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美女撫子(ヒゲナデシコ・アメリカナデシコ)の育て方

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美女撫子
目次
美女撫子(ビジョナデシコ)とは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
病気・害虫
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学名などの基礎データ
美女撫子の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
美女撫子
科名
ナデシコ科
属名
ナデシコ属
学名
Dianthus barbaltus
別名
ヒゲナデシコ、アメリカナデシコ
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
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美女撫子(ビジョナデシコ)とは?

美女撫子(ビジョナデシコ)はナデシコ科多年草。ヒゲナデシコ・アメリカナデシコとも呼ばれます。ある程度成長した株が低温に当たると、花芽をつけます。でも低温に当たらなくても、花芽を付けるタイプの美女撫子もあります。これは四季咲きダイアンサス(四季咲きナデシコ)、もしくは単にダイアンサスと呼ばれます。四季咲きナデシコ・テルスターを参考にしてください。

秋に種を撒いて翌年の春に花が咲くことから、2年草と言われることもあります。本来は毎年咲くのですが、真夏の暑さと多湿によわくて、枯れることが多いですが、夏越しは十分可能です。
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美女撫子(ビジョナデシコ)は日本に昔から見かける園芸植物ですが、原産地はヨーロッパ。切り花としても流通しています。花のフチがヒゲのようでもあるので、ヒゲ撫子とも呼ばれます。美女撫子の園芸品種の一つがテマリソウとして流通しています。

別名でアメリカ撫子とも呼ばれるのはヨーロッパからアメリカに伝わり、それが日本に渡来したため。撫子は「撫でたくなるくらいかわいい子」という意味。
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庭植えの場合は、乾燥時期でなければ水やりは不要。

鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやる。比較的乾燥に強く、多湿に弱いので、水のやりすぎには注意する。長期間土が濡れている状態が続くと根が腐って枯れる。

受け皿の水は捨てる。
気温が15度〜20度になる時期(春や秋)に週に一回か、2週に一回ほど薄い液体肥料をやると生育がよくなる。

ただし、窒素分の多い肥料をやったり、肥料そのものが多すぎると葉っぱが茂るばかりで花が咲かなくない。植物は危機感を感じると咲きやすいので肥料が多いと開花は鈍くなりがちです。葉っぱがたくさんあるのに全然花が咲かないなぁ、と思ったら肥料をストップしましょう。
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植え付け・植えかえ・種蒔き

夏越しした株は涼しくなった9月〜10月に植え替える。苗は冬に流通するのでこれを鉢に植え付けます。種まきも同様に9月〜10月に行います。
種蒔きは秋に行います。

発芽温度は20度。種子が小さいので箱まきにします。苗床トレイなどを用意し、種まき用土を入れ、種をまきます。タネの上に土を5mmほどの厚さで軽くかぶせ、あとは明るい日陰で乾燥しないように水をやっていると1週間で発芽します。発芽して本葉が3枚になったら、鉢や庭に植え付けます。
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用土は一般的な花と野菜の培養土か、そこに赤玉土か川砂かパーライトを1割ほど混ぜて水はけをよくしたものだと、水はけがよくなってより適しています。自作する場合は、赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。
品種によって大きさは違いますが、現在の鉢より一回りほど大きな鉢に植え付けます。ポット苗を植える場合は最初は6号に1苗、65cmの横長プランターに3苗を目安にしてください。

鉢底の穴に鉢底網を敷いて、その上に鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど敷き、その上に用土を入れて苗を置いて、隙間に用土を詰めていきます。鉢をトントンと揺らすと隙間ができるので土を詰めます。最後に水をやって完成です。苗は多少ほぐしてあげると根が広がりやすくなります。

植え替えの時に株分けも可能で、3芽ほどづつになるように分けてそれぞれを植え付けます。
戸外の日当たりか半日陰で管理します。やっぱり日当たりがいい方が花付きがいいのでできれば秋・冬・春は戸外の日当たりで管理しましょう。
寒さには強く関東以西であれば問題ありません。霜に当たっても枯れません。土が凍るほど寒い寒冷地であれば鉢植えにして室内で管理するのが無難です。

流通している撫子のほとんどが四季咲きなのですが、本来の美女撫子は寒さにあたって花芽をつけるので、四季咲きでない場合は、花を咲かせるためには、寒さにあててやらないといけません。冬は戸外で管理してください。
美女撫子は高温多湿に若干弱く、真夏は半日陰・日陰に移動させて風通しよい環境でないと弱ってしまいます。半日陰で過湿にしなければ夏越しは十分可能です。
アブラムシハダニ
小さな虫でどちらも爆発的に増える。発生したら早めに取り除かないと被害が甚大になります。ハダニは葉っぱに水をかけることで予防できるし、アブラムシやウドンコ病も同様。できれば植え付けの際にオルトランを混ぜておくといいが、オルトランは耐性がつきやすいので、他の薬剤も併用しましょう。

ヨトウムシ・芋虫
土中に潜み、夜になると葉っぱを食べるので「夜盗虫」と呼ばれる、蛾の幼虫。被害があるのに、犯人が見つからず、大きな糞が見られるならヨトウムシです。芋虫系が見られたら1匹だけなら取り除き、数が多いなら薬剤を散布します。

ウドンコ病
白い粉を吹くカビの一種で、乾燥すると発生しやすい。また、株が弱ると発生しやすいので健康に管理することが一番のコツです。

斑点病
雑菌が繁殖すると斑点が見られる。土を水はけよくし、水やりを控えると予防できます。
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