最初は盃型に伸びるが、その後生育していくと、自重で匍匐する。樹形を気にしないでいいから、剪定はしないでも問題はない。枝を切り戻すと脇枝が伸びて葉っぱが密になって非常に綺麗。ただ、葉っぱが密になると夏に蒸れて枯れこむことがあるので、様子を見つつ調整する。
●剪定をするときは切り戻す枝に葉っぱが残るように剪定すること。葉っぱが一枚もない枝からは新しい葉っぱや枝が出ず、枯れてしまう。必ず葉っぱが残るように剪定する。逆に不要な枝は、枝分かれしているところからバッサリと切る。
参考リンク
枝の種類(剪定の基礎知識)
コニファーを金属のハサミで切ると切り口が茶色になる?
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