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フジマメの育て方

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フジマメ
目次
フジマメとは?
管理場所・日当たり
種まき時期
用土
年間の作業
病害虫
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学名などの基礎データ
フジマメの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
フジマメ
科名
マメ科
属名
フジマメ科
学名
Lablab purpureus
別名
藤豆
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
上級者向け
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フジマメとは?

フジマメはマメ科一年草扱いの野菜。寒さで枯れるので日本では一年草扱いですが、本来は多年草。関西ではフジマメをインゲンマメと呼び、インゲンマメを三度豆(サンドマメ)と呼ぶ。花が藤色でサヤまで熟すと藤色。白い花の藤豆もある。ダラマメ・加賀ツルマメ・千石豆(センゴクマメ)など別名が多い(記載していない名前も非常に多い)。

一般的には若いサヤを食べるが、完熟した種子(豆)も食べられる。若いサヤには毒はないが、完熟した豆には毒があり、処理が必要。

育て方はインゲンマメに近いが、インゲンマメが夏の暑さで夏に花が落ちるのに対して、フジマメは夏も開花してサヤを作るので収穫可能です。
草丈2mから5m
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最初に簡単なまとめ

●フジマメはマメ科フジマメ属の一年草扱いの野菜。
●関西ではインゲンマメと呼ばれる。他に別名が多い。
●5月前後に種まき・植え付けをして、6月7月に開花して収穫が始まる。
●インゲンマメが夏の暑さで弱るのに対してフジマメは夏も収穫ができる。
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管理場所・日当たり

日当たりを好む。日光が当たらないと生育不良を起こして開花が鈍くなる。生育温度13度から28度と高温を好む。夏の暑さに強くて、インゲンマメが夏に暑さで弱るのに対してフジマメは問題にしない。グリーンカーテンにフジマメを使う人もいる。

種まき時期

発芽温度18度から24度。種まきは霜が降りなくなってから。4月下旬から5月が種まきの適した時期。

用土

酸性土壌が苦手で庭(畑)で栽培するなら、植え付け二週間前に深さ30cmを掘り返し、苦土石灰を1平方mあたり150gほどを入れて混ぜて中和する。植え付け二週間前に中和した土に2割ほど堆肥を追加(1平方mあたり堆肥2kg)してよく混ぜ、化成肥料を50g入れて用土とする。。1条なら畝幅80cm、2条なら畝幅120cm、高さ10cmから15cmの畝を作り、株間を40cm空けて植える。
●30cmと深く耕すことで根を張り、大きくなる。

連作障害を起こし、過去3年か4年、マメ科植物を植えていない土で植える。

年間の作業

育苗→苗を植える(4月5月)

ポット苗作り
畑に直播して栽培してもいいが、直播すると鳥に食べられることが多いのでポット苗を作ってからの方が効率はいい。

3号のポットに土を入れて、種子を2粒か3粒入れて土を2cmかぶせて、水をやる。ポットに不織布をかぶせておくことで、鳥避けと乾燥対策になります。発芽して本葉が出たら間引いて一本仕立てにする。
苗を植える
鉢なら10号鉢に苗を一つ。プランターなら苗一つか二つを植える。庭(畑)植えの場合は畝(高さ10cmから15cm、幅80cm)を作り、40cmから50cm間隔で植えていく。

庭(畑)に直播(4月から5月)

用土の項目を参考にして用土を作り、畝(高さ10cmから15cm、幅80cm)を作る。畝の中に40cmから50cmごとに直径6cm深さ2cmの穴を作り、そこに3粒から4粒の種子を入れて、土を被せてたっぷりと水をやる。あとは乾燥しきらないように管理する。発芽まで一週間。本葉が生えたら、一本間引いて、3枚になったら一本間引いて、本葉が4枚になったら一本仕立てにする。
●鳥・ナメクジに食べられるので、その予防と乾燥対策で不織布をかぶせているとよい。

支柱・ネットを立てる(5月6月)

支柱に絡ませる。支柱を立てるときに根を傷つけると生育不良を起こすので、早めに支柱を立てた方がいい。草丈が20cmまでに立てる。支柱は2m以上のものを用意する。もしくはネットを張る。

追肥(6月から9月)

開花し始める頃から追肥を行う。畝に化成肥料1平方mあたり30gほどを撒いて、土寄せをする。周囲の土をクワやシャベルでかぶせる。フジマメはマメ科で空気中の窒素を土に取り込むので、肥料過多になりやすい。肥料過多になるとツルボケ(=葉やツルが伸びるばかりで花が咲かない状態)になりやすいので、肥料は控えめがコツ(30gは控えめな量)。
●サヤの様子を見て、開花後も継続して二週に一回程度、化成肥料30gを追肥する。ただし、ツルボケに注意する。
●インゲンマメは夏に暑さで花が落ちて収穫できなくなるが、フジマメは夏の暑さに強く収穫可能。よって、肥料が切れるとサヤの生育が悪くなる。

摘芯・切り戻し(7月)

支柱よりも長くなり、余ったツルが支柱の上で絡み合って重くなる。バランスが悪くなって倒れることもあるので、支柱の長さを超えたところで摘芯する(支柱からはみ出たツルは切ってしまう)。
●摘芯・切り戻しをすることで脇芽が出てくる。邪魔なら、その枝も切ってしまう。
●摘芯すれば脇芽が出て、葉っぱが増える。肥料が多くツルボケするようなら摘芯して脇芽を出させて、肥料を分散させることで、ツルボケ予防も可能。

収穫(7月から10月)

フジマメは一般的に若いサヤを食べる。開花後5日から10日ほどで収穫する。早く収穫すると風味が薄く、熟すとサヤが硬くなり、豆が大きくなっておいしくない。
●早めに収穫することで、次の花が咲き、結果的に収穫が増える。

病害虫

カメムシハダニアブラムシウドンコ病炭そ病灰色カビ病・立枯病など
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